じゃがいもを冷蔵庫で保存するのは危険?理由は?対処法や正しい方法も紹介!

【野菜ソムリエ監修】じゃがいもは冷蔵庫での保存は向いていないと知っていますか?日持ちしそうですが、なぜでしょうか?今回は、じゃがいもを冷蔵保存する危険性や、冷蔵保存した場合の対処法も紹介します。じゃがいもの毒性に関する注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 池田奈央
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日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「...
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「食から考える心と身体の健康経営」の人材育成セミナーにも力を入れている。

目次

  1. じゃがいもの冷蔵保存はNG?理由は?
  2. 理由①アクリルアミドが発生する可能性がある
  3. アクリルアミドの毒性・症状
  4. 理由②食感・品質が劣化する
  5. じゃがいもを冷蔵庫で保存した場合の対処法
  6. ①1週間くらい常温で保存する
  7. ②水にさらす
  8. じゃがいもの正しい保存方法は?
  9. ①常温で保存する方法・期間
  10. ②冷凍で保存する方法・期間
  11. じゃがいもの毒性に関する注意事項は?
  12. ①直射日光に当てて保管しない
  13. ②発芽したら根元から取る
  14. じゃがいもは正しく保存しよう

じゃがいもの冷蔵保存はNG?理由は?

じゃがいもを箱で購入した場合などは冷蔵保存出来ると便利ですが、じゃがいもは冷蔵保存がNGであるといわれています。じゃがいもを冷蔵保存してはいけない理由とは何なのでしょうか?

理由①アクリルアミドが発生する可能性がある

アクリルアミドは揚げる、焼くなど120℃以上になると発生する有害物質で、ブドウ糖や果糖が多いとアクリルアミドの量も増える可能性が高くなります。冷蔵庫で保存するとブドウ糖などが増し、揚げる、焼くなど120℃を超えた際に多くのアクリルアミドが発生する可能性があるので注意しましょう。

アクリルアミドの危険性についてはイギリスの食品基準庁で冷蔵庫でのじゃがいもを保存する事が禁止されているほどです。

アクリルアミドの毒性・症状

食材を揚げたり焼くことで、アクリルアミドと呼ばれる物質が増えます。これは糖質がアスパラギンと合わさる事で生まれる有害物質です。アクリルアミドが含まれる食品を食べると神経系に障害が起きる可能性があるとされていますし、国際がん研究機関によると、がんになる可能性が高まるとも言われています。

肝臓などにダメージがあるとも言われているので、アクリルアミドを発生させたくないなら、冷蔵保存はやめましょう。

理由②食感・品質が劣化する

健康面でもじゃがいもは冷蔵保存しない方が良いですが、味覚の面でもおすすめは出来ません。冷蔵庫内は想像以上に乾燥しており、長期間保存しておくとどんどん水分が抜けていきます。こうなるとじゃがいもの食感が悪くなりますし、品質も落ちているので美味しくありません。

じゃがいもを冷蔵庫で保存した場合の対処法

じゃがいもは冷蔵庫で保存しないほうが良いと紹介したのですが、間違って冷蔵庫に入れてしまう場合もあるかもしれません。冷蔵庫でじゃがいもを保存したときの対処法を紹介するので、困ったときは参考にしてください。

①1週間くらい常温で保存する

冷蔵庫に保存してしまったじゃがいもは、1週間くらい常温で放置しておきましょう。常温で放置しておくことで、アクリルアミドに変化する還元糖が減るので調理に使用してもアクリルアミドが増えにくくなります。

②水にさらす

1週間も常温保存する時間がない、今すぐ使いたいといった時には、水に晒す方法をおすすめします。水に10分ほど付けておくことでアクリルアミドの量を減らすことができますし、じゃがいもの余計なデンプンも洗い流してくれるといったメリットもあります。

じゃがいもの正しい保存方法は?

続いて、じゃがいもの正しい保存方法についても見ていきましょう。冷蔵以外でじゃがいもを長持ちさせる方法を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。保存期間はあくまで目安ですので、賞味期限が切れた時の見分け方とともに参考にするようにしてください。

①常温で保存する方法・期間

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