鶏肉の消費期限切れは何日後まで大丈夫?1日後は危険?腐敗の見極め方や保存方法など紹介!
鶏肉の消費期限切れはいつまで食べられるでしょうか?今回は、鶏肉が消費期限切れて〈1日・2〜3日・4〜5日・1週間〉後別の状態で比較して、何日目から腐るのかなど紹介します。鶏肉を消費期限切れ後に食べる際の注意点や、日持ちする保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
消費期限切れ2~3日経つと、個体差がありますが以下のようになります。
・匂い:変化なし
・見た目:ドリップが大量に出る
・味:ぱさぱさする
消費期限切れ1日くらいから出始めるドリップが大量に出てきます。その結果肉の水分が失われ、ぱさぱさとした食感になるため、調理前に酒をよく揉みこむと良いです。また、塩には殺菌作用があるので、事前に塩をすりこむことで、多少は日持ちさせられます。
③消費期限が切れて4日〜5日後
消費期限切れ4~5日経つと、見た目にも変化が出てきます。
・匂い:変な匂いがすることがある
・見た目:ぬめりが出てくる
・味:良く火を通して濃い味付けをすれば問題ない
ドリップに加え、ぬめりが出てきた場合は食べないようにしましょう。ドリップ内は菌が繁殖しやすいため、ドリップが出てきてから2~3日放置すると雑菌だらけになります。
匂いや見た目に変化が無くて大丈夫であれば、濃いめに味付けにし、良く火を通せば食べられますが、危険な状態になる前になるべく食べきるようにしましょう。少しでも異変を感じたら、食べずに処分してください。
④消費期限が切れて1週間以上
消費期限切れで1週間以上そのまま放置している場合は、食べるのをやめましょう。
・匂い:アンモニア臭がする
・見た目:脂が黄色く変色。肉自体も黒ずんだり、青色に変色する
・味:食べてはいけません
ここまで放置した場合、明らかに匂いや見た目で危険だと判断できます。肉に雑菌が繁殖することで、本来のピンク色とは違う、青や緑色になってくるので、見た目で明らかに危険だと判断できます。また、水分が多いのでカビが生えることもあります。カビの粒子は冷蔵庫内の他の食材にも移るので、早急に処分してください。
鶏肉を消費期限後に食べる際の注意点
鶏肉は、状態によっては賞味期限が過ぎても、特に問題なく食べられるようです。うっかり期限切れになってしまった場合、注意すべきことを見ていきましょう。
①しっかり加熱して食べる
鶏肉をしっかり加熱することで、食中毒を防ぐことができます。食中毒を発生させる菌の多くは、充分に加熱することで死滅ができます。鳥刺しに使われる生の鶏肉は特別な無菌鶏です。私達が日常で食べる鳥は無菌鶏ではないため、しっかり加熱することで安全に調理しましょう。
加熱の目安は、中心部分が75℃以上の状態で1分以上と言われています。実際に中心部分の温度を測ることは困難ですが、いつもより5分程度長めに加熱すると良いです。
(*鶏肉が加熱しても赤いままなことがあります。その場合の原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②手・まな板をしっかり洗う
調理する際は、手・まな板をしっかり洗いましょう。鶏肉には、表面だけにいるカンピロバクターという雑菌があり、鶏肉を切る際に中に入り込んだり、まな板や包丁、手に移ることで他の食材にも感染する可能性があります。鶏肉を取り扱った後にまな板や包丁を漂白し、手もしっかり洗うことでカンピロバクターの侵入を防ぐことができます。
(*鶏肉を洗う行為も危険です。その理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鶏肉の日持ちする保存方法は?
鶏肉の消費期限は短いことがわかりましたが、より日持ちさせるにはどうしたらよいのでしょうか。保存方法について見ていきます。