冷凍豚肉の解凍方法は?短時間でドリップも抑えるコツは?賞味期限の目安も紹介!
豚肉の正しい解凍方法を知っていますか?今回は、〈時間・ドリップ量〉から、〈レンジ・フライパン〉などを使った豚肉の正しい解凍方法をそれぞれ紹介します。ほかにも、豚肉の解凍後の賞味期限も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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冷凍豚肉の正しい解凍方法は?
豚肉を冷凍保存した時や、元々冷凍されている豚肉を購入した際は、美味しく食べるためにも正しい解凍方法を理解しておくことが大切です。ここでは、豚肉の正しい解凍方法について解説していきます。
冷凍肉の適切な解凍法は何を優先するかで変わる
冷凍肉の適切な解凍方法は、以下に挙げるうちのどちらを優先するかで変わります。
・時間
・美味しさ
冷凍肉を解凍する際は、時間を優先したいのか、美味しさを優先したいのかで解凍方法が変わります。時間を優先した場合には短時間で解凍できる方法を選ぶことになりますが、その場合には旨味成分や水分を含んだドリップが流出しやすくなり、美味しさが低下することがあります。
豚肉を早く解凍できる方法は?
豚肉を早く解凍したい時には以下の方法で早く解凍することができます。
・電子レンジの解凍モード:100gあたり約4~5分
・ぬるま湯の流水:100gあたり約3~4分
・フライパンで加熱:約4~6分
上記の方法はいずれも短時間で解凍できる方法ですが、いずれも豚肉に急な温度変化を起こすため、細胞が破壊されてドリップが出やすくなります。凍ったままフライパンで加熱する方法も、解凍と加熱を一度にできて調理時間を短縮できますが、加熱ムラができやすく味や食感が悪くなる場合があるのがデメリットです。
豚肉のドリップが出にくい解凍方法は?
冷凍した豚肉を解凍する方法によってドリップの量にも違いがあります。ドリップが出にくい解凍方法は次の通りです。
・氷水で解凍:微量
・冷蔵庫解凍:微量
・流水解凍:少量
ドリップは、解凍時に急激な温度変化が起きると量が増えるため、減らすためには解凍時の温度変化を少なくすることが大切です。そのため、冷蔵庫でゆっくりと解凍するか、氷水に漬けて解凍するとドリップの量を減らして解凍できます。一方の流水解凍はドリップは少量出るものの、冷蔵庫・氷水での解凍方法よりも早く解凍することができるのがメリットです。
冷凍豚肉の解凍①フライパンを使う方法
フライパンを使った解凍方法は次の手順で行います。
①フライパンに水を70CCと冷凍肉を入れる
②蓋をして3分強火にかける
③火を止めて蓋をしたまま1分程待つ
この方法は、200gほどの豚肉あれば、問題なく解凍できます。このフライパンを使った解凍方法で解凍すると、肉の表面は少し白っぽくなりますが、その後の調理にそのまま使って問題ありません。ただし、この方法は塊肉の解凍には適していないほか、生肉の状態で下処理をするハンバーグなどの料理には適していません。
生の状態で調理に使いたい時や、塊肉を解凍したい場合には、別の方法で解凍するようにして下さい。
冷凍豚肉の解凍②電子レンジを使う方法
電子レンジでの解凍はドリップが出やすいですが、素早く解凍できて便利です。
①キッチンペーパーを耐熱皿に敷き、ラップをとった冷凍豚肉を置く
②100~200Wか、あれば解凍モードを使い1分加熱する
③裏表を返してさらに1分加熱する
④解凍できるまで様子を見ながら30秒~1分追加する
電子レンジに解凍モードがある場合は、そちらを使用することでドリップの量を多少減らすことができます。なお、電子レンジでの解凍は急激に温度が上がってドリップが出やすいので、あらかじめキッチンペーパーを敷いてドリップを吸わせましょう。
電子レンジでの解凍は解凍ムラや加熱のしすぎが起きる傾向があるので、様子を見ながらこまめに裏表を返すなどして下さい。
冷凍豚肉の解凍③冷蔵庫で自然解凍する方法
冷蔵庫での自然解凍は、最もドリップ量が少ない解凍方法のひとつです。
①冷凍肉をキッチンペーパーを敷いたお皿の上に出すか、保存袋にいれる
②冷蔵庫またはチルド室へ入れる
冷蔵庫での自然解凍は、6時間~24時間ほどの時間がかかりますが、低温でゆっくりと解凍することで肉の旨味や品質を保つことができます。冷蔵室より低温のチルド室での自然解凍は、よりドリップを抑え新鮮さを保つことができておすすめです。なお、完全に解凍せずに半解凍状態に留めておくことで、豚肉をより美味しく食べることができます。