イタリアンパセリとパセリの違いは?代用できる?味・栄養・使い方など比較!
イタリアンパセリとパセリの違いを知っていますか?今回は、イタリアンパセリとパセリの〈栄養・味〉など特徴の違いを比較し、代用できるかも紹介します。イタリアンパセリはどこで売ってるかや市販のおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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イタリアンパセリとは?パセリと違う?同じ?
洋風のおかずの付け合わせや煮込み料理などに使われるイタリアンパセリですが、普通のパセリとは何が違うのでしょうか。ここでは、イタリアンパセリの特徴について紹介します。
イタリアンパセリとパセリは品種が異なる
イタリアンパセリとパセリは、ともにセリ科のハーブですが、品種が異なります。パセリはモスカール種と呼ばれ、イタリアンパセリはプレーンリーブド種と呼ばれています。なお、どちらも地中海沿岸の地域で発祥し、日本へ伝わりました。
「イタリアンパセリ」と「パセリ」の違いを比較!
イタリアンパセリとパセリが違う品種のハーブであることが分かりましたが、味わいや栄養価に違いはあるのでしょうか。ここでは、イタリアンパセリとパセリの違いについて紹介します。
①見た目・大きさ
イタリアンパセリとパセリの見た目・大きさには、以下のような違いがあります。
・イタリアンパセリ:葉が平たく大きい
イタリアンパセリは、葉が平たく、大きく開いているのが特徴です。見た目はパクチーや三つ葉に似ていて、葉が3~4枚ごと密集しています。また、イタリアンパセリは普通のパセリに比べて、緑の色が濃いのも特徴です。
・パセリ:葉が縮んでいて小さい
一方、パセリは葉が縮んで丸くなっているのが特徴です。葉先が縮んでいる分、1枚あたりの大きさはイタリアンパセリより小さいものの、多数が密集するためボリューム感があります。なお、葉先が丸まる特性から、カーリーパセリとも呼ばれています。
②味わい・食感
味わいや食感には、以下のような違いがあります。
【イタリアンパセリ】
・苦味が少ない
・葉や茎が柔らかい
イタリアンパセリは、苦味やえぐみが少ないのが特徴です。また、葉や茎が柔らかいので、サラダなどの生食に向いています。パセリ特有の風味が苦手な人には、イタリアンパセリの方が食べやすいのでおすすめです。
【パセリ】
・苦味が強い
・葉や茎が硬い
・香りが強い
パセリは苦味が強く、葉や茎が硬いため、生だと食べにくさを感じます。サラダなどに用いるよりは、揚げ物やパスタなどの飾り付けとして使うのが一般的です。また、パセリは香りが強いので、煮込み料理などに使用することも多くあります。
③栄養・効能
イタリアンパセリとパセリには、共通して以下の栄養素が含まれています。
・ビタミンC
・ビタミンE
・βカロテン
・カリウム
・カルシウム
・鉄
イタリアンパセリとパセリは、ともにビタミンやミネラルを豊富に含みます。特に、強い抗酸化作用を持つビタミンCやEを多く含むため、動脈硬化などの疾病予防に効果的です。同じく抗酸化作用を持つβカロテンや、高血圧の予防に効果的なカリウムも多く含んでいます。
カルシウムは骨粗鬆症の予防や精神の安定に働き、鉄は赤血球の成分となることで貧血を予防します。
④使い方
イタリアンパセリとパセリの使い方は、以下を参考にしてください。
【イタリアンパセリ】
・サラダ
・カルパッチョ
・パスタ
・グリル料理
苦味の少ないイタリアンパセリは、生のままサラダやカルパッチョに入れることができます。また、ペペロンチーノやボロネーゼなどのパスタにトッピングしたり、肉や魚のグリルに添えたりして食べるのがおすすめです。
【パセリ】
・フライ
・煮込み料理
・スープ
パセリは、フライドチキンやコロッケのような揚げ物に添えると、おしゃれな見た目に仕上がります。また、ミネストローネや煮込みハンバーグなどを加熱する際にちぎって加えると、豊かな香りがつき美味しく仕上がります。