ホルモンの焼き加減は?美味しい焼き方は?焼肉屋やフライパンなど別に紹介!
ホルモンの焼き加減がわからないと困ったことはありませんか?美味しい焼き方はあるのでしょうか?今回は、<焼肉屋・自宅>別のホルモンの焼き加減やひっくり返すタイミングを紹介します。美味しい焼き方のコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- ホルモンの焼き方・焼き加減がわからない…。
- まずはホルモンの部位の種類を知ろう
- ホルモンの焼き肉屋での焼き加減・ひっくり返す目安は?
- 赤系ホルモン:表面が濃い色になり焦げ目がついた時
- 白系ホルモン:油が落ちる前で縮まなくなった時
- ホルモンの自宅での美味しい焼き方・焼き加減の目安は?
- ホルモンの自宅での下ごしらえ方
- 焼き方①フライパンで焼く場合
- 焼き方②バーベキューの網で焼く場合
- 焼き方③魚焼きグリルで焼く場合
- ホルモンの美味しい焼き方のコツは?
- ①ホルモンは皮の部分から焼く
- ②ホルモンの皮の部分を長めに焼く
- ③表面がパリパリになるまで焼く
- ④焼き時間は75度以上で1分加熱すれば安全
- ⑤冷凍保存した場合は冷蔵庫で解凍して焼く
- ホルモンの焼き加減をマスターしよう
ホルモンの焼き方・焼き加減がわからない…。
焼き肉で熱烈なファンの多いホルモンですが、苦手な人もいるのがホルモンです。なかには、ホルモンの焼き方を知らずにホルモンを美味しく食べれていない人もいます。今回は、ホルモンが苦手な人にももう一度試して欲しいホルモンの焼き方・焼き加減を紹介します。
まずはホルモンの部位の種類を知ろう
ホルモンは牛・豚の内臓などの部位を指す「放るもん」、つまり捨てるものというのが語源という説があります。また心臓などの循環器系の部位赤系ホルモンに分類され、シマチョウを代表とする消化器系の部位は白系ホルモンと大きく分けて2種類に分類されています。
【赤系ホルモン】
・ハツ
・タン
・カシラ(頬肉)
・ハラミ(横隔膜)
・サガリ(横隔膜下部)
・レバー
・マメ(腎臓)
・ハツモト(心臓近くの大きな動脈)
・フワ(肺)
【白系ホルモン】
・マルチョウ(小腸)
・シマチョウ(大腸)
・テッポウ(直腸、腸の末端)
・ミノ(第一胃)
・ハチノス(第二胃)
・センマイ(第三胃)
・ギアラ(第四胃)
・ノドスジ(食道)
・コブクロ(子宮)
呼び名は地方や焼き肉屋などによって変わる場合がありますが、流通の向上によって多くの部位が食べられるようになりました。昔は捨てていたことから安いイメージでしたが、希少部位は高値で取り引きされるようにもなっています。
(*ホルモンの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ホルモンの焼き肉屋での焼き加減・ひっくり返す目安は?
何気なく焼いて満足している人が多い赤系ホルモンも、焼き方が分からない人が多い白系ホルモンも正しい焼き具合で食べることでほんとの美味しさが味わえます。ここでは、ホルモンの焼き肉屋での焼き加減・ひっくり返す目安やコツについて紹介します。
赤系ホルモン:表面が濃い色になり焦げ目がついた時
赤系ホルモンは、カルビやロースといった筋肉部位と焼き方が似ています。火加減や肉の厚みやカットの仕方で焼く時間は変わるので、表面にしっかりと焦げ目がつき中が固くなるまで焼いた状態を10割とイメージして下さい。まず最初に置いた面の表面にうっすら焼き色が付くよう、3割程度のイメージで焼きます。
ひっくり返したら先程より長めに焼き、裏面の表面が濃い色になり焦げ目がついた時が食べ頃です。焼き加減のイメージは表3割、裏面7割をイメージして下さい。余熱で中に火が入るので、片面ずつ加熱する時間に差をつけるのがコツです。
白系ホルモン:油が落ちる前で縮まなくなった時
白系ホルモンを焼く時のコツは、焼き過ぎないことです。ゴムを食べてるようで食感が苦手と形容する人のほとんどは焼き過ぎた白系ホルモンを食べていて、焼き過ぎたものは皮が固く脂が落ちて味も悪いのです。白系ホルモンはヒダ状の表面になっている皮側といかにも脂の乗った面に分かれていて、焼く前にどちらから焼くかを確認しておく必要があります。
皮側から焼き始めると、どんどん縮んでいきます。ある程度経つと皮が縮みきってそれ以上縮まなくなり、この時がひっくり返す目安です。焼きながら上から見ておくと、脂の面が沸々と温まっているのが分かります。焼き具合のイメージは7割で、残りの3割は脂が落ちないよう注意して下さい。白系ホルモンのコツは、脂を炙って仕上げるだけと覚えて下さい。
ホルモンの自宅での美味しい焼き方・焼き加減の目安は?
昔は精肉店や焼き肉屋などにしか置いてなかったホルモンですが、スーパーだけでなく通販でも取扱いが増えチルド・冷凍品のホルモンが手に入りやすくなっています。近年、とても身近な存在になったので、ここでは自宅でも美味しく焼ける方法を紹介していきます。
ホルモンの自宅での下ごしらえ方
ホルモンの下ごしらえには、いくつかやり方があります。
・片栗粉をまぶす
・牛乳に漬ける
・酒に漬ける
・塩で揉む
片栗粉は汚れを吸着する性質があり、ホルモンにまぶして揉み込んだ後水洗いすることで臭みや表面の滑りを取ることができます。牡蠣の下処理でも使われる方法です。牛乳に漬ける事で臭みが取れるので、30分以上漬けてから洗い流します。羊肉などのジビエ料理でもよく使われる方法で、焼き肉屋でもよく使われる方法です。
酒に漬ける事で殺菌作用が働き、洗い流すことで臭みを取る効果があります。料理酒や日本酒でもいいですが、さらに度数の高い焼酎に漬けるのもおすすめです。塩にも殺菌作用があるので、揉み込んでから洗い流すと臭みや表面の滑りを落とすことができます。下味をつけるわけではないので、しっかりと洗い流しましょう。