冷凍豚肉の解凍方法は?短時間でドリップも抑えるコツは?賞味期限の目安も紹介!
豚肉の正しい解凍方法を知っていますか?今回は、〈時間・ドリップ量〉から、〈レンジ・フライパン〉などを使った豚肉の正しい解凍方法をそれぞれ紹介します。ほかにも、豚肉の解凍後の賞味期限も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
流水で解凍する方法は、少量のドリップは出ますが、短時間で解凍することができます。
①冷凍肉を保存袋に入れ、さらにボウルに入れる
②水の入ったペットボトルなどを上に置き、重しをして冷水を絶えず流す
上記の手順で行う際は、保存袋の中に水が入らないように口はしっかりと閉じて下さい。解凍時間は、肉の量によりますが10~20分が目安です。冷水をぬるま湯に変えると早い時間で解凍できますが、ドリップの量も多くなって味や食感が悪くなるので、なるべく冷たい水で解凍することをおすすめします。
なお、肉を袋から取り出して流水にさらした方が早く解凍できるように感じるかもしれませんが、水にさらすことで旨味が流出する上に食感も悪くなるので避けたほうが良いでしょう。
(*流水解凍について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冷凍豚肉の解凍⑤氷水解凍する方法
氷水解凍する方法は、時間と手間はかかりますが、ドリップ量を減らして解凍できる方法です。
①豚肉を保存袋に入れるか、袋を二重にして口をしっかり縛る
②ボウルに氷水を作り、袋のまま豚肉を漬ける
③解凍されるまで様子を見て、途中で氷が解けるようなら氷を追加する
氷水を用意したり氷を追加したりする手間は必要ですが、解凍時間は2~3時間程度と、冷蔵庫での自然解凍よりも早く解凍できるのがメリットです。この方法は、肉の表面を-2℃程度の温度に保ちながら解凍するので、ドリップの流出を防いで美味しさや食感を保ちながら解凍できます。
豚肉の解凍後の賞味期限は?
豚肉は解凍するとどれくらい日持ちするのでしょうか。ここでは解凍後の賞味期限と、腐った時の特徴を解説していきます。
解凍後の賞味期限は約2日ほど
一度冷凍した豚肉は、解凍後は2日ほどしか日持ちせず。賞味期限が切れて腐ると以下のような状態になります。
・色が灰色っぽい
・緑色っぽく変色している
・酸っぱい臭いがする
・アンモニア臭がする
・表面を触ると粘り気がある
このような状態の豚肉は、食べると食中毒を起こす危険があるので、食べずに処分してください。特に肉の色が緑色の状態はグリーンミートと呼ばれ、腐り始めている証拠です。ほかにも、臭いに異変を感じた場合も腐っている可能性が高いので食べないようにしましょう。
なお、電子レンジやぬるま湯を使って急速に解凍したものは腐りやすいので当日中に使うようにしてください。
(*豚肉の賞味期限切れは食べられるかや、豚肉の変色について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。)
冷凍豚肉を美味しい状態で解凍しよう
冷凍豚肉は、低温でゆっくり解凍することで鮮度を保ち、より美味しく食べることができます。様々な解凍方法があるので、自身の都合に合わせながら、なるべく美味しさを保てる解凍方法を選ぶようにしましょう。