春菊の正しい保存方法は?冷凍・冷蔵で長持ちさせるコツや解凍の仕方も解説!
【管理栄養士監修】春菊を冷凍する正しい保存方法を知っていますか?今回は、春菊の〈冷凍〉〈冷蔵〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。適切な保存方法で春菊を冷凍しましょう。賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
春菊の冷凍での保存方法
冷凍の保存方法は2通りあります。
【保存方法(生のまま冷凍する場合)】
1、春菊を洗った後に水分を拭きとる
2、好きなサイズにカットし、フリーザーバッグに入れて冷凍
3、約1時間後に一旦取り出し、袋の外側から春菊をほぐす
【保存方法(茹でた後に冷凍する場合)】
1、約30秒程度、春菊を茹でた後に氷水で冷やす
2、水分を絞ったら、使いやすい長さに切る
3、好きな量に分けてそれぞれラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍
生のまま冷凍した場合に行う3は、後で使う際に必要な分だけを取り出しやすくするためです。また、春菊の茹で時間が短いのは食感を保つためです。
柳田ゆい
管理栄養士
春菊は加熱するほど苦味が出てくるので、お好みで加熱時間を調節してくださいね。
保存期間・賞味期限の目安
冷蔵よりも冷凍の方が保存期間・賞味期限ともに長いです。また、冷凍前の処置に関係なく、期間は両方とも同じです。
・保存期間は約1か月
・賞味期限の目安は2~3週間
生のままで冷凍した場合、水分の拭き残しは食感を悪くする原因となるので気をつけましょう。保存期間は1か月ですが、味が気になる場合は、賞味期限内に食べてしまった方が良いです。
冷凍した春菊の解凍方法は?
冷凍した春菊を料理に使う際、どのように解凍すれば良いのでしょうか?解凍方法に適した料理も合わせて紹介します。
自然解凍
自然解凍をする場合は皿の上に春菊を乗せて冷蔵庫に移し、完全に解けるまで待ちましょう。料理は和え物やお浸しなど火を使わない調理方法がおすすめです。解凍後の春菊は水分を多く含んでいるため、調理前に必ず絞っておきましょう。
他にも冷凍する際に味付けをしておけば、弁当に入れる冷凍食品代わりになります。これは朝に入れるだけで昼には解凍されるので便利です。
凍った状態でそのまま使う
生のままで冷凍した春菊は食感が若干損なわれるため、炒め物などの加熱調理に向いています。鍋やみそ汁など、汁の中へ他の具材と一緒に入れるのも良いです。しかし、冷凍前に茹でてある春菊の場合、加熱調理に使用すると火が入りすぎて味が落ちてしまいます。そのため、入れるのはすでに他の具材に火が通っている調理工程の最後のタイミングにしましょう。
春菊の賞味期限が切れるとどうなる?
賞味期限を過ぎてしまった春菊はどのような状態になるのでしょうか?完全に腐っている状態についても説明します。
賞味期限が危ない状態
賞味期限が記載されている他の商品と違い、野菜は状態を見て危ないかどうかを判断する必要があります。春菊の賞味期限が危ない状態の特徴を紹介します。
・葉先がしなしなになってる
・全体的に黄色味がかっている
・食感が悪い
上記の状態の春菊はまだ腐ってはいないため食べることは出来ますが、あまり美味しくありません。この状態の春菊は根元をカットし、50度ほどの温水につければ復活します。
腐って食べられない状態
春菊が完全に腐っている場合、温水につけても効果はありません。腐っている時に表れる特徴は以下の通りです。
・酷い悪臭がする
・表面にぬめりがある
・白や黒に変色してる部分がある
・カビが生えている
上記の特徴に1つでも当てはまっている場合は腐っていると判断して良いです。もう食べられませんのですぐに処分しましょう。