コース料理<和食・フレンチ・イタリアン>の順番や意味は?マナーや注意点も紹介!
コース料理について知っていますか?今回は、和食のコース料理の種類や、<フランス料理・イタリア料理>でのコース料理の順番も紹介します。ナイフとフォークの使い方や、コース料理でのマナーや注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
イタリア料理のフルコースは基本的に上記の7つの料理で構成され、フランス料理や和食のコース料理よりも品数が少ないことがわかります。1つ目のメイン料理を意味するプリモ・ピアットは、この後のメインディッシュのセコンド・ピアットの前に空腹を落ち着けるため、パスタなどを使った料理が出されます。
メインディッシュの後は、各種のチーズから好みのものを選んで食べることが一般的で、チーズには消化を促進させる効果を持つとも考えられています。なお、デザートの際の飲み物は、カプチーノを選ぶことは避けましょう。イタリアでは朝食にカプチーノを飲む習慣があり、食後にこちらを選ぶことは、料理への不満を意味するからです。
コース料理でのマナーや注意点は?
コース料理を食べる際に、マナーや注意点がわからずに緊張してしまうこともあるのではないでしょうか。料理の食べ方や、ナイフやフォークの使い方について解説します。
①スープの飲み方
以下は、スープを飲む際のポイントです。
・スプーンの7~8分目まですくう
・音を立てずに飲む
・少なくなったスープは皿を傾けてすくいとる
スープを飲む際は、スプーンからスープがこぼれることがないように、少なめにすくい取るようにしましょう。その時に食器が当たる音やスープを吸い込む音を立てないように気をつけてください。また、スープが残り少なくなった時に、左手をスープ皿に沿えて器を傾かせることは問題ありません。パンにつけてすくい取るのは、マナー違反とされるので注意が必要です。
②魚の食べ方
切り身ではない魚を、食べるのが苦手という方もいます。以下は、骨のついた魚を食べるときの手順です。
1.頭に切り込みを入れる
2.魚の背びれの上からナイフを入れる
3.腹側も同じようにナイフを入れる
4.尻尾部分の皮を切り、剥がれた上身を手前にずらす
5.尻尾の裏側の皮を切る
6.中骨を尻尾から少しづつ折るように巻き取ったら頭ごと切り落とす
7.背びれと腹びれに付いている小骨を取る
8.ずらした上身を下身に戻す
9.左側から食べる
魚をひっくり返して食べるのはマナー違反にあたるため、上記の手順で先に魚の頭や骨を取り、皿の端に寄せて置きましょう。この際もなるべく音を立てないように、ゆったりした所作で行ってください。また、左側から食べるのは食べやすさだけではなく、魚は頭側から一口大に切りながら食べ進めていくことがマナーとされているからです。
③ナイフとフォークの使い方
フランス料理のコースでは、あらかじめテーブルにナイフやフォークが何本も並べられています。以下は、ナイフとフォークの使い方のポイントです。
・ナイフとフォークは外側から順に使う
・ナイフは手前に引くように切る
・中座する時は皿の縁に置く
・食べ終わったら、皿の上に右斜めに並べる
肉料理を食べるときは、ナイフを引くようにすると余計な力を使わずに、厚みのある肉でも切ることが出来ます。食事中に止むを得ず席を立つときは、ナイフとフォークを皿の縁に置きましょう。この時、皿の手前にハの字を作る置き方と、皿の奥に横にして置く方法の2通りがありますが、どちらでも構いません。
食事が終わったらナイフとフォークを揃えて、皿の上に右斜めになるように置くと、食事終了のサインとなります。
コース料理について知っておこう
コース料理で運ばれる皿の順番には意味があり、ただ美味しい料理を出すだけではないということがわかりました。マナーやルールが多く堅苦しいと感じる方もいるかもしれませんが、コース料理について知ることで、今まで以上に食事を愉しむことが出来ます。コース料理の食べ方の注意点や、動画も参考にしてください。