ブライン液は洗い流す?漬け込みすぎたら?正しい時間やリメイク方法も紹介!
ブライン液の正しい漬け込み時間を知っていますか。漬け込みすぎた時に洗い流すのはNGでしょうか?今回は、ブライン液に漬け込みすぎた時の対処法や、〈豚肉・唐揚げ〉など別の正しい漬け込み時間を紹介します。ブライン液に漬け込みすぎたお肉のリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ブライン液に漬け込む時間は?間違えた時は洗い流す?
肉を驚くほどジューシーにしてくれると注目を集めているのが、ブライン液です。牛肉や豚肉、鶏肉を調理する時に便利なブライン液ですが、使い方が気になるという人も多いでしょう。今回は、ブライン液を漬け込む適切な時間や、間違ってしまった場合の対処法を紹介します。
ブライン液に漬け込み時間を間違えた時の対処法は?洗い流す?
牛肉や豚肉、鶏肉を柔らかく仕上げてくれるブライン液ですが、漬け込み時間を間違えてしまったという経験をした人もいるでしょう。漬け込み時間を間違えてしまった場合、どのような対処をするべきか解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ブライン液につけすぎた肉を洗い流すのはNG
ブライン液に漬け込みすぎたといって肉を洗い流すのは控えましょう。ブライン液に漬けた肉を洗ってしまうと水分が衣類やシンクに付着し、菌が繁殖してしまいます。菌が増殖すると食中毒を引き起こしてしまう可能性があるので、洗い流さずそのまま使用するようにしてください。
対処法①お肉を水に浸ける
ブライン液に漬けすぎた肉は、約30分間冷水に浸しておきましょう。水に浸すことで塩分が抜け、塩辛さを軽減させることができます。途中で水を一度替えることで、さらに塩分を抜くことができます。浸した水には菌が含まれている可能性があるので、飛沫させないよう注意してください。
対処法②塩分と相性が良い食材と組み合わせる
塩分と相性の良い食材は以下の通りです。
・ほうれん草
・にんじん
・じゃがいも
・小松菜
・アボカド
・りんご
・枝豆
・昆布
・わかめ
・ひじき
ブライン液に漬けすぎた肉は、水分の多い野菜と組み合わせることで塩分が野菜に移り、塩辛さを軽減させることができます。ほうれん草やじゃがいもなどの野菜、昆布やわかめといった海藻類はカリウムが豊富に含まれており、塩分を効率よく吸収してくれます。野菜や比較的味の薄い食材と上手に組み合わせるよう心がけましょう。
対処法③調味料で中和する
肉の塩味が強いと感じた場合は、調味料で中和する策もあります。酸味のあるトマトベースのソースや甘味が強い調味料を肉にかけることで、塩辛さが軽減し食べやすくなるでしょう。また、フルーツや柑橘系の果汁を肉にかけると塩分が感じにくくなるだけでなく、奥深い味わいを楽しむことができます。
対処法④煮込み料理にする
ブライン液に漬けすぎた肉は、煮込み料理にすることがおすすめです。煮込み料理は塩分が料理全体に分散するため、炒め物やグリルにするよりは塩辛さを軽減することができます。ブライン液に漬ける時間を間違えてしまった場合の対処法は様々ありますが、適切な時間を把握しておくことが大切なので、次の見出しで詳しく説明します。
ブライン液の正しい漬け込み時間は?使い方・注意点は?
ブライン液に漬ける適切な時間は、肉の種類によって異なります。ここからは、牛肉(厚切り)、牛肉(薄切り)、鶏むね肉、鶏もも肉、豚肉(厚切り)、豚肉(薄切り)の6つに分けて、ブライン液の正しい漬け込み時間を紹介します。
ブライン液に漬け込む時間は肉の種類・切り方で変わる
ブライン液に漬けこむ時間は以下の通りです。
・牛肉(厚切り):4時間~24時間
・牛肉(薄切り):1~2時間
・鶏むね肉:4時間~24時間
・鶏もも肉:1~2時間
・豚肉(厚切り):2~4時間
・豚肉(薄切り):1~2時間
牛肉と豚肉は、切った厚さによって漬け込み時間が異なります。漬け込み時間をしっかりと守ることで、ジューシーな食感を感じることができるでしょう。また、加熱するとパサついてしまいがちな鶏肉も、ブライン液に漬けることで柔らかくジューシーな仕上がりとなります。
ささみを漬けておくと、サラダチキンにする時にふっくらと仕上げることが可能です。豚肉をトンカツにする時も、ブライン液に漬けておくことでジューシーになります。
ブライン液に漬け込むコツ・注意点
ブライン液に漬け込む際のコツは以下の通りです。
・ポリ袋やジップロックを使う
・肉にフォークで穴をあけて漬け込む
・水に対して塩と砂糖がそれぞれ5%の黄金比を守る
・唐揚げやソテーにする場合はキッチンペーパーで水分を取る
漬け込む時、ポリ袋やジップロックを使用することで肉全体にブライン液が浸透しやすくなります。水と塩、砂糖で作ることができるブライン液ですが、配分が変わると肉の味に影響が出てしまうので黄金比を守るようにしましょう。塩のみで作るブライン液もありますが、砂糖を入れることで塩辛さが軽減するので、砂糖も入れるのがおすすめです。
また、唐揚げやソテーをする時は油跳ねや味がぼやけてしまう可能性があるので、必ず水分を取るようにしてください。
ブライン液に漬け込みすぎた肉のリメイクレシピを紹介!
適切な漬け込み時間を守るつもりが、漬け込みすぎてしまったという経験をした人もいるでしょう。ここからは、ブライン液に漬け込みすぎた肉のリメイクレシピを紹介します。牛肉・豚肉・鶏肉別に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【牛肉の場合】ローストビーフ
ブライン液に漬けた牛肉を低温調理器でローストビーフにしたレシピです。牛肉を漬け込みすぎた場合も、野菜と一緒に食べたり、さっぱりとしたソースをかけたりすることで塩辛さを軽減することができるでしょう。
【豚肉の場合】豚冷シャブ&春キャベツ
ブライン液に漬けておくことで、ふんわりと柔らかい食感の豚しゃぶとなります。豚肉を漬けすぎた場合も、キャベツや薬味と一緒に食べることで、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。
【鶏肉の場合】鶏となすのトマト煮込み
鶏肉のジューシーさとなすの食感が相性抜群な、トマト煮込みです。鶏肉を漬け込みすぎた場合も、煮込み料理に使うことで塩辛さを感じにくくなります。やさしい味わいになっているので、老若男女問わず楽しめる一品です。
ブライン液を正しく漬け込もう
ブライン液の正しい漬け込み時間や漬けすぎた時の対処法について解説しました。ブライン液は肉の食感を柔らかくするだけでなく、料理全体を奥深い味わいにしてくれます。ぜひブライン液を活用し、ワンランク上の肉料理を作ってみましょう。