水菜が苦い原因は？苦味対策できる？美味しい食べ方・レシピを紹介！

水菜を食べた時にえぐみを感じ、まずいと思った経験がある人もいるかもしれません。また、水菜のえぐみだけではなく苦みや青臭さを感じた時には、食べて大丈夫なのでしょうか。水菜が苦く感じた時には、次で理由を説明するので参考にしてください。

（＊水菜を生食できるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

水菜に苦味を感じる原因として、どのようなことが考えられるのでしょうか。ここでは、水菜が苦くなる理由を2つ紹介します。

水菜を苦いあるいは辛いと感じる原因の1つに、アリルイソチオシアネートと呼ばれる苦味や辛味の成分が含まれていることがあげられます。

アリルイソチオシアネートは水菜だけでなく小松菜やチンゲン菜などアブラナ科の野菜に含まれている成分で、空気に触れると発生するのが特徴です。そのため水菜を細かくカットし過ぎると、空気に触れる部分が増えるので苦味を感じやすくなります。

収穫のタイミングが遅れ、水菜が育ちすぎたことでも苦味や辛味を感じやすくなります。スーパーで水菜を購入する際には葉が濃い緑色をしていて、ハリがあるものを選ぶのがポイントです。新鮮な水菜は苦味や辛味を感じにくいので、購入する際にはしっかりチェックしましょう。

水菜の苦味や辛味を感じることなく食べたい時には、下処理を工夫するのも方法の1つです。水菜を味見した時に苦いと感じてからでも、充分に間に合います。ここでは、水菜が苦い時でも美味しく食べられる方法を紹介します。

サラダなどの生食に使う水菜の苦みが気になる時には、一度水に晒すとよいでしょう。その場合は水菜を食べやすい大きさに切って、2分ほど水につけてください。アリルイソチオシアネートが水に溶けて、苦味が軽減されます。しかし水に浸ける時間が長くなると、ビタミンCなどの水溶性ビタミンも溶けだしてしまうので注意が必要です。

水菜を和え物やパスタの具材として使う際には、熱を通す方法がおすすめです。水菜をカットせずに水洗いして汚れを落としてがら、手早くお湯にくぐらせます。湯通しした水菜は冷水にとらないと、熱が入りすぎて食感が悪くなるので注意が必要です。

また油で揚げたり鍋に入れたりするなど加熱調理する際には、水菜を生のまま調理しても苦味成分が軽減されます。その際にも食感を損なわないよう、加熱時間にも配慮しましょう。