レバーと砂肝の違いは?同じ?味わい・使い方など比較して紹介!
レバーと砂肝に違いはあるのでしょうか?同じ物でしょうか?意識せずにその美味しさを味わっている人も多いことでしょう。今回は、レバーと砂肝の違いや〈味・食感・使い方〉など特徴を比較して紹介します。レバーと砂肝の料理レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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レバーとは?どこの部位?
焼き鳥屋にいくと、レバーもメニューに書かれているものです。精肉とは違う食感のレバーを好んで食べていても、その部位を即答できないかもしれません。ここでは、レバーとはどこの部位かを説明します。
レバーは肝臓を指す
レバーは食用に育てられた家畜の肝臓を指し、以下の動物が対象です。
・牛
・豚
・鶏
・鴨
魚にも肝臓はありアンコウやカワハギ、ウナギなどのものを日本人は好んで食べてきました。しかしレバーと称されるのは家畜だけで、魚の肝臓は肝(きも)と呼ばれるのが一般的です。そしてレバーの味や食感も、どの家畜のものかで異なります。
(*レバーはどこの部位なのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
レバーと砂肝の違いはある?同じもの?
レバーと砂肝はどちらも内臓ですが、その食感も味わいも異なります。見た目が少し似ているので内臓の同じ部位なのか、違うのかについて興味を持つ人もいそうです。ここでは、レバーと砂肝の違いについて説明します。
砂肝は消化器官「砂嚢(さのう)」を指す
肝臓は基礎代謝や解毒作用があることで知られる臓器で、牛や豚などの哺乳類のほか鶏や鴨のような鳥類、魚などに共通して存在している臓器です。一方の砂肝は鳥類すべてと一部の爬虫類並びに魚類に見られる、砂嚢(さのう)と呼ばれる消化器官のことで、牛や豚などの哺乳類には存在しません。
ただし、砂嚢を食用にするのは鶏だけで、砂ずりと呼ばれることもあります。歯を持たない鳥類はエサを丸飲みしていますが、その際に小石や砂も飲み込んでしまいます。それらをためておく部位が砂嚢で、貯めた小石や砂を使って丸飲みした食べ物を砕いて消化を助ける役割を果たしているのです。
(*砂肝はどこの部位かについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
レバーと砂肝の味わい・使い方の違いは?
肝臓であるレバーと砂嚢と呼ばれる消化器官である砂肝は、味わいも食感も異なります。そのため、それぞれの美味しさを引き出す使い方をして食べるのが基本です。ここではレバーと砂肝の味わいや、使い方の違いについて説明します。
①レバーと砂肝の味・食感を比較
レバーと砂肝の味並びに食感には、以下のような違いがあります。
【レバー】
・下処理をしないと血の匂いがする
・下処理したレバーはほのかに甘い
・ねっとりとした食感
・簡単に噛み切れる
・加熱し過ぎるとボソボソして硬くなる
【砂肝】
・甘味はあるものの独特な風味
・淡泊であっさりとした味
・コリコリした食感
・噛み切るのは難しくない
レバーは臭みを感じやすいため、調理前に牛乳につけてから流水にさらすなどの下処理が欠かせません。砂肝は固そうに見えても、新鮮なものは歯で簡単に噛み切れます。どちらも焼き鳥屋で食べられるので、食べ比べてみましょう。
②レバーと砂肝の使い方・料理例を比較
味や食感が異なるレバーと砂肝は、以下のように適している料理が異なります。
【レバー】
・炒め物
・レバ刺し
・甘辛煮
・ソテー
【砂肝】
・アヒージョ
・からあげ
・塩焼き
・炒め物
レバーと砂肝は焼き鳥や炒め物に適していることは共通しているものの、レバーは加熱し過ぎない方が美味しく食べられるところに違いがあります。また、砂肝は油との相性がよいので、オイル煮や揚げ物に適しているのが特徴です。なお、レバーは牛と豚、鶏では合う料理が異なるので注意が必要です。