豆腐に使う添加物「消泡剤」とは?害はない?不使用の豆腐ってあるの?

【管理栄養士監修】豆腐に使われている食品添加物「消泡剤」とは何か知っていますか?今回は、消泡剤の役割・用途や種類のほか、摂取することで害・危険性はないのかも紹介します。消泡剤の不使用・使用で豆腐の出来上がりに違いはあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 moomint
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四年制管理栄養士養成学校を卒業後、約6年間保育園にて勤務。これまで300人以上の子どもの栄養管理、調理、食育活動を行う。...
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四年制管理栄養士養成学校を卒業後、約6年間保育園にて勤務。これまで300人以上の子どもの栄養管理、調理、食育活動を行う。2022年にはヘルシーアンドビューティーフードアドバイザー3級を取得し、現在は記事執筆や記事監修、栄養指導を中心にフリーランスとして活動。ゆるゆる無添加をモットーに、気負わず健やかな生活を送る情報をInstagramで発信中。

目次

  1. 消泡剤とは?どんな食品添加物?
  2. 消泡剤の役割と用途
  3. 消泡剤で泡が消える仕組み
  4. 消泡剤で豆腐の泡を消す理由
  5. 消泡剤の種類は?
  6. ①シリコーン系消泡剤
  7. ②グリセリン脂肪酸エステル
  8. 消泡剤に害・危険性はある?
  9. 消泡剤は使用しても成分が残らないので無害
  10. 消泡剤不使用の豆腐ってある?
  11. 消泡剤不使用の豆腐と普通の豆腐の違い
  12. 消泡剤不使用の豆腐商品
  13. 消泡剤について知っておこう

消泡剤は使用しても成分が残らないので無害

消泡剤は食品添加物の中でも加工助剤に分類されていますが、この加工助剤とは最終的に食品中に成分が残らないことを意味しています。そのため、消泡剤の人体に対する害や危険性の影響は考える必要がなく、豆腐は赤ちゃんの離乳食にも安心して使うことができる食材です。

moomint

管理栄養士

食品添加物の表示は、豆腐の消泡剤のように最終食品に残存していなかったり、ごくわずかしか残らず何ら影響を及ぼさないもの(加工助剤)は表示が免除される場合もあります。厚生労働省が安全性を確かめた上で使われているので、過度な心配は無用です。

消泡剤不使用の豆腐ってある?

スーパーなどで販売されている豆腐の中には、消泡剤不使用と表記されているものもありますが、普通の豆腐との違いはあるのでしょうか。ここでは、その違いや消泡剤不使用の豆腐商品を紹介します。

消泡剤不使用の豆腐と普通の豆腐の違い

豆腐の製造工程で消泡剤を使ったとしても、完成した豆腐の中に消泡剤の成分は残らないため、消泡剤不使用の豆腐と普通の豆腐の味や栄養面の違いはありません。最近は技術の発達によって、消泡剤を使用しなくても泡が立たない製造設備で豆腐を生産するところも増えており、消泡剤不使用の豆腐も入手しやすくなっています。

消泡剤に害や危険はありませんが、食品添加物を摂取することに抵抗がある場合は、大豆やにがりといった天然成分だけで作った消泡剤不使用の豆腐をおすすめします。

消泡剤不使用の豆腐商品


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この豆腐は、兵庫産の無農薬・無化学肥料の緑大豆を原料とし、消泡剤などの添加物を一切使わずに手作りで作ったこだわりの豆腐です。添加物が入らないため大豆本来の味をしっかりと感じることができ、赤ちゃんから大人まで安心して食べることができます。

消泡剤について知っておこう

消泡剤は豆腐の製造工程で使われる食品添加物だと分かりました。消泡剤を添加することで豆腐は安定的に生産することができます。食品添加物については様々な情報がありますが、消泡剤についても正しい知識をもったうえで、豆腐を購入するようにしましょう。

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