ベーコンとハムの違いとは?代用できる?作り方や活用レシピのおすすめを紹介!
ベーコンとハムの違いについて知っていますか?今回は、ベーコンとハムの<肉の部位・製造法・味>などの違いや、生で食べることができるのかも紹介します。ベーコンの名前の由来や、自家製ベーコンの作り方、活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ベーコンとは?
ベーコンは冷蔵庫に常備している人も多い加工肉製品の一つですが、ベーコンとは一体どのようにして製造されているのかを正確に答えられる人は少ないかもしれません。ここからは、ベーコンについて製造方法や名前の意味などを詳しく解説します。
ベーコンはバラ肉を塩漬けして燻製したもの
ベーコンは一般的に豚のバラ肉を材料として作られていますが、バラ肉は赤身よりも脂身が多く、豚肉の中でも濃厚な旨味を持つジューシーな部位です。ベーコンはそのバラ肉を塩漬けにしてから燻製にするのが特徴で、肉を燻製にすることで表面の細菌が減るとともに、細菌の増殖も防ぐことができます。
このようにして作られるベーコンは、生肉よりも日持ちする保存食として扱われています。
「ベーコン」の名前の意味・由来
「ベーコン」の名前は、ゲルマン祖語で背中を意味する「bakkon」が由来だと言われています。この由来に表れている通りベーコンは本来背中の肉を使用して作るものでしたが、北アメリカに伝わった時にバラ肉で作られるようになり、その製法が日本にも伝わりました。
ベーコンとハムの違いは?代用できる?
ベーコンと似たような加工肉製品としてはハムがありますが、このベーコンとハムとの違いは何なのでしょうか。ここでは、二つの違いとベーコンをハムで代用できるのかについて説明します。
①肉の部位の違い
ベーコンとハムとでは使用する肉の部位が違っています。ベーコンは前述した通り脂身が多いバラ肉を使用して作られていますが、一方のハムは主にもも肉を使用した加工肉製品です。ハムに関してはもも肉以外に肩から腰までのロース肉を使う場合もありますが、バラ肉を使うことはほとんどありません。
②製造方法の違い
ベーコンとハムとでは製造方法にも違いがあります。ベーコンは塩漬けにしてから熟成させた後で、燻製を行いさらに熟成させますが、ハムは塩漬け・熟成・燻製・熟成の後に茹でる工程が入ります。この茹でる工程があるものが、俗にハムと呼ばれるものです。
③カロリー・脂質の違い
100gあたり | カロリー | 脂質 |
ベーコン | 405kcal | 39.1g |
ハム | 118kcal | 4g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
上記はベーコンとハムのカロリー・脂質量を比較したものですが、ベーコンはハムに比べるとカロリーや脂質が大幅に高くなります。これはベーコンが脂身の多いバラ肉を使用して作っていることが理由で、脂質が少ないもも肉を使ったハムに比べるとそのカロリーは3倍以上、脂質量は10倍近くなります。
④味の違い
ベーコンとハムは味も全く異なります。ベーコンはバラ肉を使用しているので脂が多く、こってりとしたコクと濃厚な旨味があります。一方、ハムは脂身があまりないモモ肉を使用しているのでサッパリとした味が特徴です。
どちらも豚肉を使用しているので代用することは可能ですが、全く同じ味わいではないので、それぞれの特徴については理解しておく必要があります。