砂肝はどこの部位?何の肉?味・食感やカロリーと美味しい食べ方など紹介!
砂肝はどこの部位で何の肉か知っていますか?砂肝は焼き鳥などでも人気のある部位です。今回は、砂肝の部位や味・食感など特徴を紹介します。そのほかにも砂肝のカロリーや実際に食べた人の体験談、砂肝の美味しい食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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砂肝はどこの部位?何の肉?
砂肝は、焼き鳥店やスーパーなどで見かけることが多いですが、何の肉でどこの部位に当たるのかを知らない方も多いかもしれません。ここでは、砂肝の部位や名前の由来などについて紹介します。
砂肝は鳥の胃(砂嚢)
砂肝は鳥の胃に当たる場所で、別名「砂嚢」とも呼ばれている食べ物を消化する器官です。鳥には歯が存在しないため、丸呑みした食べ物を一緒に取り込んだ砂や石を使って、砂肝の中ですりつぶして消化しています。砂肝は、その名前に「肝」とついているため肝臓だと勘違いされがちですが、肝臓とは全く違う器官です。
砂肝の名前の由来
砂肝の名前の由来は、砂を溜め込む器官といった意味からつけられたそうです。「肝」は内臓の総称を表す言葉でもあるため、砂を溜め込む内臓を意味する砂肝と呼ばれるようになりました。なお、砂肝は九州地方や東海地方では砂ずりとも呼ばれています。
(*砂肝と砂ずりの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
砂肝のカロリー・脂質
以下は、砂肝のカロリー・脂質をモモ肉などの他の部位と比較したものです。
カロリー | 脂質 | |
砂肝 | 94kcal | 1.8g |
鶏皮 | 497kcal | 51.6g |
鶏モモ肉(皮なし) | 116kcal | 3.9g |
鶏胸肉(皮なし) | 108kcal | 1.5g |
ささみ | 105kcal | 0.3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※含有量は100gあたりの量です
上記の表からも分かる通り、砂肝以外の部位はすべて100gあたりのカロリーが100kcalを超えるのに対し、砂肝は唯一100kcalを下回っています。脂質に関してはささみや鶏胸肉に比べると若干多いものの、鶏皮に比べると大幅に少ない傾向にあります。
このように、低カロリー・低脂質な部位である砂肝は、ダイエットをしている人にもおすすめの部位と言えるでしょう。
(*鶏肉の部位別のカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
砂肝の栄養価
砂肝の栄養価は以下の通りです。
・タンパク質
・ナトリウム
・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
・ビタミンA
・ビタミンC
砂肝はほとんどがタンパク質で構成されていると言って良いほど、タンパク質の割合が高いのが特徴です。その他にも様々な栄養素が含まれており、ミネラルの一種であるカリウムは心肺機能・筋肉機能の調節を、ナトリウムはカリウムと共にミネラルのバランスを保つ役割を持っています。
ほか、血圧を下げたり血栓を作りにくくしたりする働きを持つマグネシウムや、神経興奮の抑制や血液凝固を促進する効果を持つカルシウムなどのミネラルも含まれています。さらに砂肝には抵抗力を強める働きを持つビタミンAや、抗酸化作用が期待できるビタミンCも含まれているのが特徴的です。
(*砂肝の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)