鶏肉の電子レンジでの加熱時間は?火が通らない・生焼けを防ぐ方法も紹介!
鶏肉の電子レンジでの加熱時間を知っていますか?そもそも電子レンジで加熱して大丈夫なのでしょうか?
今回は、鶏肉を電子レンジで加熱する際の時間などのコツ・注意点を〈鶏胸肉・鶏もも肉〉別に紹介します。
鶏肉を電子レンジで加熱する際に火が通らない・生焼けを避ける方法や、おすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 鶏肉の電子レンジでの加熱時間は何分?
- 鶏肉100gあたりの加熱時間は2~3分が目安
- ただし鶏肉を電子レンジで加熱する際は生焼けに注意しよう
- 鶏肉を電子レンジでの加熱時間以外のコツ・注意点は?
- ①一口サイズにカットする
- ②フォークや竹串で穴を開ける
- ③加熱途中で裏返す
- ④電子レンジの中を掃除しておく
- ⑤十分に火を通す
- ⑥鶏肉にラップをかけて加熱する
- 鶏肉の電子レンジでの加熱時に火が通っているかの確認方法は?
- ①断面の色を確認する
- ②竹串などを刺して中心温度と肉汁の色を確認する
- ③触って確認する
- 電子レンジで加熱した鶏肉が生焼けの場合は再加熱しよう
- 電子レンジで加熱した鶏肉のおすすめの調理法・レシピ3選!
- ①蒸し鶏
- ②トマト煮込み
- ③ハムロール
- 鶏肉の電子レンジでの加熱時間を知ろう
鶏肉の電子レンジでの加熱時間は何分?
お弁当や日々の食事に欠かせない鶏肉ですが、電子レンジで加熱しても火が通らないのではと心配になることもあるでしょう。ここでは、鶏肉を電子レンジで加熱する際の時間や注意点などを紹介します。
鶏肉100gあたりの加熱時間は2~3分が目安
100gあたり | 加熱時間(500W) | 加熱時間(600W) |
鶏胸肉 | 3分 | 2分 |
鶏もも肉 | 5分 | 4分 |
鶏胸肉と鶏もも肉では電子レンジでの加熱時間は異なりますが、電子レンジを使用して火を通すことは可能です。ただし鶏肉のサイズによっても加熱時間は左右されるので、上記の時間を目安に調整しながら加熱をするようにしましょう。電子レンジで鶏肉の調理を数分でできれば、お弁当にも便利な蒸し鶏なども手軽に作れます。
ただし、鶏肉のサイズによってはレンジで上記の時間加熱しても生焼けとなり、カンピロバクターによる食中毒を発症する恐れがあるので注意が必要です。
ただし鶏肉を電子レンジで加熱する際は生焼けに注意しよう
胸肉を電子レンジで加熱する際は生焼けに十分に気をつけましょう。外の部分は火が通っていても、中までしっかり火が通らないと食中毒の危険があります。しかし、どこまで加熱すれば大丈夫なのかなど、基準が分かりにくいでしょう。後ほど、鶏肉を中まで火を通すコツや、火が通ったかの見分け方なども説明するので参考にしてみてください。
鶏肉を電子レンジでの加熱時間以外のコツ・注意点は?
電子レンジで鶏肉を加熱する際にしっかりと火を通すコツ・注意点はあるのでしょうか。ここでは火を通すコツ・注意点を紹介するので、参考にしてみてください。
①一口サイズにカットする
一口サイズにカットすることで一つ一つの肉の塊に火が通りやすくなります。カットする際は、サイズを揃えるようにするとよいでしょう。また、カットすることで断面を目視できるようになるため、生焼けを防ぐこともできます。
②フォークや竹串で穴を開ける
鶏肉を電子レンジで加熱する前に、鶏肉全体にフォークで穴をあけましょう。フォークで穴をあけることにより、火の通りが良くなり、加熱ムラを防ぐことができます。特に中央部分の厚い部分は火が通りにくいので、重点的に穴を開けておきましょう。
鶏肉に穴を開ける際に使用したフォークや竹串で、他の料理を調理したり口に入れたりすると食中毒を発症する恐れがあるため、気をつけてください。
③加熱途中で裏返す
鶏肉の表面の加熱が終わったら、裏返して再度加熱することによって生焼けを防ぎ、鶏肉全体に火を通しやすくなります。裏面の加熱は、加熱時間を30秒~1分ほどで調整しながらするようにしましょう。特に鶏胸肉は加熱時間が長すぎるとパサパサになってしまうので、鶏もも肉を加熱する時よりも注意しながら加熱時間を調節しましょう。
④電子レンジの中を掃除しておく
鶏肉の生焼けを防ぐためにも、電子レンジの中はきれいにしておきましょう。電子レンジの中が汚れていると、その汚れが食品を温めるための電磁波をさえぎり、加熱効果を低下させてしまいます。加熱時にムラができて芯まで温まらない、温まる場所が一部に偏るなど、使用する際に悪影響がでることもあります。
⑤十分に火を通す
鶏肉の加熱が不十分だと、生焼けにより食中毒の危険性が高まるため、十分に火を通すことが大事です。食中毒を引き起こすカンピロバクターは鶏肉の中心部分を75℃以上で1分以上加熱することで完全に死滅するので、しっかりと火を通すようにしてください。
⑥鶏肉にラップをかけて加熱する
鶏肉を電子レンジで加熱する際にラップを使用することにより、中までしっかりと火を通すことができます。また、ラップを使用することで水蒸気がラップ内にたまるので、鶏肉を蒸らす効果もあります。電子レンジでの加熱後はしばらくラップをかけたままにしておき、予熱を使えば、簡単に鶏肉に火を通すことも可能です。
鶏肉の電子レンジでの加熱時に火が通っているかの確認方法は?
