フランス料理「エスカルゴ」の味わいは?気持ち悪いけど美味しい?食べ方も紹介!
フランス料理「エスカルゴ」の正体を知っていますか?実は食用カタツムリなんです。気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。今回は、エスカルゴの味わいはまずい・美味しいのかや、寄生虫の危険性についても紹介します。エスカルゴの食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
現在、エスカルゴは食用として養殖されていることが多く、衛生管理が徹底されているため寄生虫の心配はありません。エスカルゴの中にはリンゴマイマイのような野生のカタツムリも食されますが、絶滅危惧種に指定されており高級食材として扱われるためあまり流通されていません。
アフリカマイマイは一般的にも流通されているものの、寄生虫の危険があるため食べる時には必ず特殊な処理を施してから調理されています。仮にアフリカマイマイを生きた状態で手に入れることがあっても、自分で処理して食べることはしないようにしましょう。
野生のカタツムリを食べるのは絶対NG
日本の公園や庭などで見かける野生のカタツムリは衛生管理されておらず、病原体を媒介することもあります。野生のカタツムリには広東住血線虫という寄生虫を保有している可能性があり、人に感染する危険性があります。
寄生虫を保有した野生のカタツムリを食べると脳や脊髄に移動し最悪の場合、死に至ることもあるので食べるのは絶対にやめましょう。この寄生虫は少し触っただけで手につくことがあるため、カタツムリやなめくじを触ったら必ず手を洗うようにしてください。
エスカルゴの食べ方は?
エスカルゴの料理は風味の為にバターやガーリックなどを使用したものが多く、たこ焼き機のような器に入って運ばれてくるのが一般的です。日本では見慣れず、注文したものの食べ方がわからないこともあるようです。エスカルゴの食べ方を紹介するので参考にしてください。
エスカルゴの身の取り出し方
エスカルゴは料理の前の段階で、一度身を殻から取り出して内臓の食べられない部分を取り出す処理をしているので、簡単に取り出せるでしょう。エスカルゴはガーリックやエシャロットを殻に入れた後、オーブンで焼いてバターが沸騰した段階で取り出しているためバターの風味が強い熱々の状態で提供されます。
素手で持つと火傷してしまうことから、エスカルゴ専用のトングがついてくることがあります。左手でトングを持ったらまずはエスカルゴを挟みます。その後、右手で持ったフォークで身を刺し回すようにして中身を取り外してください。トングがついてこない場合はそのまま手で持っても構いません。
最近ではエスカルゴの殻は何度も使ううちに傷んでくるため、コストを下げるためにも殻はあえて使わずにたこ焼き機のようなプレートに身とソースを入れて出されることもあります。家庭でエスカルゴ料理を楽しむ時には、たこ焼き器を使うならバターの風味が強い熱々の状態でいただくことができます。
エスカルゴの殻に残ったスープの食べ方
エスカルゴは味わいや食感を楽しむというよりも、ソースやスープの部分の味わいを楽しむ料理であることから、殻に残ったスープも残さずに味わってください。スープはそのまま殻に口をつけて飲む、またはエスカルゴを注文したときについてくるバゲットに染み込ませて味わう方法があります。
カジュアルなお店で食べるなら前者でも構いませんが、フォーマルなお店の場合は後者の方がスマートです。バゲットをフォークに刺して染み込ませることでバターで手を汚すことなく、ガーリックの匂いも染みつかずスープの味もしっかり楽しめます。
エスカルゴを食べてみよう
日本ではカタツムリと聞くと気持ち悪いというイメージが先行しますが、実際に食べてみるとバターとガーリックの風味が良く白ワインと良く合います。味付けも簡単であるため、通販を利用してエスカルゴを購入すれば、自宅でも手軽にエスカルゴ料理を味わえるので試してみてください。