高温多湿は何度?意味・定義は?避けて保存する方法や場所のおすすめも紹介!

高温多湿は何度か知っていますか?意味・定義はあるのでしょうか?今回は、<食品・お菓子>を高温多湿を避けて保存する方法に加えて、高温多湿を避けられる場所はどこかを紹介します。高温多湿を避けないとどうなるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 「高温多湿を避けて保存」ってどうすればいいの?
  2. 「高温多湿を避けて保存」は基本的に常温保存でOK
  3. 高温多湿は何度?定義や意味は?
  4. 高温多湿の定義・意味は具体的に決まっていない
  5. 常温保存の定義
  6. 高温多湿を避けて保存する方法は?場所はどこ?
  7. 「高温多湿を避けて保存」は15〜20度の冷暗所で風通しが良い場所で保存する
  8. 「高温多湿を避けて保存」を守らないとどうなる?
  9. 「高温多湿を避けて保存」をマスターしよう

「高温多湿を避けて保存」ってどうすればいいの?

「高温多湿を避けて保存してください」という表示があると、どこに保存すればよいのか困ってしまうときがあります。ここでは、「高温多湿を避けて保存」と記載されていた場合にどうすればよいか解説します。

「高温多湿を避けて保存」は基本的に常温保存でOK

「高温多湿を避けて保存してください」と食品やお菓子の包装に書かれていた場合は、基本的に常温保存で問題なく、冷蔵庫で保存する必要はありません。

保存方法に関して、常温で保存する以外に気をつけるべき点がない食品は、「常温で保存してください」等の表示を省略することができます。そのため、「◯度以下で保存する」等の表示がなければ、常温で保存することができます。

高温多湿は何度?定義や意味は?

「高温多湿を避けて保存」という言葉の高温や多湿とは、どのくらいの数値を指しているのでしょうか。ここでは、高温多湿の定義や意味を解説します。

高温多湿の定義・意味は具体的に決まっていない

高温多湿という言葉の高温とは何度以上の温度で、多湿とは湿度何%以上を指しているかという数値については、実は明確な定義は定められていません。食品の保存方法に関する法律は食品衛生法やJAS法などがありますが、これらの法律にも高温多湿の具体的な温度や湿度は定められていません。

常温保存の定義

常温保存とは、以下のような場所で保存することです。

・外気温をこえない平均的温度
・直射日光が当たらない冷暗所
・風通しの良い場所


高温多湿の定義は決められていませんが、「高温多湿を避けて保存」は常温保存を指しているため、ここでは代わりに常温保存の定義を紹介しました。

厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」では、常温とは外気温を超えない温度としています。また医薬品の規格基準書である日本薬局方では、常温は15~25度、室温は1~30度と規定しています。以上より常温は外の気温を超えない、およそ15〜20度であると考えられます。

高温多湿を避けて保存する方法は?場所はどこ?

常温保存の定義をふまえて、家の中で「高温多湿を避けて保存」できる場所には、どのようなところがあるのでしょうか。ここでは、高温多湿を避けて保存できる場所を具体的に紹介します。

「高温多湿を避けて保存」は15〜20度の冷暗所で風通しが良い場所で保存する

実用面を考えて、キッチン周辺で「高温多湿を避けて保存」できるのは、以下のような場所です。

・キッチンの収納棚
・ガスコンロの下の収納
・食器棚の引き出し
・パントリー(食品貯蔵室)


戸棚の中は空気がこもってしまいそうですが、よく開け閉めする場所であれば空気が循環するため問題ありません。戸棚の中に除湿剤を置くのもおすすめです。

ただし、キッチンに窓があると収納棚に直射日光が当たることがあるため、注意が必要です。しかし窓にカーテンやブラインドを取り付けることで、直射日光を防ぐことができます。シンク下の収納は、排水管があるため湿度が高くなりやすいため、避けるのが無難です。

「高温多湿を避けて保存」を守らないとどうなる?

「高温多湿を避けて保存」を守らないと、以下のようなことが起こります。

・食品が劣化して味が悪くなる
・食品にカビがはえる
・食品にダニが繁殖する

食品を高温多湿な場所に置くと、未開封で賞味期限内であっても食品の風味が悪くなる可能性があります。味が悪くなるならまだしも、カビやダニが発生した食品を口にしてしまうと、食中毒やアレルギーなどの健康被害につながります。

カビやダニは、湿気が多いと発生しやすくなる性質を持っています。風通しを良くしたり除湿剤を置いたりすることで、食品を保存する場所の湿度を低く保ちましょう。

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