電子レンジで鶏肉に火が通ったかどうかの見分け方はあるのでしょうか。ここでは火が通ったかどうかの見分け方を紹介するので参考にしてみてください。
①断面の色を確認する
鶏肉が生焼けかどうか不安になったときは、肉の一番厚みのある中心部分を切って色を確認してみましょう。中までしっかりと火が通っている場合は、断面の肉の色は白になります。断面がピンクの場合は加熱が不十分なので、再加熱をしましょう。
また、断面が白くても一部だけ赤い部分がある場合は骨髄液の可能性があります。しっかりと火が通っていれば食べても大丈夫です。
②竹串などを刺して中心温度と肉汁の色を確認する
竹串などで中心温度を確認する方法もあります。
【確認方法】
1、鶏肉の一番厚い部分に竹串を刺す
2、そのまま10秒ほど待ち、竹串を引き抜く
3、引き抜いた竹串を手の甲にあてて、お風呂と同じぐらいの温度かどうかチェックする
肉汁もフォークなどで開けた穴から出てきたものが透明であれば、火が通った状態といえます。また、中心温度計を使用することで、竹串などを使うよりも簡単に火が通っているか確認ができます。必要に応じて中心温度計で温度を測り、中心部までしっかりと加熱するようにしましょう。70℃以上の状態になっていれば、食中毒菌を死滅させられたと言えます。
③触って確認する
鶏肉に火が通っていない生焼けの触感は、以下の通りです。
・ぶよぶよしている
・触ると赤い汁が出てくる
しっかりと火が通った状態の鶏肉には弾力があります。生焼けだとその弾力が感じられません。また、見た目では火が通ったように見えても、口に入れた際にいつもと違う食感がしたら生焼けの可能性があります。
電子レンジで加熱した鶏肉が生焼けの場合は再加熱しよう
電子レンジで加熱した鶏肉が生焼けの場合は再加熱をして、しっかりと中まで火を通すようにしましょう。ここでは生焼けの場合の再加熱方法を紹介します。
【再加熱方法】
1、一度目の加熱で火が通らなかった部分にフォークなどで穴を開ける
2、新しいラップを使用し、お皿との隙間があかないようにふんわりとラップをかける
3、30秒~1分ほど加熱時間を調節しながら様子を見る
再加熱時には、一度目の加熱で生焼けだったところに火を通すための工夫をしましょう。また、再加熱時に時間をかけすぎると鶏肉がパサパサになる原因にもなるので、30秒ずつ加熱をするなどして加熱時間を調整してください。
電子レンジで加熱した鶏肉のおすすめの調理法・レシピ3選!
ここでは、鶏胸肉と鶏もも肉を使用した電子レンジで簡単に作れるレシピを紹介します。日々の食卓やお弁当に使用できるメニューもあるので、参考にしてみてください。
①蒸し鶏
電子レンジで簡単に作れる鶏むね肉を使用した蒸し鶏です。味付けのベースが塩と胡椒とシンプルでカロリーも低く、ダイエット中にもおすすめのメニューです。また、電子レンジで作る蒸し鶏はしっとりとして美味しく作れます。
②トマト煮込み
電子レンジで簡単に作れる、鶏肉を使用したトマト煮込みです。鶏肉と野菜で栄養バランスも良く、鶏もも肉、鶏胸肉のどちらでも作ることができます。また、好みの野菜やトッピングでチーズを使うなどして自分好みにアレンジもできます。
③ハムロール
鶏胸肉を塩麹に漬けてから調理をすることで、電子レンジで調理したと思えない柔らかい食感が楽しめるハムロールです。挟む具材に人参などの色とりどりの野菜を使用することで、視覚の部分でも料理を楽しむことができます。
鶏肉の電子レンジでの加熱時間を知ろう
鶏肉は電子レンジでも、加熱時間に気を付けることで簡単に調理ができます。鶏肉は、日々のご飯やお弁当のおかずに活用することができる便利な食材です。鶏肉を中までしっかりと火を通すための加熱時間や火が通ったかの見分け方を知り、おすすめのレシピも参考にしながら、お気に入りの鶏肉料理を作ってみてください。