居酒屋のお通し代をカットできる条件は?いらないなら食べなければOK!
お通し代はカットできるか否か知っていますか?今回は、お通しの意味・発祥の歴史〜お通し代の値段相場を〈鳥貴族・笑笑〉など居酒屋チェーン店の代金から紹介します。お通し代を拒否・カットできる条件についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
お通しとは?
居酒屋に入ると「お通し」と称して少量の料理が出てくることが多いですが、その由来について知っている人は少ないかもしれません。ここでは、お通しについて、出される意味や名前の由来、テーブルチャージとの違いについて詳しく紹介します。
お通しは注文した料理までの繋ぎの品
お通しは居酒屋に入った客が注文をしたとき、その料理が来るまでの繋ぎの品として提供されます。店によって出てくる料理は様々ですが、一般的には小さな器に和え物や漬物が乗せられて出てきます。注文した料理を食べる前に満腹にならないように、小腹を満たす程度の量が出てくるのも特徴です。
また、メニューに書かれている料理と異なる点は、店側で最初から決まっている品が自動的に出てくるということです。いくつかお通しの選択肢がある店もありますが、基本的には1種類のお通しが客側の注文を受けずに提供されます。
お通しの意味と発祥の歴史
お通しの意味には諸説あるといわれています。お通しのサービスは昭和10年代に始まり、客を席に通した、または注文を通したという意味を示すものと考えられています。また転じて、席代の意味合いも含んでおり、店側にとっては大事な利益の一つです。
店側は忙しくなると、どの席にどのサービスまで提供したのか管理が難しくなりがちです。料理の提供と店の運営をよりスムーズにするため始まったお通しは、その利点の多さから現在まで続いています。
お通し代とテーブルチャージの違い
居酒屋で発生するお通し代は、料亭や高級レストランなどで請求されるテーブルチャージとは別のものです。お通し代は支払いの対価に料理が提供されますが、テーブルチャージはその店で受けるサービス全体に対して支払うものです。また、関西の居酒屋でもお通しを出しますが、これを突き出しと呼びます。
突き出しは関東のお通しとは多少異なり、値段がお通しよりも高いのが特徴です。料理の量も普通のメニューに載っている料理と同じくらいで提供されており、コース料理のうちの一品のような扱いです。名前の由来に「居酒屋側が客の意思にかかわらず突き出す」意味があることから、関東のお通しよりも強制力の高い提供品・サービスのイメージがあります。
(*お通しと突き出しの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
(*チャージ料金について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
お通し代の値段相場って?高い店は?
居酒屋から自動的に提供されるお通しは、店によって値段はさまざまです。中には1000円以上もするお通し・突き出しが提供されている店もあるため注意が必要です。ここでは、各居酒屋チェーン店のお通し代の相場や、特に高いお通し代について紹介します。
お通し代の値段相場は300円程度
店名 | 値段 |
鳥貴族 | 0円 |
牛角 | 0円 |
串カツ田中 | 250円 |
ちばちゃん | 250円 |
金の蔵 | 290円 |
寧々家 | 300円 |
土間土間 | 350円 |
さかなや道場 | 350円 |
笑笑 | 360円 |
山内農場 | 380円 |
塚田農場 | 390円 |
かまどか | 400円 |
和民 | 400円 |
串ステラ | 1000円 |
全国にある居酒屋チェーンを調査したところ、お通し代の相場は平均して300円程度であることがわかりました。しかしこれはあくまで平均のため、中には串ステラのように、1000円を超えるお通しを出す居酒屋も存在します。値段を事前に知りたい場合には、店に直接聞くか、公式サイトや店内の案内・メニューから確認してみましょう。
また、お通しとして提供される料理は客側には分からないことが多いため、苦手な料理や値段に見合わない料理が出てきた場合に店側と客側とで問題になることもあるようです。苦手な食べ物がある場合や、金額相応のサービスを求める場合にも、事前の確認はしておくとよいでしょう。