肉の消費期限切れは食べられる?1日・2日後は危険?種類や保存法別に紹介!
肉の消費期限の目安を知っていますか?〈牛・豚・鶏〉や〈塊・スライス・挽肉〉でも違うのでしょうか?今回は、肉の消費期限はいつまで食べられるのか〈1日~2日後・3日~4日後・1週間後〉など時間経過別に腐敗状態を比較して紹介します。肉の日持ちする保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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肉の消費期限切れはいつまで食べられる?
肉は日持ちがしないイメージがありますが、消費期限の切れた肉はいつまで食べられるのでしょうか?
賞味期限・消費期限の定義
賞味期限は、所定の方法で保存した場合に品質の落ちることがない期限です。一方、消費期限は所定の方法で保存した場合に腐敗、変質などの衛生上の問題を起こす恐れがない期限です。肉の場合、劣化するのが早い生肉には消費期限、劣化スピードが緩やかな加工肉や冷凍肉などは賞味期限の表示がされています。
実際に表示される賞味・消費期限には、安全係数といった数値(0.8~1.0)がかけられており、本来の可食期間より若干短くなっています。そのため、未開封で正しく保存されていれば1〜2日過ぎても問題ないことが多いです。(※2)
腐っていなければ食べられるが危険
安全係数を考慮すると、消費期限切れの肉はすべて食べれないというわけではなく、状態を見て臭いや色などに問題なければ食べても大丈夫な場合もあります。しかし、その場合も危険性はあるので気を付けましょう。
・黄色く変色している
・腐った臭いがする
・ドリップに粘り気がある
・緑色のカビが生えている
・酸っぱい臭いがする
肉から赤い血のようなさらさらとした液体がでてくることがあり、これがドリップで、菌が繁殖すると粘性をもつようになるので、粘り気があると危険です。また、酸っぱい臭いや黄色の正体は肉の脂身の酸化なので、この場合も危険です。
これらの例以外にも肉に異常な色、臭いがしたり、食べたときに異常な味がした場合は腐っている可能性が高いので、飲み込まず、それ以上食べないようにしましょう
肉の消費期限が切れた後の傷みやすさは?【種類別】
消費期限切れの肉は、種類によって傷むスピードが違うのでしょうか。種類別の消費期限とともに紹介します。
肉の種類別だと鶏肉が傷みやすい
消費期限切れの肉は、種類別だと鶏肉が最も傷みやすいです。冷蔵保存を前提に、牛肉、豚肉、鶏肉の消費期限を温度別に紹介します。
牛肉 | 豚肉 | 鶏肉 | |
10℃ | 3日 | 3日 | 1日 |
4℃ | 6日 | 5日 | 4日 |
0℃ | 7日 | 6日 | 6日 |
※スライスの場合です
※表の「牛肉」「鶏肉」「豚肉」の部分をタップすれば、それぞれの詳細ページを見ることができます。
肉の種類によらず高い温度のほうが劣化しやすく、種類別だと鶏肉が最も消費期限が短くなります。雑菌が繁殖しやすいのは水の多い環境のため、三種類の肉の中で水分量が一番多い鶏肉の劣化が最も早いと考えられます。また、鶏肉の中でもささみは胸肉やもも肉と比べて水分量が多いため、ささみは特に腐りやすいようです。
肉の状態別だとひき肉が傷みやすい
お店で売られている肉の状態によっても消費期限は変わり、状態別だとひき肉の劣化が最も早くなります。肉塊、スライス、ひき肉に分けて消費期限を紹介します。
牛肉 | 豚肉 | 鶏肉 | |
肉塊 | 7日 | 7日 | 6日 |
スライス | 7日 | 6日 | 6日 |
挽肉 | 5日 | 5日 | 4日 |