にんにく臭い人・臭くない人の違いは体質?改善方法は?臭いを消す方法も紹介!
にんにくの臭いには個人差があるのを知っていますか?なぜでしょうか?今回は、にんにく臭い人・臭くない人の原因の違いと改善方法に加え、にんにくの臭いが消える時間の目安も紹介します。にんにくの臭いを早く消す方法も〈食後・食中・食前〉別に紹介するので参考にしてみてくださいね。
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にんにくの臭いには個人差があるって本当?
にんにくを食べると口などが臭くなりますが、これはにんにくに含まれるアリシンと呼ばれる成分が原因です。アリシンが体内で消化・分解されると、体外に排出されるまで体臭や口臭としてにんにく臭が残ります。しかし、このアリシンによるにんにく臭には個人差があると言われているようですが、事実なのでしょうか。
にんにくを食べて臭い人・臭くない人の違いと改善方法は?
にんにくを食べた後の臭いの残り方には個人差があるのは事実です。にんにくを食べて臭いがきつく残る人と、残らない人にはどのような違いがあるのでしょうか。ここではにんにくを食べて、臭い人と臭くない人の違いと改善方法を紹介します。
①消化・分解機能の違い
にんにくを食べて臭い人と臭くない人の最大の違いは、体の消化・分解機能です。体内での消化や分解が早い人は、にんにくを食べてもすぐに消化されるため口臭や体臭として臭いが出にくくなります。一方で消化・分解機能が弱いと食べたにんにくがいつまでも体内に残り続けるため、口臭や体臭としてにんにく臭が出てしまいます。
体の消化・分解機能が弱い人は、胃腸の弱さが関係していることもあるでしょう。生まれつき胃腸が弱くて食べ物の消化や分解が遅い人もいますが、食生活などが原因で胃腸の機能が落ち込み、消化や分解に影響が出る人もいます。消化・分解機能を高めるには、日ごろから暴飲暴食しないなど、健康な胃腸環境を整えることが大切です。
②血流の良し悪しの違い
血流の良し悪しの違いもにんにくの臭いの残り方に影響し、特に日常的に水分不足の場合も、にんにくの臭いがきつく出ることがあるでしょう。体内で消化されたにんにくは、便や尿、汗として体外へ排出されることで口臭や体臭がなくなります。
しかし、日ごろから水分不足の場合は体内の血液循環が悪く、尿や汗の量も少ないことから消化されたにんにくの臭いの成分が体外へ出にくい傾向があります。日ごろから血流が悪い傾向にある場合は、水分をこまめに取る習慣をつけたり、入浴や運動を習慣にしたりすると血流が改善するでしょう。
③代謝機能の違い
にんにく臭の残り方について胃腸での消化・分解機能が関係しているという話を紹介しましたが、他にも体の代謝機能の違いも関係しています。体内で消化・分解された臭いのもとであるアリシンは、汗や尿となって体外に排出されていきます。
代謝がいい人は汗の量が多いことからすぐに汗から臭い成分が排出され、にんにく臭も残りにくく翌日まで臭いがするというようなことはありません。一方で、代謝の悪い人は消化・分解されたアリシンがなかなか体外へ排出されずに、翌日の体臭の原因となってしまうこともあるようです。
にんにく臭を早く消すためには消化・分解機能を高めるだけでなく、代謝も上げる必要があります。代謝を上げるためには筋肉量を増やすことが大切なので、筋トレをする習慣をつけてみるのもおすすめです。
にんにくの臭いが消える時間目安は?
臭いが残ると分かっていても、にんにく料理を食べたい時もあるでしょう。にんにくの臭いがどの程度の時間残るのかが分かれば、人と会う予定がある際でも安心です。ここでは一般的な体質の人がにんにくを使用した料理を食べた場合に、臭いが消えるまでの時間を紹介します。
にんにくの匂いが消えるまでの時間を料理別に比較
臭いが消える時間目安 | |
ペペロンチーノ | 2~3時間 |
ガーリックバター炒め | 2~3時間 |
焼肉 | 3時間 |
餃子 | 4時間 |
アヒージョ | 16時間 |
にんにく料理の定番であるペペロンチーノやガーリックバター炒めは、だいたい食後2~3時間で口臭が消えるでしょう。にんにくダレに漬けたり、にんにくと一緒に食べたりする焼肉はにんにくの消化に時間がかかるため臭いが消えるまでに3時間程度かかります。
にんにくやニラなど比較的臭いの強い食材を使用した餃子だと、食後4時間程度は口臭として臭いが残り、消化や分解が不得意な人では翌日まで体臭として臭いが残る可能性があります。多量のにんにくを使用するアヒージョでは消臭ケアを行なわなかった場合、最大で16時間ほど臭いが残るため人と会う予定がある際は避けた方がよいでしょう。