タパスとは?ピンチョスとの違いは?スペイン名物の特徴を比較して紹介!
タパス・ピンチョスとは何かそれぞれ知っていますか?お酒のおつまみとして日本でも定着しつつありますが、今回は、タパスとピンチョスの違いを〈発祥・名前の由来・定義〉など比較して紹介します。タパスとピンチョスのおしゃれなレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タパスとピンチョスって違うの?
スペイン生まれのタパスとピンチョス、どちらもお酒のおつまみとして食べられるものですが、両者の違いを聞かれるとよくわからない人も多いかもしれません。今回は、タパスとピンチョスそれぞれの定義や名前の由来などを詳しく紹介します。
タパスとは?
スペインの食文化の代表ともいえるタパスですが、どのように生まれどんなものが食べられているのでしょうか。タパスの歴史と名前の由来、気になる種類について紹介します。
タパスの発祥と名前の由来
タパスの歴史は古く、13世紀のスペインで当時の国王の勅令から始まったと言われています。タパスはワインなどと一緒に楽しむ小皿料理のことで、スペインのバルにはそれぞれ名物のタパスがあり、数軒のお店をはしごして楽しむ人も多くいます。
タパスという名前は、スペイン語で蓋を意味するtapa(タパ)が語源です。ワインに埃などが入らないよう生ハムやチーズでグラスに蓋をしていたのが始まりです。年月を経て現在のような小皿料理のタパスへと発展しました。
タパスの種類
タパスは大きく分けて乾きもの、冷菜、温菜の3つに分類されます。ほんの一部にすぎませんが、それぞれ代表的なタパスとして以下のようなものがあります。
・乾きもの…チーズ、オリーブ、ハム類
・冷菜…マリネ、ピクルス
・温菜…アヒージョ、フリット、クロケット
乾きものとは調理せずに食べられるもの、冷菜と温菜は文字通り冷たい料理と温かい料理を指します。これらの料理はワイングラスの蓋になる程度の小皿に盛られ提供されます。この3種類のタパスをバランスよく注文して味わうのが、本場スペイン流のタパスの楽しみ方です。
ピンチョスとは?
ピンチョスはおしゃれなおもてなしメニューとして紹介されることも多いですが、タパスと混同している人もいるかもしれません。ピンチョスという名前の由来や定義について説明します。
ピンチョスの発祥と名前の由来
ピンチョスは美食の街として有名なスペイン北部のバスク地方が発祥と言われています。タパスと同様スペインのバルでは定番で、タパスよりもより手軽に楽しめるのがピンチョスです。ピンチョスの歴史はまだ浅く1970年代にバスク地方で誕生し、その後世界へと広まりました。
スペイン語で串を意味するpincho(ピンチョ)が名前の由来で、一口で食べやすいサイズで串に刺してある料理をピンチョスと呼びます。発祥の地であるバスク地方はもちろん、スペイン全土のバルで定番のおつまみです。
ピンチョスの定義
ピンチョスの最大の特徴は、名前の由来にもなっている串に刺されていることです。ピンチョスの定義とされているのは以下の3点です。
・具材を複数組み合わせていること
・串に刺してあること
・一口で食べられるサイズであること
厳密な決まりではありませんが、この3点が満たされているものをスペインではピンチョスと呼び広く親しまれています。パンやチーズ、オリーブなど具材の組み合わせはお店ごとに異なり、タパス同様いくつかのお店を食べ歩く人も多くいます。
結局タパスとピンチョスの違いって?
タパスとピンチョスの発祥はどちらもスペインですが、歴史や名前の由来には大きな違いがありました。ここでは一番わかりやすく、周りにも説明しやすいタパスとピンチョスの違いを紹介します。