居酒屋の「突き出し」「お通し」「先付け」の違いとは?意味・語源など比較して紹介!
突き出しとは何か知っていますか?お通しとの違いは何でしょうか?今回は、居酒屋の「突き出し」と「お通し」の違いや先付けとの違いを紹介します。そのほかにも、突き出し・お通しのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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突き出しとお通しの違いは?方言?
居酒屋に行くと注文をしたメニューが出てくる前に突き出しやお通しが出てきますが、これらにはどのような意味があり、違いはあるのでしょうか?地域で使われている方言なのかも踏まえながら、紹介します。
①関東・関西での違い
突き出しとお通しは、いずれも居酒屋などで最初に出てくる料理を指す、同じ意味を持つ言葉です。この2つの違いは関東と関西での呼び方の違いになり、突き出しは関西で使われている言葉で、お通しは関東で使われている言葉となります。
②意味・語源の違い
突き出しは客の注文に関係なく、席に着いたら客の前に突き出すことから突出しと云われるようになりました。お通しは調理場に注文を間違いなく通した・注文を承ったという意味合いがあり、「注文をお通ししました」というところからお通しと云われるようになったのです。
ちなみに突き出し・お通しと先付けの違いは?
突き出し・お通し・先付けは同じような意味でつかわれる事が多いのですが、厳密には違いがあります。突き出し・お通しは客の注文にかかわらずサービスされ、席料として料金が加算されるのが特徴です。
一方先付けは懐石料理からきていて、コース料理の中に組み込まれている一番最初の料理となります。向付けより先に出される料理から先付けと呼ぶようになったといわれていて、料金の中に含まれている料理となるのです。
突き出し・付き出しの違いある?正しい表記は?
つきだしは、突き出しと付き出しどちらも表記されることがあるので、どちらが正しいか迷うこともあるでしょう。そこで、あるテレビ会社が放送局や新聞社にアンケートをとったところ、東日本の会社は用語集や辞書にならい突き出しとしていたそうです。一方、西日本の会社やスポーツ新聞社では、あえてこだわらないとの回答でした。
ただし、お客に突き出すことが語源であると考えると、突き出しの方が正しい表記であると考えられます。
突き出し・お通しは拒否できる?
居酒屋に行くと注文をしたメニューがサービスされる前に、注文をしていないのに、自動的に小皿の突き出し・お通しが出てきます。この突き出し・お通しはサービスではないので席料として別途料金が加算されてしまいますが、拒否することはできるのでしょうか。
突き出し・お通しは拒否してOK
居酒屋などでの突き出し・お通しはお店側が慣習的に出していますが、客が頼んだものではなく店側が勝手に出している物になるので、拒否をすることが出来ます。ただしどこのお店でも拒否できる訳ではないので、お店に確認が必要になります。
しかし、突き出し・お通しは席料の代わりに料金を加算できる仕組みでもあり、店側にとっては利益を得る大切なものです。店によって値段に多少の違いはあるものの、500円弱が相場となっています。空腹でお酒を飲むことは身体に良い事ではないので、特段の事情がないのであれば突き出し・お通しを食べておくのがおすすめです。
(*居酒屋のお通しについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
突き出し・お通しのレシピのおすすめ
居酒屋に行くと様々な突き出し・お通しが出てきますが、空腹でお酒を飲むことは健康に悪影響なので、自宅でお酒を飲む場合にも突き出し・お通しを作ってみるのもおすすめです。ここでは、自宅で簡単に作りやすい突き出し・お通しのレシピのおすすめを紹介します。