ピューレとは?意味やペースト・ジャムとの違いを紹介!
ピューレとは何か知っていますか?意味・定義が気になりますよね。今回は、ピューレと〈ペースト・ジャム・ピュレ〉との違いや使い方にくわえ、種類を紹介します。おすすめのピューレの作り方や代用方法も紹介するので参考にしてみてください。
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ピューレとは?どんな意味・定義?
食材の名前と合わせて呼ばれたり、フランス料理などの名称としても使われることがあるピューレですが、実際にはどのようなものなのでしょうか。ピューレとは何なのか意味や定義について、詳しく説明します。
ピューレとは食材をすりつぶした半液体状の液体
ミキサーやブレンダーで潰した後、裏ごしして滑らかに整える調理方法をピューレ状にすると表現します。食材によって、生のままであったり加熱したり、砂糖を加えたりとピューレの種類も様々です。野菜や果物だけでなく肉や魚、豆類などほとんどの食材はピューレにすることが出来ます。
フランス料理のイメージですが、お菓子や料理のソースとして使うだけでなく、スープにしたり隠し味や離乳食など使い方も豊富で冷凍保存することも出来るため作っておくと便利です。
ピューレの種類
果物や野菜を使った、代表的なピューレは以下の通りです。
・トマトピューレ
・じゃがいもピューレ
・かぼちゃピューレ
・豆のピューレ
・マンゴーピューレ
・マロンピューレ
・イチゴピューレ
トマトや豆など野菜を使ったピューレは、肉や魚のソテーのソースとして使用する他、じゃがいもやかぼちゃなど牛乳で薄めてポタージュにしたりすることも出来ます。また、冷凍保存しておいて、ミートソースやカレーなど煮込み料理を作る際の隠し味としての使用もおすすめです。
イチゴやマンゴーなど果物を使ったピューレは、ケーキや焼き菓子などお菓子作りのアクセントとして使用したり、ヨーグルトやアイスクリームのソースとして使えます。複数の果物を合わせてピューレ状にして、フルーツピューレにすると味わい深くなるので好みの果物で手作りしてみるのも良いでしょう。
ピューレとペースト・ジャム・ピュレの違いは?
料理用語では、ピューレ状の他にペースト、ジャムなど見た目が似ていますが違いはあるのでしょうか。また、ピューレとピュレにはどのような差があるのか言葉の意味についても詳しく説明します。
①ピューレとペーストの違い
ピューレとペーストの大きな違いは、それぞれに含まれる水分量で、作り方はほぼ同じです。ピューレはペーストと比べて濃度が薄く、同じ分量でトマトピューレにするにはトマトを3個使用するのに対してトマトペーストにするにはトマトを6個使用します。
煮詰める具合によって濃度に差をつけるだけですが、ピューレは水分量が多いため料理に混ぜて使うことが多いです。反対にペーストは濃厚なのでパンやクラッカーに乗せて食べるのに使われるため、手作りする場合は使いたい用途に合わせてピューレにするのかペーストにするのか煮詰める水分量で調整してください。
②ピューレとジャムの違い
ピューレとジャムの大きな違いはとろみで、ピューレ、ジャム、ペーストは全て作り方はほぼ同じです。ただ、ピューレ状にするには食材をすり潰して滑らか裏ごしにして煮詰めるのが基本ですが、ジャムは裏ごしなどをしないだけでなく、食材の形をそのまま生かすものもあります。
また、砂糖を加えて食材から水分を出して砂糖を溶かしたりレモン汁を加えてゼリー状に固まるように作用させたりしています。ジャムもピューレと同じように隠し味として使用したり、ソースとして使うことが出来ますが、同じ食材でも濃度や味はジャムの作り方によって大きく差がある可能性があるので注意しましょう。
③ピュレとピューレの違い
トマトピューレやフルーツピューレなど「ピューレ」と呼ぶことが多いですが、フランス語では「ピュレ(purée)」と表記されることもあります。ピュレとはフランス語から誕生した言語で、英語ではピューレと言われることが多いですが、どちらも意味は同じです。
細かな網状の裏ごし器で濾されたという調理法を「ピュレ(ピューレ)する」と表現することが語源となっています。ピュレもピューレも野菜や果物などの食材をすり潰して裏ごしした半液体状の加工食品の名称なので、どちらを使用しても表記としては間違いではありません。
ピューレの使い方・用途は?
ピューレとはフランス料理で出てくるイメージですが、家庭ではどのように使うのでしょうか。実際にピューレの使い方・用途について、料理やお菓子との組み合わせを紹介します。