豆苗にカビが生えても食べれる?原因は?再生栽培での育て方のコツを解説!
【野菜ソムリエ監修】豆苗を再生栽培した際にカビができる原因を知っていますか?今回は、豆苗にできるカビの種類や、カビの生えた豆苗は食べれるのかに加えて、原因についても紹介します。豆苗のカビが生えない育て方や、食べちゃった場合の対処法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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豆苗を再生栽培したらカビが生えた…?食べられる?
出典: @FOo4oO
栄養も豊富で料理に使いやすい豆苗は、根と豆の部分を残しておけば生えてくるので、再生させる楽しみもある食材です。その豆苗を再生栽培したらカビが生えてしまうことがありますが、カビが生えても食べられるのでしょうか?
豆苗にできるカビは2種類ある
豆苗を再生栽培するときに生えるカビには、以下の2種類があります。
・アスペルギウス(コウジカビ)
・ユーロチウム(カワキコウジカビ)
コウジカビの一部は麹として、味噌や日本酒作りなどの発酵食品作りに活かされてきた歴史があります。しかし、人間に感染するものやカビ毒を発生させるものもあり、豆苗に生えたカビの人体への有害無害の判別はできません。
カビの生えた豆苗は基本食べられないので捨てる
カビを取り除いたら食べられそうと思う方もいるでしょうが、白い綿のようなカビが生えてしまったら捨てたほうが良いでしょう。なぜなら、カビの胞子が可食部にもついている可能性や、胞子が水から豆苗に取り込まれていることも考えられるからです。
阿部紗織
野菜ソムリエ
エンドウの若い芽を摘んで食べるのが本来の豆苗ですが、現在日本ではキヌサヤやエンドウなどのタネを発芽させ、もやしのように育てたものが豆苗として流通しています。
豆苗の栽培でカビが生える原因は?
カビが生えてしまった豆苗は、処分する以外に方法がないことが分かりました。次はカビが発生する原因を知らないと対策を打てないので、何が原因でカビが生えてしまうのかについて紹介します。
①水分の量が多い
水の量が多いと豆苗にカビが生える原因になります。つい面倒で水を継ぎ足してしまったり、継ぎ足さなくてもいいように多めに水を入れたりしたくなりますが、水の適量は豆の部分に水が被らない程度です。豆に水が被ると呼吸ができず傷みます。水が汚れるとカビが生えやすくなるので、水位に注意しましょう。
②水が濁っている&ぬめりがある
水が傷んだり、汚れたりすると雑菌が繁殖しやすくなり、カビの原因となります。水が濁っていたり、ぬめりを感じたら水を新しいものに替え、容器と豆苗のぬめりを洗い落としましょう。
③豆が黒く変色している
出典: @ssk_hana
豆が黒く変色しているのは栄養不足が原因で、豆苗の成長が終わりに近づいているサインです。カビが生えていなければ、伸びた豆苗を収穫して後は処分してください。また、枯れた豆があるとそこから腐りやすいので、気づいたら都度除去しておきましょう。
阿部紗織
野菜ソムリエ
スーパーなどで手軽に購入出来る上、栄養価も高く、シャキシャキとした食感で美味しい豆苗は、再収穫出来ることもありおすすめのお野菜です。カビの発生に注意しながら、成長していく過程を楽しみつつ美味しくいただきたいですね。