鶏肉の消費期限切れは何日後まで大丈夫?1日後は危険?腐敗の見極め方や保存方法など紹介!
鶏肉の消費期限切れはいつまで食べられるでしょうか?今回は、鶏肉が消費期限切れて〈1日・2〜3日・4〜5日・1週間〉後別の状態で比較して、何日目から腐るのかなど紹介します。鶏肉を消費期限切れ後に食べる際の注意点や、日持ちする保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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鶏肉の消費期限切れはいつまで大丈夫?
鶏肉はお財布にやさしくボリュームもあるので、家庭でも食べる機会が多い食材です。スーパーで買うと消費期限がかなり短い印象ですが、鶏肉の消費期限切れはいつまで安全に食べられるのでしょうか。
消費期限の定義
食品の品質を保証できる期限として、消費期限・賞味期限が定められています。未開封かつ、保存方法を守って正しく保管している状態で、安全に食べられる期限が消費期限、品質が変わらずにおいしく食べられる期限が賞味期限です。
匂いや見た目・微生物試験などの様々な項目に基づいて日持ち検査を行い、健康に害がないと確認された日数×安全係数(0.8)が表記される消費期限になります。(※1)
腐っていなければ若干危険ではあるが食べられる
消費期限は基本的には余裕を持って設定されているので、正しく冷蔵保存されていれば、消費期限を多少過ぎても問題なく食べられます。腐っていなければ食べられるため、鶏肉の消費期限が切れたからといって、すぐに捨てる必要はありません。
しかし、買い物が長引いて常温に晒されていたり、保存方法が悪いと消費期限より前に腐敗してしまうこともあり、食べる前に見た目や匂いで腐敗していないか判断しましょう。腐った時の特徴は以下の通りですので、参考にしてみてください。
・色が灰色、緑色に変色している
・トレイを傾けるとドリップが出る
・酸っぱい臭いがする
・ヌルヌル、ネバネバしており糸を引く
上記に一つでも当てはまったら腐っている可能性が高いので、要注意です。
(*鶏肉が臭い原因や、鶏肉が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
腐りやすい部位もあるので要注意
鶏肉は部位ごとに消費期限が異なります。
・ひき肉:1~2日
・もも肉、胸肉:2日
・ささみ:3~4日
鶏肉の消費期限はどこの部位も短いですが、特にひき肉は加工後1~2日しか日持ちしないので要注意です。ひき肉は一切れ当たりの表面積の割合が大きく、他の肉よりも空気に触れて酸化が進みやすいため、一番傷みやすくなります。もも肉や胸肉の消費期限はひき肉よりは若干長く、2日程度です。
ただし、消費期限は適切な保存方法の場合の日数なので、保存状態によって実際の期限は変わりますから、必ず肉の状態を確認してから調理して下さい。ささみは脂も少ないため鶏肉の中では日持ちしやすい部位です。しかし、どの部位も消費期限は短いため、なるべく早く食べましょう。
(*肉の種類・状態別の消費期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鶏肉は消費期限が切れるとどうなる?腐るのは何日目?
基本的に日持ちしない鶏肉ですが、鶏肉の消費期限が切れると、どうなるのでしょうか。消費期限が切れてからの日数ごとに特徴を見ていきます。
①消費期限が切れて1日後
消費期限切れ1日後は、そこまで大きな変化がありません。
・匂い:変化なし
・見た目:ドリップが出てくる
・味:変化なし
消費期限を1日過ぎたくらいだと、大きな変化もなく、味も変わらないため問題なく食べられます。見た目の変化として、多くの場合、ドリップという肉の水分が出てくることがありますが、新鮮な肉だとドリップもまだ出ないこともあります。ドリップが多少出ていても、期限切れ1日程度であれば問題ありません。