ハムの種類の一覧|特徴の違いを比較!イタリア・ドイツなど国別の代表品も紹介!
ハムの種類について知っていますか?今回は、<ロースハム・生ハム・パストラミ>などのハムの種類の名前を、肉の種類・味・見た目など特徴の違いを比較して画像つきで紹介します。〈ドイツ・イタリア・スペイン〉などで有名なハムも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
ハムは、日本だけでなくヨーロッパをはじめとする様々な国で生産されており、その製法や味わいも国によって全く異なります。ここでは、様々な国のハムの種類を紹介するので、色々な国のハムを自宅で楽しんでみましょう。
①ブラックフォレストハム(ドイツ)
・肉の種類:豚やイノシシ
・肉の部位:もも
ブラックフォレストハムは、スイスとの国境近くにあるドイツ南部のシュバルツバルトで育つモミの木やネズの木で燻煙処理を施し、その後3ヶ月ほど熟成させて作られる生ハムです。シュバルツバルトは通称「黒い森」と呼ばれている事から、ブラックフォレストハムと名付けられました。野菜と一緒にパンに挟んで、サンドイッチにするのがおすすめの食べ方です。
②ハモンセラーノ(スペイン)
・肉の種類:豚
・肉の部位:後ろ脚
スペインは世界一のハムの生産国ですが、その生産量の約9割を占めるのがこのハモンセラーノです。塩味が効いており、薄く切ってメロンに乗せた生ハムメロンで楽しむのもおすすめです。食べる際は常温で少し戻すとハムの脂が溶けやすくなり、口中に味わいや香りが広がります。
③スペック(イタリア)
・肉の種類:豚
・肉の部位:もも
スペックはイタリアのチロル地方で作られる生ハムで、豚のもも肉を塩漬けした後に燻製し、さらに熟成させて作られます。ほのかな甘みと燻製の良い香りが口いっぱいに広がるのが特徴で、イチジクなどのフルーツと合わせてワインのおつまみにするのもおすすめです。
④クリスマスハム(スウェーデン)
・肉の種類:イノシシ肉、豚肉
・肉の部位:すね
クリスマスハムは、スウェーデンの代表的な家庭料理であり、名前の通りクリスマスのお祝い料理として食べられています。現地の言葉では「ユールシンケ」と呼ばれており、ハムの表面にパン粉・卵・マスタードなどを塗って焼き上げて食べるのが一般的です。
⑤金華ハム(中国)
・肉の種類:豚
・肉の部位:もも
金華ハムは、イタリアのプロシュート・スペインのハモンセラーノと並ぶ世界三大ハムと称される、強い塩味と歯ごたえが特徴のハムです。皮が薄くて脂肪分が少ない金華豚のもも肉を塩漬けし、自然熟成させて作られています。スペインやイタリアの生ハムと違って生で食べられることはなく、その多くは蒸し物や炒め物などの料理の食材として使われています。
ハムの種類は様々
ハムと一言で言っても実に様々な種類があり、おすすめの食べ方や調理法も異なる事が分かりました。それぞれの違いや特徴を理解した上で、目的に合ったハムを選んで食べましょう。