ラムチョップとはどこの部位?ラムラックとの違いは?食べ方・焼き方やレシピなども紹介!
ラムチョップとはどこの部位の肉か知っていますか?今回は、「ラムチョップ」の名前の意味や、カロリーに加えて、ラムラックとの違いなども紹介します。ラムチョップの食べ方・焼き方の他に、人気レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ラムチョップとは?どこの部位?

近年は家庭でラム肉を調理する方も増えていますが、ラムチョップが羊のどこの部位なのかを知らずに料理している人もいそうです。ここでは、ラムチョップがどこの部位かや、カロリー・名前の意味について説明します。
ラムチョップの部位はロース
ラムチョップとは生後12ヶ月未満の仔羊の肉の中でも、骨がついたロースにあたる部位をさします。ラムチョップに使われるのはロースの中でも、リブロースと呼ばれる部位が多く、羊肉の中でも高級とされています。羊肉に限らずロース肉は赤身と脂身のバランスがとれた部位なので、肉の旨味が感じられ、美味しい部位といえるでしょう。
「ラムチョップ」の名前の意味
ラムチョップの名前は「ラム」と「チョップ」の2つの言葉で構成されており、ラムは英語で生後12ヶ月未満の仔羊をさします。一方のチョップは元々、たたき切るまたは刻むを意味する英単語です。ラムチョップは塊の骨付き肉をたたき切るイメージがあることから、厚く切った骨付きローズ肉をさす言葉になったと考えられます。
ラムチョップのカロリー
肉の種類 | カロリー | 糖質 | 1日の摂取カロリーの占める割合 |
ラムチョップ(羊ロース) | 310kcal | 0.2g | 14% |
豚ロース | 263kcal | 0.2g | 12% |
牛ロース | 411kcal | 0.3g | 19% |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
上記は100gあたりの数値となっていますが、カロリーの面ではラムチョップは豚ロースと牛ロースの中間に位置しています。いずれの肉も糖質が少なく高たんぱく質なので、糖質制限中や筋肉を増量したい時におすすめの食材です。
ラムチョップの味わい・食感
ラムチョップは羊特有の臭みがなく適度に脂がのっており、柔らかくて旨味が詰まった部位です。食感もジューシーなので、ラム肉が苦手な人でも食べやすいとされています。ラム肉の甘さや旨味が存分に楽しめるので、ステーキなどにしても美味しく食べられます。
Twitterの口コミ
ぶっちぎりでうまいっす!🐏
しっかり肉の味がするラムチョップ♡#さぎり荘 #昼肉
「ラムチョップ」と「ラムラック」の違いは?
「ラムチョップ」と煮た骨付きのラム肉に「ラムラック」があり、何が違うのかを疑問に思う人もいることでしょう。ここでは、ラムチョップとラムラックの違いについて詳述します。
「塊」か「切り分けられている」かの違い
ラムラックとラムチョップの違いは、塊肉か切り分けられているかだけで、塊であるラムラックを切り分けたものがラムチョップとなります。部位としてはラムラックもラムチョップもロースに当たることから味は変わらないので、料理や調理する場所に合わせて選ぶとよいでしょう。
ラムチョップの食べ方・焼き方は?
ラムチョップは羊特有の匂いを感じにくい部位ではありますが、全く匂いがないわけではないので香草焼きにするのが一般的です。ここでは、ラムチョップをローズマリー風味に仕上げて食べる場合の材料と焼き方を紹介します。焼き方も2つあるので参考にしてみてください。
ラムチョップの下ごしらえ・下味
【材料】
・ラムチョップ:4本
・ローズマリー:2枝
・にんにく:2片
・オリーブオイル:大さじ4杯
・塩コショウ:適量
【作り方・手順】
1,ラムチョップにまんべんなく、塩コショウをふりかける
2,にんにくをスライス状に、ローズマリーは細かく切る
3,ビニール袋にラムチョップとにんにく、ローズマリー、オリーブオイルを入れて、軽く袋の上からもみほぐす
4,3を袋に入れたまま、30分ほど置く
5,ラムチョップを袋から取り出して焼く
焼き方①オーブンを使った方法
前述の手順で下味をつけたラムチョップを、オーブンを使って焼く方法は以下の通りです。
①オーブンを240℃で余熱しておく
②天板に下味をつけたラムチョップを置く
③予熱しておいたオーブンで②を15分間焼く
上記の手順では15分焼いていますが、オーブンの性能やラムチョップの大きさによって焼き時間は変わるので、焼いている間はこまめに様子を見て時間を調整してください。オーブンが無い場合は魚焼きグリルでも焼くことはできますが、焦げやすいので焼き加減をこまめにチェックする必要があります。焼く時間もオーブンより短くなるので注意が必要です。
焼き方②フライパンを使った方法
下味をつけたラムチョップを、フライパンで焼く方法は以下の通りです。
①フライパンにオリーブオイルを入れる
②ラムチョップの背脂の部分が下になるように、肉をフライパンに立てて並べ、中火で5分程度加熱する
③フライパンにラムチョップの脂が溶けだしたら弱火にする
④肉を倒して片面ずつ1分半から2分程度焼く
⑤両面を焼いたら火を止めてから蓋をして、2分ほど置く
この焼き時間はラムチョップの熱さが2cmの想定なので、厚さによって必要な時間が前後します。背脂が少ないラムチョップの時には、弱火で時間をかけて焼く方が美味しく仕上がります。
ラムチョップを使った人気レシピ
ラムチョップはシンプルにオーブンで焼く以外にも、美味しい食べ方がたくさんあります。ここでは、家庭でも試しやすいラムチョップを使った人気メニューを2つ紹介します。
①ラムチョップのオーブン焼き
ラムチョップの肉の旨味を味わいたいなら、シンプルなオーブン焼きがおすすめです。このレシピでは塩を多めに振ってからコショウを加え、常温で少し置いてからオーブンで焼いています。塩はやや多めにかけた方が美味しく仕上がります。
②ラムチョップの煮込み
ラムチョップと香草野菜を一緒に煮込むと、栄養満点のスープまで楽しめる一品となります。このレシピでは長ネギとミニトマトを使っていますが、玉ねぎやニンジン、セロリなどと煮込んでも美味しく仕上がるでしょう。
ラムチョップを食べてみよう
今回は、ラムチョップの名前の意味やカロリーに加えて、ラムラックとの違いなども紹介しました。ラムチョップはオーブンがなくても調理でき、焼き加減に気をつければ家庭でも美味しい一品に仕上がります。ラム肉は健康にもダイエットにもおすすめの食材なので、ぜひラムチョップを食べてみてください。