ねぎは何群?食品群・3色食品群・5大栄養素は白ねぎ・青ねぎで違う?
ねぎが何群に分類されるか知っていますか?今回は、ねぎは何群に分類されるかを、〈6つの基礎食品群・3色食品群・5大栄養素〉別に紹介します。〈玉ねぎ・塩・味噌・キャベツ〉などの食品が何群かも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ねぎは何群?食品群別に紹介!
薬味や料理の食材として幅広く利用できるねぎは、食品群の中で何群に分類されるか、答えられる人は少ないかもしれません。知識として持っていたつもりでも、詳しいことは忘れてしまった人も多いでしょう。今回は、食品群や5大栄養素などの観点から、ねぎについて解説するので参考にしてください。
白ねぎは4群、青ねぎは3群【6つの食品群の場合】
6つの食品群のカテゴリーから見ると白ねぎは4群、青ねぎは3群に分類されますが、その理由について詳しく紹介します。3群・4群に当てはまる、ねぎ以外の食品や、それらの特徴についても解説するので参考にしてください。
ねぎが6つの食品群だと4群・3群の理由
6つの食品群とは、食品がどの栄養成分を多く含むかによって、6つに分類したものです。3群と4群には主にからだの調子を整える作用を持つ、ビタミンや食物繊維を含む食品が分類されます。具体的には野菜や果物を指し、3群には緑黄色野菜、4群にはその他の野菜や果物が分類されています。
白ねぎと青ねぎとでは、含まれる栄養素が異なることが、それぞれ4群と3群に分類される理由です。白ねぎは淡色野菜のため4群に、青ねぎは緑黄色野菜のため3群に入ります。
ねぎ以外の6つの食品群の4群の食品
6つの食品群の4群に含まれる食品の中から、ねぎ以外の食品を紹介します。
・白菜
・玉ねぎ
・きゅうり
・りんご
・しいたけ
4群に含まれる食品は、その他の野菜や果物であることは、前述したとおりです。その他とは、緑黄色野菜以外の野菜のことで、白菜や玉ねぎなどの淡色野菜です。4群の食品には、その他の野菜や果物のほかに、しいたけなどのきのこ類も含まれます。これらの食品の主な栄養素はビタミンCで、抵抗力を高め体の調子を整える働きがあります。
ねぎ以外の6つの食品群の3群の食品
6つの食品群の3群に含まれる食品の中から、ねぎ以外の食品を紹介します。
・にんじん
・ほうれん草
・かぼちゃ
・トマト
・ブロッコリー
3群に含まれる食品は、上記に挙げたような緑黄色野菜です。これらの食品には、主にβ-カロテンが豊富に含まれています。皮膚や粘膜を健康に保ち、体の調子を整える働きがあり、抗酸化作用・免疫力向上・美肌効果などさまざまな健康効果が期待できます。
ねぎは緑色【3色食品群の場合】
3色食品群のカテゴリーから見ると、ねぎは緑色に当てはまります。ここでは、その理由とねぎ以外の食品について、紹介するので参考にしてください。
ねぎが3色食品群だと緑色の理由
3色食品群とは、食品の栄養素に基づき、前述した6つの食品群よりも大まかに3つの色に分類したものです。赤・黄・緑の3色に分けられ、ねぎは緑色に含まれます。緑色のグループは、6つの食品群の中の3・4群に当たり、野菜・きのこ・果物などが分類されます。これらは主に体の調子を整え、健康な体作りのために役立つ食品です。
ねぎ以外の3色食品群の緑色の食品
3色食品群の緑色に含まれる、ねぎ以外の食品を紹介します。
・ほうれん草
・小松菜
・キャベツ
・しめじ
・みかん
3色食品群の緑色グループは、体の調子を整える働きを持つ食品群です。上記の食品のように、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養成分が豊富に含まれており、健康維持に欠かせません。美肌効果や便秘解消のほか、生活習慣病予防の効果も期待できます。
ねぎはビタミン【5大栄養素の場合】
5大栄養素で分類した場合、ねぎはビタミンに含まれます。ここでは、5大栄養素の観点からねぎを詳しく紹介し、ねぎ以外でビタミンに分類される食品も解説するので参考にしてください。
