スパムとは何の肉?コンビーフと違いは?値段・味・レシピなど比較し紹介!
スパムとは何の肉か知っていますか?コンビーフとの違いが気になりますよね。今回は、スパムとコンビーフの違いを〈値段・味〉など比較して紹介します。スパムやコンビーフを使った料理のレシピについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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コンビーフとスパムの違いを知りたい!
コンビーフとスパムは、そのまま食べるほか料理の具材としても使える便利な食材です。どちらも缶詰タイプの肉加工品ですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、コンビーフとスパムの正体や違いのほか、おすすめのレシピを紹介します。
スパムとは?何の肉?
スパムは、何の肉を使って作られているのでしょうか。ここではスパムの原材料や製法のほか、味の特徴や食べ方について紹介します。スパムとポークとの違いについても解説するので、参考にしてください。
スパムは商品名で豚・牛ひき肉を使った「ランチョンミート」を指す
スパムは何の肉を使って作られているのか知らない人も多いですが、豚や牛ひき肉を使ったランチョンミートのことを指します。発売元はアメリカのホーメルフーズで、スパム製品の原料である豚肉には豚モモ肉から作られたハムと、その他の豚肉の部位を加工したポークが使用されています。スパムは保存食にもなり、昔はアメリカ軍の軍事食としても使われていました。
ランチョンミートは、豚や牛ひき肉に調味料や香辛料を加えたソーセージの中身を、缶詰などの型に入れて加熱して作ります。ランチョンミートなどの肉加工品には添加物が使われているため、発がん性や骨粗しょう症などの危険性も懸念されています。添加物が気になる人は、無添加のものを選ぶとよいでしょう。
なお、スパムとハムとの違いは製法にあり、ハムは塩漬けにした豚肉をくん煙して作るのが特徴です。豚肉を意味するポークとスパムの違いは原料で、スパムは豚肉に牛肉などを混ぜて作られていますが、沖縄県ではポークとも呼ばれています。
スパムの味わい
スパムは脂身の多い豚肉を塩漬けにされて作られているため、強い塩気と脂濃い味わいが特徴です。味はソーセージよりも塩辛く、食感は魚肉ソーセージに似ていると言われています。原材料の香辛料に由来する特有の匂いをもつことから、臭味が気になる人もいますが、沖縄県民の間では広く親しまれています。
(*スパムの味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
スパムの食べ方
スパムには、生食をはじめ炒め物や煮物、サラダなど様々な食べ方があります。スパムは加熱して製造されているため、開封後そのまま食べることが可能です。ポテトサラダの具材や、豚肉の代用としてカレーなどにも活用できます。沖縄県では、スパムを使っておにぎりやゴーヤチャンプルーを作るのが人気です。
(*スパムの食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
コンビーフとは?どんな肉?
コンビーフはスパムに似ていますが、どのような肉のことを指すのでしょうか。ここでは、コンビーフの正体と味の特徴について解説します。
コンビーフは塩漬けにされた牛肉
コンビーフは塩漬けにされた牛肉のことで、英語では塩漬けの牛を意味するcornedbeefと表記します。粗塩に漬けた牛肉を蒸し煮にした後にほぐし、ひき肉や食塩、食用油脂などを加えて製造されます。コンビーフは日本をはじめアメリカやアルゼンチンなどでも販売されており、1950年に日本で初めてコンビーフの缶詰を発売したのは、野崎産業の食品部門です。
コンビーフは元々質が良くない肉を刻んで加工して作られていたもので、船乗りが食べる保存食として活用されていました。1875年ごろになると、アメリカの食品メーカーによって、コンビーフを取り出しやすくするために台形の缶詰が考案されたと言われています。