鶏肉は再冷凍できる?食中毒の恐れは?保存期間や正しい解凍法を紹介!

鶏肉は再冷凍できるのでしょうか?食中毒などのリスクはあるのでしょうか?今回は、鶏肉を再冷凍するときの正しい手順や鶏肉を再冷凍した場合の保存期間を紹介します。鶏肉の再冷凍を見据えた正しい解凍方法や大量消費レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 鶏肉は再冷凍できる?食中毒の心配は?
  2. 鶏肉を5℃以下に保って解凍した場合は再冷凍が可能
  3. 解凍時に鶏肉を常温に戻した場合は食中毒などのリスクがある
  4. 鶏肉を再冷凍するときの正しい手順
  5. 鶏肉を再冷凍した場合の保存期間は?
  6. 鶏肉に下味をつけるか否かで保存期間は変わる
  7. ただし品質劣化も起こりやすいので調理時に確認しよう
  8. 鶏肉の再冷凍を見据えた時の正しい解凍方法は?
  9. 冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめ
  10. ただし流水・お湯・電子レンジでの解凍は細菌が繁殖しやすいのでおすすめできない
  11. 鶏肉の再冷凍をしなくて済む大量消費レシピ
  12. 鶏もも肉のチキンチャップ
  13. 鶏チャーシュー
  14. 鶏肉の再冷凍は正しい方法でやろう

鶏肉は再冷凍できる?食中毒の心配は?

鶏肉を調理しようと思って解凍したのに、急な用事で調理する時間がなくなってしまったときなど、解凍した鶏肉を再冷凍しても大丈夫なのか迷ってしまいます。ここでは解凍後の鶏肉の再冷凍は可能か解説します。

鶏肉を5℃以下に保って解凍した場合は再冷凍が可能

鶏肉は限られた方法で解凍された場合のみ、再冷凍することができます。細菌が繁殖しやすい温度が5〜60℃であるため、鶏肉の温度を5℃以下の状態に保てば細菌の繁殖をおさえながら鶏肉を解凍することができます。

鶏肉の解凍に最適な方法は冷蔵庫での自然解凍です。メーカーや機種にもよりますが、冷蔵庫の冷蔵室は2~5℃が適正温度であるとされています。そのため冷蔵庫に入れて解凍すれば、低い温度に保ったまま鶏肉を安全に解凍することができるのです。

解凍時に鶏肉を常温に戻した場合は食中毒などのリスクがある

解凍した鶏肉を再冷凍するとこのようなデメリットがあります。

・細菌が繁殖して食中毒がおこる危険がある
・鶏肉の組織が壊れてうまみ成分がドリップとして流出する
・鶏肉の水分が蒸発して乾燥し、風味が劣化する


冷凍した鶏肉を解凍する方法として流水にさらす、室温に置いておく、電子レンジを使うといった方法がありますが、これらの方法で解凍すると細菌が繁殖しやすい5〜60℃という温度帯に鶏肉を長時間さらしてしまうので、食中毒が発生するリスクが高まります。

ところで、スーパーで販売されている鶏肉のパックに解凍品と表示されているものがあります。解凍品とは、販売前に一度冷凍と解凍を行なっている商品という意味です。業務用として急速冷凍し、専用冷蔵庫で低温に保ったまま時間をかけて解凍されたものなので、解凍品の鶏肉を購入してから家庭で再冷凍しても問題ありません。

(*肉は再冷凍しても良いかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

肉・魚再冷凍して大丈夫?解凍後は食中毒でNG?加熱・味付けなど対処法も紹介!

鶏肉を再冷凍するときの正しい手順

冷凍されている鶏肉を解凍し、再冷凍する正しい手順を説明します。

①冷凍状態の鶏肉を冷蔵庫へ移す
②冷蔵庫内に24時間置いて鶏肉を解凍する
③鶏肉をラップで包む、冷凍バッグに入れるなどしてから、鶏肉を平らにした状態で冷凍庫に入れる


鶏肉を再冷凍する場合は、必ず冷蔵庫で解凍してください。解凍時に鶏肉からドリップとよばれるピンク色の汁が出ることがあるので、冷蔵庫の中が汚れないように皿やバットにのせて解凍するとよいでしょう。解凍時にドリップが出たら、鶏肉をキッチンペーパーで拭いて綺麗にしてから再冷凍してください。

業務用として販売されている大容量パックの鶏肉の場合は、冷蔵庫で解凍してから小分けにしてラップに包むか、ジップ付きの冷凍バッグなどに並べて入れて再冷凍すると調理に使いやすくなります。作業中はできるかぎり素手で触らず、調理用手袋や清潔な菜箸やトング、包丁、まな板を使って作業することで食中毒や風味の劣化をさらに防ぐことができます。

鶏肉を再冷凍した場合の保存期間は?

鶏肉をたくさん買ったものの、いつ調理するか予定が立っていないこともあるでしょう。鶏肉を解凍後に再冷凍したとき、冷凍状態の鶏肉はどの程度保存できるのでしょうか。

鶏肉に下味をつけるか否かで保存期間は変わる

鶏肉には水分が多く含まれているので、そのまま冷蔵庫で保存すると1~3日程度しかもちません。しかし冷凍すると保存期間を大きく延ばすことができます。

・鶏肉を加工せず、そのまま保存する場合は2~3週間
・鶏肉に下味をつけて保存する場合は3~4週間


鶏肉をそのまま冷凍するか、調理が簡便になるよう鶏肉に下味をつけるかで冷凍状態の鶏肉の保存期間は異なります。鶏肉に下味をつけて保存すると味がしみ込みやすくなり、解凍してすぐに調理することができるので調理時間を短縮することができます。下味をつけた方が保存できる期間も長くなるのです。

鶏肉を再冷凍するときにラップで包んで保存する場合は、品質劣化を防ぐために空気にふれないようしっかり包んでください。ジップ付きの冷凍バッグに入れる場合は、中の空気を抜くようにして袋を閉じましょう。

ただし品質劣化も起こりやすいので調理時に確認しよう

再冷凍する前の鶏肉の状態によっては、上記の保存期間内でも品質が劣化してしまうことがあります。

・鶏肉の色がピンクがかったベージュではなく、グレーにくすんでいる
・鶏肉から不快な臭いがする
・鶏肉を水洗いしてもヌルヌル感が残っている


解凍した鶏肉にこのような変化が見られた場合、品質が劣化している可能性があります。味が落ちるだけでなく食中毒の危険があるので、解凍後によく確認するようにしてください。このような品質の劣化を防ぐために、鶏肉を冷凍するときは鮮度がよいものを選びましょう。

鶏肉の再冷凍を見据えた時の正しい解凍方法は?

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