ねぎの5大栄養素の含有量
食品名 | 青ねぎ | 白ねぎ |
タンパク質 | 1.7g | 1.4g |
脂質 | 0.3g | 0.1g |
炭水化物 | 7.3g | 8.3g |
ビタミンC | 27mg | 14mg |
ミネラル | 0.7g | 0.5g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の表は、可食部100gあたりの青ねぎと白ねぎに含まれる、5大栄養素の成分含有量です。5大栄養素とは、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの5つの栄養素のことで、ねぎはビタミンに分類されます。ねぎに含まれているビタミンの中で、最も多いのはビタミンCで、その含有量は白ねぎより青ねぎの方が多いです。
ビタミンは体の調子を整えるのに欠かせない栄養素であり、体内で生成できないため、積極的に摂取する必要があります。
ねぎ以外の5大栄養素のビタミンの食品
5大栄養素のビタミンに含まれる、ねぎ以外の食品を紹介します。
・にんじん
・ブロッコリー
・キャベツ
・りんご
・いちご
ビタミンを多く含む食品として、上記のような野菜や果物が分類されます。ビタミンにはさまざまな種類がありますが、野菜や果物だけなく、魚・肉・海藻類にも含まれています。ビタミンだけに関わらず、偏った栄養を摂るのではなく、多くの食品を食べる心がけが必要です。
ねぎとよく一緒に使われるその他の食品は何群?
ここでは、ねぎとよく一緒に料理することが多い4つの食品について、何群に当てはまるのかを紹介します。摂取する栄養素が偏らないようにするためにも、参考にしてください。
①玉ねぎ
玉ねぎは何群に当てはまるのか、以下に紹介します。
・6つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:緑色群
・5大栄養素の場合:ビタミン群
玉ねぎは淡色野菜であり、白ねぎと全く同じ分類になります。野菜炒めなどで一緒に調理されることが多いですが、白ねぎではなく青ねぎを用いる工夫をするのもよいでしょう。また、にんじんや肉など異なる食品群の食材と調理すると、栄養バランスのよい料理が作れます。
②塩
塩は、何群に分類されるかを紹介します。
・6つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:ミネラル
栄養成分による食品群のカテゴリーにおいては、塩は調味料として扱われるため該当なしとしています。5大栄養素のカテゴリーにおいては、塩はミネラルに分類されます。塩に多く含まれるミネラルは、人間の体に欠かせない成分です。体液の量を調節したり、神経や筋肉の働きを助けたりといった、重要な役割を果たしています。
③味噌
味噌は、以下の食品群の分類に入ります。
・6つの食品群の場合:1群
・3色食品群の場合:赤色群
・5大栄養素の場合:タンパク質
味噌の主な原料は大豆になるため、大豆が当てはまる食品群に分類されます。タンパク質は、筋肉・骨・皮膚など、体のあらゆる組織を構成する重要な役割を担っています。タンパク質以外にも、食物繊維やビタミンなどの成分を含む味噌は、非常に栄養価の高い食品です。みそ汁や炒め物などに、ねぎと一緒に調理するのもおすすめします。
④キャベツ
キャベツの食品群の分類は以下のとおりです。
・6つの食品群の場合:4群
・3色食品群の場合:緑色群
・5大栄養素の場合:ビタミン群
淡色野菜であるキャベツは、白ねぎと同様の分類になります。同じ分類ではあるものの、キャベツの方がビタミンCやミネラルなどの成分が多く、一緒に調理するのもおすすめです。肉や緑黄色野菜なども加えると、さらに栄養価の高い料理になるでしょう。
ねぎは何群か知ろう
今回は、ねぎが食品群の中で、何に分類されるのかを紹介しました。健康な食事のためには、偏った栄養成分を摂るのではなく、まんべんなく摂取することが重要です。ねぎだけでなく、さまざまな食品の分類を知り、日々の健康的な食事に役立ててください。