豆苗にカビが生えても食べれる?原因は?再生栽培での育て方のコツを解説!
【野菜ソムリエ監修】豆苗を再生栽培した際にカビができる原因を知っていますか?今回は、豆苗にできるカビの種類や、カビの生えた豆苗は食べれるのかに加えて、原因についても紹介します。豆苗のカビが生えない育て方や、食べちゃった場合の対処法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
豆苗にカビが生える原因は主に水でしたが、安く買えるものだからといって無駄に処分したくはありません。カビが生えないように育てるときの、水加減などを含めてポイントを6つ紹介します。
①根が半分くらい浸かる水の量で育てる
豆苗の豆部分に水が浸かると腐ったりカビが生えやすくなるので、豆より下の根の部分まで水を入れるようにします。根も完全に水に浸かってしまうのではなく、根の高さの半分~3分の2くらいの水位を目安にすると良いでしょう。
②水を一日一回取り替える
水が傷んだり、汚れがあるとカビを繁殖させやすくなるため、水の継ぎ足しはしないでください。容器の水は一日一回、新鮮な水に取り替えるようにしましょう。特に夏場は、一日二回水を交換すると良いでしょう。夏場や成長が進むと水の減りが早くなるので、水が不足しないように注意することも必要です。
③置く場所は日当たりの良い室内
豆苗は日光にあてて育てるのが良いので、日当たりのよい室内において再生栽培を行うと良いでしょう。ただし、直射日光は生育にばらつきがでたり、屋外は虫がつくことがあるので、豆苗を置くにはふさわしくありません。また、暗い場所に置いておくと、生育不良になり葉の色が薄くなったり、葉が細くなったりしますので、適度に日光にあてて栽培しましょう。
④室温は15~25度が目安
豆苗が栽培しやすい温度は、15~25度が適しています。夏場はエアコンが効いているとはいえ、家を開ける時間もエアコンをかけている家は少ないので、常に室温を同じに保つのは難しいでしょう。冬もまたしかりです。豆苗の再生栽培を行うには、春秋が適した季節と言えます。
⑤収穫は2回まで
豆苗の収穫は2回が限度です。2回目の収穫の時点で、すでに1回目よりも収穫量が落ちて味もやや落ちます。3回目以降は栄養もなくなり茎に元気がなくなってくるので、成長の速度が落ちカビが生えやすく、収穫量もさらに減ります。収穫できる目安は2回までと思って栽培しましょう。
⑥脇芽を2つ残して1回目は収穫する
1回目の収穫では脇芽を2つ残して切ると、2回目の収穫までの成長期間が早くなります。成長期間を早めることは、カビの繁殖を防ぐことにつながります。脇芽とは茎から出て分岐している部分で、一度収穫した後は脇芽が伸びるので、豆の位置から数えて2つ目まで残して、収穫しましょう。
(*収穫した豆苗の保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
カビの生えた豆苗を食べちゃった時の対処法は?
カビが生えているのを気づかずに食べてしまった時、どう対処するのがいいのかを説明します。自宅でできる対処方も紹介しますが、豆苗のカビが原因ではない場合でも、食中毒の心配があるときに覚えておくと良い方法です。