豚肉の消費期限切れは食べられる?1日・2日後でも危険?腐敗の見極めや保存のコツも紹介!
豚肉の消費期限の目安を知っていますか?今回は、豚肉の消費期限はいつまで食べられるのか〈1日〜2日後・3日〜4日後・1週間後〉など時間経過別に腐敗状態を比較して紹介します。豚肉の日持ちする保存方法や、消費期限切れを食べる際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 豚肉の消費期限切れはいつまで食べられる?
- 賞味期限・消費期限の定義
- 腐っていなければ食べられるが危険
- 豚肉が消費期限切れて腐りだすのはいつから?1日・2日後は?
- ①消費期限が切れて1日〜2日後
- ②消費期限が切れて3日〜4日後
- ③消費期限が切れて1週間後
- ④消費期限が切れて10日以上
- 豚肉が消費期限内でも常温放置した場合は食べられない
- 豚肉の消費期限切れを食べる際の注意点
- 豚肉をよく加熱する
- 食中毒の症状がでたらすぐ病院へ
- 豚肉の日持ちする保存方法は?
- ①冷蔵(チルド)保存する場合
- ②冷凍保存する場合
- 冷凍豚肉の解凍方法・使い方
- 豚肉の消費期限内に使い切るレシピ
- ①豚こま切れ肉の味噌マヨ漬け焼き
- ②冷凍ヒレカツ
- ③豚肉のロールキャベツ味
- 豚肉の消費期限に注意しよう
豚肉の消費期限切れはいつまで食べられる?
私たちの食卓に欠かせない食材である豚肉は、消費期限が切れても食べられるでしょうか?ここではまず、混同しやすい賞味期限と消費期限の違いと、消費期限が過ぎた豚肉が食べられるかどうかを確認していきます。
賞味期限・消費期限の定義
賞味期限の定義は、未開封の状態で保存方法を守っていた場合に「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことです。実際の期限に対して1未満の安全係数をかけて算出され、実際より短い期限が表示されます。つまり、賞味期限を過ぎた食品は、品質や味が変化している可能性はあるものの、食べることはできます。(※1)
一方、消費期限とは、未開封で表示された保存方法を守った場合に、「安心して食べられる期限」のことで、消費期限を超えた場合、安全ではないということです。肉や魚介類などの生鮮食品と、お弁当類や生めん、ケーキなどの、日持ちが悪く傷みやすい食品に表示されています。(※2、3)
腐っていなければ食べられるが危険
消費期限が切れてしまった豚肉は、腐っていなければ食べられます。豚肉が腐って食べられない状態の特徴は以下のようになります。
・色が灰色、緑色がかる
・肉の色が悪く、トレイを傾けるとドリップ(血や水分)が出る
・酸っぱい臭いや、アンモニアの臭いがする
・ヌルヌル、ネバネバする
・糸を引く
・加熱した際に、異臭がする
このような変化があるときは、無理して食べず破棄しましょう。もし誤って食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐など、体調不良になる可能性が高く、繁殖した雑菌により、深刻な事態になることもあるので、絶対に食べることは止めましょう。
(*豚肉の腐敗や肉の消費期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
豚肉が消費期限切れて腐りだすのはいつから?1日・2日後は?
消費期限切れの豚肉は、すぐに食べられなくなるのでしょうか?ここでは何も手を加えず冷蔵庫で保存した場合の豚肉の変化を、消費期限切れから経過した日数ごとに見てみましょう。
①消費期限が切れて1日〜2日後
消費期限が切れて1日~2日後の豚肉の状態は、以下のような場合がほとんどです。
・見た目は変化はなく、肉の色はピンク色
・臭いの変化なし
・味の変化なし
このような状態であれば、基本的には問題なく食べられますが、調理前に見た目や臭いの確認は必要です。また食べてみて味に違和感がある場合は、食べることを止めましょう。また、ひき肉の消費期限は加工日から1日後と非常に短いので、消費期限切れの後の変化は、よく確認する必要があります。
②消費期限が切れて3日〜4日後
消費期限切れ3日~4日後の豚肉は、以下のように変化する場合があります。
・肉の色が悪くなっている
・表面がヌルヌルしている
見た目や臭いが、通常と同じ状態であっても見えない雑菌が繁殖している可能性があります。かたまり肉であれば、ある程度切り落として、きれいな肉の色が出てくれば食べることも可能ですが、味や臭いがいつもと違う場合は、食べるのを止めましょう。
③消費期限が切れて1週間後
消費期限が切れて1週間も経つと、以下のような変化が見られます。
・肉の色が悪く、ドリップが出ている
・肉が灰色になる
・表面がヌルヌル・ネバネバする
・糸を引く
・酸っぱい臭いやアンモニア臭がする
1つでも上記のような兆候があれば、悪くなっている証拠です。消費期限が切れて1週間経過した豚肉は、もし見た目に変化がなくても、臭いや触感に違いがあり、雑菌は繁殖しているので食べてはいけません。