8月31日が「野菜の日」の由来・理由とは？キューピー・カゴメの記念イベント・キャンペーンも紹介！

日本人の野菜摂取量の目安は大人1日350gと言われていますが、2014年の統計データでは約60g不足しているといわれています。そんな野菜の日は8月31日と制定されていますが、なぜ8月31日が野菜の日なのでしょうか。理由や由来について紹介します。

1日の摂取量が不足していると叫ばれて久しい野菜ですが、野菜の日が8月31日になった理由を知っていますか。ここでは、いつから野菜の日が8月31日になったのか由来や、野菜と密接に関係するドレッシングの日についても説明します。

8月31日が野菜の日と制定されているのは、「8（や）3（さ）1（い）」と語呂が合うことに由来しています。野菜の日ができた理由は、野菜をもっとよく知ってもらい、たくさん食べてもらうためです。

1983年に東京都千代田にある、全国青果物商業協同組合連合会などの9つの団体・関係組合が制定したものです。野菜不足の解消のきっかけづくりを行うことが目的で、8月31日前後は関連各社で、野菜消費量を上げるためのPR活動が目立ちます。

野菜の日の前週にあたる8月24日はドレッシングの記念日になっています。その理由は8月24日はカレンダーで見ると必ず8月31日の真上に来ており、ドレッシングは常に野菜の上からかけるからです。

野菜を取り扱う会社はとてもたくさんありますが、野菜の日である8月31日には何かイベントはあるのでしょうか。今回は野菜の日のプレゼントキャンペーンやお得になる商品などを紹介します。

キューピーは8月24日～8月31日の1週間を、サラダウィークと名付けて野菜をたくさん食べるきっかけになるよう、キャンペーンを行っています。2020年8月31日は、好きな絵文字を3つ選んで回答すると、キューピードレッシング5種詰め合わせが当たるキャンペーンでした。締め切りは9月7日までだったようです。

他にも、JAのオンラインイベントでインスタグラムに投稿すると、キューピードレッシングが当たるプレゼントキャンペーンもありました。

野菜の会社を目指すカゴメのキャンペーンは、ファミリーマートで対象商品とセットで購入すると割引になるサービスや、イオンと共同したプレゼント企画などが行われました。過去にはリンガーハットでは対象商品の注文で野菜生活の給食サイズ1本おまけサービスがあったことなども確認できています。

8月31日にはカゴメがTVCMや新聞広告を掲載するなど、かなり力を入れたイベントです。カゴメが2020年1月に提唱した「野菜摂取推進プロジェクト」には、JAやパナソニックなどの同業異業に関係なく19社が賛同し、野菜の日以外にも協力して企画を盛り上げています。

野菜やミールキットの宅配を行っているオイシックスの、2020年野菜の日企画は、お得な野菜お試しセットが販売されていました。価格は「いいやさい」の語呂にかけて1,831円ですが、注目したいのは割引率61％です。年に1度の特別企画とあるように、この企画にかなり力を入れていることが分かります。

他にはSNSで「やさいドレスフォトコンテスト」を行い、写真投稿して最優秀賞に選ばれると10,000円（税抜）相当の『Oisix旬のお野菜＆フルーツ詰め合わせBOX』が当たるキャンペーンもありました。

8月31日は野菜の日以外に、何の記念日に制定されているのでしょうか。831の語呂合わせのほかにもおもしろい記念日がありましたので、3つ紹介します。

夏休みの最終日である8月31日は、宿題に追われた経験を持つ人が多いことから、宿題の日と定められています。日本では1年で一番勉強にうんざりする1日ですが、世界に目を向けると学校に通えない子どもや勉強をしたくてもできない子どもが、非常にたくさんいます。子どもたちが学べる喜びに気づいてもらうというのが、記念日制定の理由です。

日本ではなじみがないのですが、英語を使う人にとって831は「I love you」を意味するということはよく知られています。その理由は、「I love you」の構成が8つのアルファベット、3つの単語、1つの意味でできているからです。I love youの日は愛知県安城市に本社を置く、青雲舎株式会社によって制定されました。

年々増える空き家の問題に関心を持ってもらえるようにと、東京都世田谷に本社を置く、空き家や遺品整理の事業の株式会社ワンズライフが制定しました。「あきや（8）せ（3）い（1）り」と読める語呂合わせと、夏の暑さがやわらぎ始める8月の終わりに空き家整理を考えてほしいという思いも込めて、8月31日になっています。

野菜の日が8月31日なのは、語呂合わせで制定されていることが分かりました。現代人は1日の野菜が摂取量に達していない人が多く、少しでも食べる習慣や増やす努力をしたいところです。野菜の日に合わせてイベントやキャンペーンが展開されるので、チェックして美味しい野菜を食べましょう。