ハーゲンダッツの賞味期限の表示はどこ？見方は？腐らないって本当？

市販されているアイスの中でも高級品と位置付けられるハーゲンダッツは、何かのご褒美として食べたり、お土産として重宝することが多いですが、美味しいうちに食べたければ、賞味期限が気になる方もいるでしょう。ハーゲンダッツの賞味期限について紹介します。

賞味期限は、包装を未開封のまま、記載された保存方法を守って保存していた場合に、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことです。基本、年月日で表示されますが賞味期限が3ヶ月以上のものは年月のみで表示されているものもあります。

賞味期限は、余裕のある日数が示されているので、切れてもすぐに食べられないというわけではありません。見た目や匂い、味などを確認して異常がなければ安心して食べることができます。一方、消費期限は期限が切れたら食べることを控えましょう。弁当やケーキ、サンドイッチなど傷みやすいものに記載される消費期限は、5日間未満のものが多いです。（※1、2）

材料にこだわった高級なアイスのハーゲンダッツは、ついつい食べるのがもったいなくて冷凍庫の奥で長期間保管されがちです。そんなハーゲンダッツはどのくらいの期間であれば、美味しく食べられるのでしょうか。

ハーゲンダッツの賞味期限が気になって、パッケージや箱を何度も確認したことがある方もいるでしょう。アイスは腐りにくい食品のため、賞味期限があると思いがちですが、実はハーゲンダッツには賞味期限の表示がどこにもありません。

その理由として、アイスには賞味期限の表示義務が無いからです。-18℃以下で食品を保管する場合は品質が劣化しにくく、賞味期限の表示義務がありません。お惣菜やうどん、野菜、魚介類等の冷凍食品には賞味期限があるので、記載内容を確認して期限内に食べましょう。

しかし、賞味期限が無いからと言って永遠に美味しさがキープされるわけではありません。ドアの開け閉めなどによる冷凍庫内の温度変化により、常に－18℃を保つのが難しいため、保管が長引けば品質が劣化していきます。（※3）

ハーゲンダッツのカップや箱の底に表示されている記号が、賞味期限と何か関係があるのではと思いますが、それらの記号は賞味期限には全く関係ありません。製造所の固有記号や製造工場で使用している製造管理記号を表示することが法律で定められているため、それを表す記号です。

また、ハーゲンダッツには「©2014 General Mills」という表示がありますがこれは決して賞味期限と関連があるものではありません。

©はコピーライトの意味を持ち、日本語に訳すと版権のことです。ハーゲンダッツの版権は2014年の発生しており、General Mills（ゼネラルミルズ社）が保持しているという意味を示す記号です。2014年が賞味期限だと勘違いしてしまわないように注意しましょう。

ハーゲンダッツには賞味期限が無く、-18℃以下で保管できていれば安全に食べることができます。しかし、永遠に保存できるかといえばそうではなく、すこしずつ腐っていきます。ハーゲンダッツが劣化した時の特徴を紹介します。

冷凍焼けとは、食品を長い期間冷凍庫で保管していた際に食品の中の水分が抜けて乾燥し、油分が酸化して味や風味、食感が損なわれることです。フリーズドライ現象とも呼ばれることがあり、乾燥が進んでいることが想像できます。また、冷凍庫の開け閉めによる中の温度変化が大きいことも、味の劣化に関係しています。

ハーゲンダッツも例外ではなく、アイスクリームに含まれる水分が蒸発し、味も食感も劣化し霜が付いた冷凍焼けの状態になります。また、ハーゲンダッツは味や食感を長期間保たせる添加物を添加していないため、温度変化には敏感です。常に-18℃以下になっているように、冷凍庫の開閉には気を付けましょう。