鶏のキンカンとはどこの部位?卵とは違う?味・栄養価や食べ方のおすすめも紹介!
鶏の「キンカン」という部位を知っていますか?今回は、鶏のキンカンとはどこの部位なのかに加え、味わいやカロリーなど栄養価など特徴を紹介します。<塩焼き・醤油漬け・鍋>など食べ方やレシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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鶏のキンカンとは?どこの部位?卵?
鶏のキンカンは見た目が卵に似ていますが、どこの部位のことを指すのでしょうか。キンカンとは鶏のどの部分なのか、またどのような味なのか紹介します。
鶏のキンカンは卵が形になる前の黄身部分
鶏のキンカンは卵巣の中で卵になる前の黄身部分で、産卵の役割を終えた雌鶏の卵巣や卵管内にある、未熟な卵や卵の素のことを指します。キンカンは未熟な食肉用の雌鶏からは採取できず、成熟した雌鶏のみから採取できるものなので、希少な部位です。また黄身部分ではあるものの、卵ではなく内臓として扱われています。
キンカンは鮮やかなオレンジ色の直径3cm程の玉のような形状をしており、この見た目が柑橘類の金柑に似ていることから、このような名前が付けられたと言われています。
鶏のキンカンの味わいは卵より濃厚
キンカンの風味は一般的な卵黄に似ていますが、卵黄よりも濃厚な独特の味わいがあります。また、キンカンは卵黄と食感も異なり、キンカンのほうが固く、生の状態でも固めの半熟卵に近い固さがあります。また、卵の黄身は指で簡単に潰せますが、キンカンは弾力があるため潰しにくいのが特徴です。
Twitterの口コミ
鶏をさばくとお腹から出てくるキンカンって呼ばれる卵の卵みたいなもの。甲府の鳥モツ煮に加熱したものが出てくるけど、僕は生で食べるのが好き。めちゃくちゃ濃厚。いままで食べた卵で一番美味い。人それぞれだけど濃厚すぎるのが苦手って人もいる。
鶏のキンカンの栄養は?カロリーはどのくらい?
鶏のキンカンにはどのような栄養素が含まれているのか、またカロリーはどのくらいあるのか、紹介します。
100gあたり | カロリー | 糖質 | 脂質 | カルシウム | リン | 鉄分 |
鶏のキンカン(卵黄) | 336kcal | 0.2g | 34.3g | 140mg | 540mg | 4.8mg |
100gあたり | ナトリウム | ビタミンA | ビタミンD | ビタミンE | 1日のカロリー摂取量に占める割合 |
鶏のキンカン(卵黄) | 53mg | 690μg | 12.0μg | 4.5mg | 15% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
鶏のキンカンの栄養成分は卵黄とほぼ同じ
鶏のキンカンに含まれる栄養素は卵黄とほぼ同じで、主に以下のような栄養素が含まれています。
・ビタミンA
・ビタミンB群
・カルシウム
・亜鉛
・葉酸
キンカンに豊富に含まれているビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健全な状態に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。ビタミンB群には、脂質や糖質をエネルギーに変換したり疲労を回復したりする作用があります。
カルシウムや亜鉛は、ストレスを抑えて神経を安定させるほかうつ状態を緩和させるなどといった、精神面に良い作用をもたらす成分です。葉酸は体の発育に重要な栄養素で、特に妊婦が十分に摂取することで、胎児の先天性の障害のリスクを減らすことができます。
鶏のキンカンの食べ過ぎには注意しよう
キンカンはカロリーが高くコレステロールも含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。キンカンは可食部100gあたり336kcalのカロリーがあり、これは卵黄と同じくらいです。また、キンカンは鶏ムネ肉100gあたりの3倍以上のカロリーがあり、高カロリーな食材だと言えます。栄養価が高いからといって、キンカンを食べ過ぎると太る恐れがあります。