砂ずりと砂肝の違いは?どこの部位?食感やレシピ・食べ方のおすすめも紹介!
砂ずりと砂肝(すなぎも)の違いを知っていますか?どう違うのでしょうか?今回は、砂ずりと砂肝の違いや、鶏のどこの部位なのかに加えて、どんな食感なのかについて紹介します。<からあげ>など砂ずり・砂肝を使ったレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
砂ずりと砂肝(すなぎも)の違いとは?
砂ずりや砂肝の名前は、焼き鳥屋のメニューなどで見たことがある人が多いのではないでしょうか。砂ずりと砂肝は鶏の同じ部位を指す名称ですが、店などによって呼び方が変わります。ここでは、砂ずりと砂肝の違いを解説するので注文する時の参考にしてみて下さい。
砂ずりと砂肝の違いは「地域性」
砂ずりと砂肝は同じ部位であるにもかかわらず呼び方が違うのは、地域性の違いです。大きく分けて東日本では砂肝と呼ばれ、西日本では砂ずりと呼ばれることが多くなっており、地域による方言となっています。住んでいる地域と違う地域では、焼き鳥屋などでのメニュー名も違うことがあるのでチェックしてみるのも良いでしょう。
砂ずりは焼き鳥屋で「ズリ」とも呼ばれる
主に西日本の焼き鳥屋や飲食店では、砂ずり・砂肝のことをズリと呼ぶことが多くあります。焼き鳥屋ではズリを注文する時に、好みでタレ・塩から味を選べることが多く、さらに店によってはズリの刺身を提供している場合もあるのでぜひ試してみて下さい。
砂ずり・砂肝はどこの部位?
焼き鳥屋に行くたびに砂ずり・砂肝を注文するという人は多くいますが、鶏のどこの部位なのかを詳しく知っている人はそれ程多くありません。ここでは、砂ずり・砂肝はどこの部位なのか、鶏の体内でどんな働きをしているのかを解説します。
砂ずり・砂肝は鶏の砂嚢(さのう)という部位
砂ずり・砂肝は、鶏の砂嚢(さのう)という部位を指す名称です。鶏には歯がないのでエサを丸のみにしますが、歯で細かくかみ砕く代わりに鶏は砂嚢の中に石や砂を溜めてエサをすりつぶしています。
鶏には砂嚢の前に前胃と呼ばれる器官があり、前胃では人間などの胃と同様に消化酵素が分泌されています。消化酵素が混ざった状態の食べ物が砂嚢に流れ着き、細かく砕かれることで消化が促進される仕組みです。
砂ずり・砂肝を食べる時も砂が入っていると心配の必要はない
砂ずり・砂肝が砂を溜めている部位だと知ると、砂が残っているのではと心配になるかもしれませんが、飲食店では処理済みの砂ずり・砂肝を提供しているので安心です。実際に鶏を捌いたときには砂ずり・砂肝の中には砂やエサの残りがあります。
しかし、食用の内臓全般は内容物をきれいに取り除いた状態で市場に出てくるので、内容物として砂が混ざっている心配をする必要はありません。
(*砂肝について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
砂ずり・砂肝はどんな食感?
焼き鳥屋に行っても砂ずり・砂肝を食べたことがない人もいるのではないでしょうか。砂ずり・砂肝は鶏のもも肉や皮といった定番の部位とは異なる独特の食感が特徴です。ここでは、砂ずり・砂肝の食感を口コミと共に紹介します。
砂ずり・砂肝は独特でコリコリした食感
砂ずり・砂肝の大きな特徴と言えば、独特なコリコリした食感で噛めば噛むほどにクセになる味わいです。特に切り込みを入れずに大きいまま調理すると、非常に歯ごたえの強い食感に仕上がります。逆に和え物などで小さく薄切りにすると、サクサクとした歯切れのよい食感になるので、切り方によって色々な食感を楽しめる部位です。