レタスの切り口がピンクに変色…食べれる？防止策や色が気にならないレシピも紹介！

使いかけのレタスをしばらく放置しておくと、切り口がピンクに変色してしまい食べるのを躊躇してしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。この変色はカビなのかという疑問を持つ人もいるかもしれません。レタスが変色することについて詳しく説明するので参考にしてください。

レタスの切り口がピンクになってしまった場合、廃棄する人もいるでしょうが、果たして食べられないのでしょうか。ピンクに変色してしまう理由が分かれば、これからの行動が変わるかもしれません。ここではレタスが変色する理由を解説するので参考にしてください。

レタスの芯を切ると、断面から白い液体が滲み出てきます。レタスの切り口がピンクに変色してしまうのは、この白い液体であるラクツカニウムという成分が原因です。

ラクツカニウムはポリフェノールの一種で、空気に触れると酸化し変色するという性質があります。この変色は褐変とも呼ばれピンクや赤のような色に変化しますが、酸化物であり腐っているわけではないので、多少苦味を感じるものの問題なく食べれるのです。

空気に触れピンクに変色したレタスは腐っているわけではないので食べても問題はないですが、残念ながらレタスの色を元に戻すことはできません。苦みや見た目が気になるようなら、ピンクに変色してしまった部分を取り除いて食べると良いでしょう。

レタスは水分量が多いので長期保存するのは難しいですが、どうしてもすぐに全部を食べきることができないこともあります。レタスをなるべくきれいな状態で保つために、レタスがピンクに変色するのを防ぐ方法を紹介します。

レタスの切り口から出てくる白い液体のラクツカニウムが変色の原因なので、レタスの切り口を洗ってラクツカニウムを洗い流すことでも変色を防ぐことができます。その後冷蔵庫に保存する場合は、なるべく空気に触れないようにラップやビニール袋で包んで保存するようにしてください。

また、レタスを洗う時の温度にも配慮すると鮮度に差がでます。レタスを50℃のお湯に数分つけて洗うとお湯の熱さによりレタスの表面の気孔が開き、水分が吸収されるのでみずみずしさがよみがえり、歯ごたえもアップさせることができます。レタスをサラダなどの生で食べる際には、50℃洗いを実践してみると良いでしょう。

（＊レタスの保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）