フランス料理「エスカルゴ」の味わいは？気持ち悪いけど美味しい？食べ方も紹介！

フランス料理で食べられるエスカルゴは、見た目の問題から日本人からみると気持ち悪いと感じるかもしれません。まずはエスカルゴの正体、フランスで食べるようになった歴史について具体的に説明していきます。

(＊エスカルゴについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

主にフランスでエスカルゴは食べられていますが、その中でもブルゴーニュ地方の郷土料理がエスカルゴとして有名です。ブルゴーニュのエスカルゴはエスカルゴ・ド・ブルゴーニュと呼ばれ、本物のエスカルゴと言われています。

ブルゴーニュ地方はワインの産地ですが、葡萄畑に害虫であるエスカルゴがたくさんいることでエスカルゴの産地となりました。また、古代ローマ時代にはすでに美食の一つとして食用カタツムリは珍重されていた記録もあり、これが食用カタツムリを食べるようになった基礎と言われています。

さらにエスカルゴは保存食にもなるとされ、パセリを刻んでバターに混ぜ、カタツムリの口に塗っておくと何週間も生きるため、長い間飢饉や悪政に苦しんでいたフランスでは大切に食べられていたようです。

食用カタツムリのエスカルゴはフランス料理レストランで食べられることが多く、現在はサイゼリヤでも安く食べられることができますが、味がわからず食べたことがない人もいるかもしれません。エスカルゴの味や食感はどのようなものなのかを紹介していきます。

エスカルゴ料理は、基本的にバターソースやガーリックを用いて作ります。エスカルゴ自体には味はほとんどなく、どちらかというとバターソースの味わいやガーリックの風味を楽しむための料理のようです。

食感は貝類に近いとも言われており、柔らかいサザエやアワビの食感に似ているかもしれません。日本ではカタツムリのイメージから気持ち悪いと感じる人も多く、食感が似ていることからエスカルゴ料理のように調理したバイ貝やサザエを提供するお店もあります。

エスカルゴを使った料理はは日本でも食べられることもありますが、寄生虫の危険はないでしょうか。日本でも見かけるカタツムリには寄生虫がいるとされており、食べられません。ここではエスカルゴと、野生のカタツムリの寄生虫の危険について説明します。