チェロス・チュロスはどっちが正解?名前の由来や形の意味〜作り方まで紹介!

チェロス・チュロスはどっちが正しいか知っていますか?どちらも読み方は似ていますが、正解はあるのでしょうか。今回は、チェロスというお菓子の〈名前の由来・形の理由〉など特徴を紹介します。チェロスの作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. チェロス?チュロス?どっちが正解?
  2. 英語よりの発音は「チュロス」
  3. チュロスはどんなお菓子?
  4. チュロスの名前の意味
  5. チュロスの形の理由
  6. チェロスの作り方・レシピ
  7. 材料
  8. 作り方・レシピ
  9. チェロスを作ってみよう

チェロス?チュロス?どっちが正解?

映画館や遊園地などに行くと、チェロスもしくはチュロスと呼ばれるお菓子が販売されていることがあります。お店によってその呼び名は異なりますが、チュロスとチェロスはどちらの呼び方が正しいのでしょうか。チェロスまたはチュロスの正式な読み方について解説します。

英語よりの発音は「チュロス」

チュロスは英語で「Churros」と表記し、チェロスではなくチュロスと発音します。カタカナで「チェロス」と呼んだり書き記したりする方もいますが、英語の発音に準じると、チェロスではなくチュロスが正式な呼び方なので間違えないように注意しましょう。

なお、英語でチュロスと書く場合は単語自体の語尾にsがつきますが、スペイン語でチュロスを表記する場合は「churro」となり単語の語尾にsをつけると複数のチュロスを意味する言葉になります。

また、スペイン語でチュロスを発音する際にはチュロのチュにアクセントをつけて長く伸ばして発音するため日本でチュロスを「チューロ」と表記することがありますが、これは正式な呼び方ではありません。

チュロスはどんなお菓子?

チュロスは子どもだけでなく大人にも人気がありますが、どのようにして作られているのか知らない方も多いようです。チュロスとはどのようなお菓子のことで、なぜ表面がギザギザの形をしているのでしょうか。チュロスの名前の意味や形の理由について解説します。

チュロスの名前の意味

チュロスとは小麦粉や水、砂糖などを使った生地を絞り袋に入れて絞り出し、油で揚げて作る揚げ菓子のことです。仕上げにはちみつや砂糖、シナモンなどを振りかけて仕上げたり、チョコレートに浸したりして食べることもあります。チュロスには、長い棒状のものや短いもの、ハート型のものなど様々な形があります。

チュロスの発祥には諸説ありますが、そのなかでもポルトガル起源説またはスペイン起源説が有力です。ポルトガル起源説では、16世紀の初めごろに中国の明へ訪れたポルトガル人が油条と呼ばれる中国の揚げパンを元にチュロスを作り、やがてスペインへと広まっていったと言われています。

一方のスペイン起源説は、スペインに住む羊飼いが容易に作れるパンの代用品としてチュロを作り始めたことがチュロスの起源になったとする説です。この説に準じて、チュロスの名前はチュロスの形がナバホ・チュロと呼ばれるヒツジの角に似ていることから付けられたとも言われています。

チュロスの形の理由

チュロスは星形の口金をつけた絞り袋に生地を入れて絞り出して揚げて作るため、表面がギザギザした形になっています。実はこのようにチュロスの生地を星の口金を使って揚げるのは、重要な理由があります。

チュロスの生地は熱湯で練り上げて作るため、強い粘り気があるのが特徴です。こうして作ったチュロスの生地を丸い口金で絞って揚げると、生地内の水分が蒸発して生地が急激に膨れ上がり、爆発して生地が飛び散って作り手がやけどを負う恐れがあります。

一方で星形に絞り出したチュロスの生地は表面積が広くなるため、これを揚げると効率的に生地内の水分を蒸発させることができ、生地を穏やかに膨張させて爆発を防ぐことができます。また、星形の生地は油の熱が生地へ伝わりやすいため、均一に火を通すことができる点もメリットのひとつです。

チェロスの作り方・レシピ

チュロスはお店で購入するものといったイメージがありますが、材料を揃えれば家庭でも手軽に作ることができます。ここからは、家庭でチュロスを作る際の材料と詳しい作り方をポイントを交えながら紹介します。

材料

・水:80cc
・バター:30g
・塩:ひとつまみ
・シナモン:少々
・薄力粉:25g
・強力粉:25g
・卵:1個
・揚げ油:適量
・砂糖(仕上げ用):適量
・シナモン:適量

作り方・レシピ

出典: https://cookpad.com/recipe/6131344

チュロスの作り方の手順は、以下の通りです。

【作り方】
1.鍋に水とバター、塩、シナモンを入れて火をつける
2.沸いてきたら弱火の火加減にして、薄力粉と強力粉を加えてヘラで混ぜる
3.生地がまとまったら火を消して5分ほど置いておく
4.生地が入った鍋に卵を加えて混ぜる
5.鍋に油を入れて170℃に余熱しておく
6.生地を星形の口金のついた絞り袋に入れ、クッキングシートの上に絞り出す
7.生地を乗せたクッキングシートを余熱した油に入れて揚げる
8.焼き色が付いたら取り出し、油を切る
9.仕上げに砂糖やシナモンなどを振りかけて完成


生地を揚げる際には生地を絞り出したクッキングシートごと揚げると、形が崩れず綺麗に仕上がります。クッキングシートに絞り出した生地を揚げてしばらく経つと自然にシートから剥がれるため、剥がれたらシートを取り除いて焼き色が付くまで揚げてください。

ただし、クッキングシートの種類によってはシートが発火する恐れがあります。使用するクッキングシートの説明書きに従って使用し、発火する恐れがあるクッキングシートは揚げ油に入れて使わないようにしましょう。クッキングシートがない場合は余熱した油へ直接生地を絞り出して揚げることもできますが、やや形が崩れやすくなります。

完成したチュロスには甘味がないため、仕上げに砂糖やシナモンなどを振りかけると美味しくいただけます。

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