缶詰の賞味期限切れはいつまで食べれる?2年・4年後はNG?腐敗の見分け方も紹介!

缶詰の賞味期限はどのくらいか知っていますか?何年持つのでしょうか?今回は、缶詰の賞味期限を〈未開封・開封後〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかを〈1年~2年・3年~4年・5年~10年〉など期間別に紹介します。缶詰の日持ちする保存方法や、腐った場合の見分け方・缶詰の捨て方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 缶詰の賞味期限はどのくらい?長い?
  2. ①未開封の場合は製造から3年
  3. ②開封済みの場合は早く消費しよう
  4. 缶詰の賞味期限切れは食べられる?危険?
  5. 賞味期限の定義・消費期限との違い
  6. 賞味期限切れでも中を見て腐っていなければ食べられる
  7. 缶詰は賞味期限切れでも最長いつまで食べられる?【期間別】
  8. ①賞味期限が切れて1ヶ月〜半年程度過ぎた缶詰
  9. ②賞味期限が切れて1年~2年程度過ぎた缶詰
  10. ③賞味期限が切れて3年~4年程度過ぎた缶詰
  11. ④賞味期限が切れて5年~10年以上過ぎた缶詰
  12. 賞味期限切れの缶詰を食べる際の注意点
  13. 缶詰が傷んでいる場合は腐っている可能性がある
  14. 中身が腐った賞味期限切れ缶詰の捨て方
  15. 缶詰の日持ちする保存方法を知っておこう
  16. 賞味期限切れの缶詰でも食べられる

缶詰の賞味期限はどのくらい?長い?

缶詰は瓶詰同様、食品を保存するために開発されており、防災意識が高まった2011年以降は常備する家庭が増えています。しかし缶詰にも賞味期限はあり、表示の見方を覚えて入れ替えることが大事です。ここでは、缶詰の賞味期限について説明します。

①未開封の場合は製造から3年

水産物や果実、野菜、畜産物など缶詰の種類も様々ですが未開封の場合、概ねの賞味期限は製造から3年とされています。長持ちする理由は以下の通りです。

・中身を詰めた後で空気を抜き、無酸素状態にしている
・加熱殺菌処理を行い、無菌環境にしている
・密閉することで腐敗を予防している


未開封であることを前提とする賞味期限は水産缶詰と畜産缶詰で3年、果実缶詰と野菜缶詰は2~3年が目安です。缶詰の製造工場では中身を詰めた後ですかさず空気を抜き、劣化や腐敗をさけるために無菌状態にして密閉できるよう、工程管理を徹底しているのです。

ちなみに日本で製造している缶詰の賞味期限は、蓋の部分に年月日または年月の数字が記載されています。しかし海外で製造されている缶詰は、日・月・年の順で記載されているケースもあるので注意が必要です。

②開封済みの場合は早く消費しよう

缶詰は未開封であれば長期間保存できるものの、開封して中身が空気に触れると劣化が始まります。そのため開封済みの缶詰は、できるだけ早く食べるのが基本です。もし食べ切れなかった場合は開封した缶詰の中身は別な容器に移し、蓋をするかラップをかけて冷蔵保存し、2日から3日以内に食べ切りましょう。

開封した缶のままラップをかけて冷蔵保存すると、中身が変質するなど劣化の原因となるので避けるのが基本です。特に果実缶詰の場合はブリキ缶が使用されていることが多く、微量のすずが含まれています。開封すると缶の内部が空気に触れ、すずが溶けだしてしまうことがあり、人体によいとはいえません。

果実缶詰は開封後、中身をガラスや陶器、プラスチックの容器に移し替えてから保存しましょう。水産缶詰や野菜缶詰、畜産缶詰は内部がコーティングされているので、ブリキ缶のような心配はありません。缶がコーティングされているかどうかは、缶詰のラベル表示で確認してください。

缶詰の賞味期限切れは食べられる?危険?

缶詰は長期保存を前提として製造されており、中身が劣化しないよう配慮されています。自宅で賞味期限切れの缶詰を見つけても腐っていなければ、劣化はしていても食べられそうです。ここでは、賞味期限切れの缶詰が食べられるのか否かを、期間別に説明します。

賞味期限の定義・消費期限との違い

賞味期限とは未開封であることを前提に、品質が劣化することなく美味しく食べられる期間をさし、安全係数に基づいて算出されています。そのため表示されている賞味期限を多少過ぎても、食べることは可能です。一方の消費期限は未開封であっても、安全に食べられる期間を意味します。そのため表示されている消費期限を過ぎたものは、食べてはいけません。

賞味期限切れでも中を見て腐っていなければ食べられる

賞味期限切れの缶詰であっても、中を見て腐っていなければ食べることは可能です。中身が腐っている時には、以下のような特徴があらわれます。

・中身が変色している
・中身が崩れている
・異臭がする


中身の形状や匂いが変化している時は、ほぼ腐っていると考えて問題ありません。缶詰に穴が空いていると、空気が入り込んで中身が腐ってしまいます。缶詰を保存する際には、缶自体に傷や穴がないかを確かめたうえで冷蔵庫にしまいましょう。また日持ちさせるためには保存方法も大切なので、後で詳しく説明します。

缶詰は賞味期限切れでも最長いつまで食べられる?【期間別】

常温で長い期間保存できるよう製造されている缶詰は、賞味期限切れでも食べられるとされています。しかし表示されている賞味期限を経過した期間の長さで、その安全性が変わりそうです。ここでは賞味期限切れの缶詰がいつまで食べられるのかを、期間別に説明します。

①賞味期限が切れて1ヶ月〜半年程度過ぎた缶詰

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