人参の葉に毒があるって本当?嘘?美味しい食べ方・レシピも紹介!
人参の葉に毒があると言われますが、本当でしょうか?今回は、人参の葉に毒があるのかを、〈味噌汁・天ぷら〉など美味しい食べ方・レシピとともに紹介します。加えて、人参の葉の栄養や効果・効能も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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人参の葉に毒はあるって本当?誤解されてる理由は?
人参はカレーやシチューに欠かせない身近な食材ですが、葉の使い道がわからず捨ててしまいがちです。破棄されることが多い人参の葉は、食べても問題がないのでしょうか。ここでは人参の葉に毒性があるのか、また活用レシピについて詳しく解説します。
人参の葉に毒はなく食べられる
人参の葉には毒はなく、安全に食べることができます。炒め物や汁物に入れるほか、生でも食べることができ、人参を凝縮した味わいを持っています。イタリアンパセリにも似た見た目をしていることから、パセリの代用品として料理に飾りつけるのもおすすめです。
人参の葉に毒があると誤解されている理由として「ドクニンジン」が挙げられます。ドクニンジンは名前に人参という名を含んでいますが、人参ではない別の有毒植物です。ドクニンジンは人参に似た葉を持つことからその名が付きましたが、人参のような根は形成しません。
人参の葉は毒性どころか栄養素・効能に期待できる!
人参の葉は生で食べられる上に毒性はなく、栄養価や健康効果にも優れています。ここでは人参の葉に含まれる栄養素について、期待できる効能とともに詳しく解説します。
①豊富なカロテン
人参やパセリに豊富に含まれているβ-カロテンは、実は葉の部分にも多く含まれています。β-カロテンはカロテノイドの一種で、主に緑黄色野菜に含まれる成分です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌細胞の修復や再生に効能を発揮します。抗酸化作用にも優れているため、高い美容効果が期待されるほか、免疫の向上やがん予防にも効果があります。
②ビタミン類が多い
人参の葉には、以下のようなビタミンが豊富に含まれています。
・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンK
ビタミンAは皮膚や目の粘膜に関わるビタミンで、別名レチノールとも呼ばれる成分です。ビタミンAは光受容型の膜タンパク質である、ロドプシンの合成に重要な役割を担っています。光の調節に関わることから、薄暗いところで視力を保つ働きがあります。
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれる、強い抗酸化作用を持つビタミンです。血液や肌細胞、脂質の酸化を防ぐ働きがあり、適量の摂取により動脈硬化や高血圧、血栓の予防に効能を発揮します。
ビタミンKは海藻類や緑茶などにも含まれる脂溶性のビタミンです。血液の凝固や骨の形成に関与しているほか、コラーゲンの生成を促進したり、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。このように、人参の葉には優れた効能を持つ栄養素が豊富に含まれています。
(*人参の葉の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
人参の葉の美味しい食べ方・レシピも紹介!
パセリのような見た目から、飾りつけに使われることも多い人参の葉ですが、工夫次第で様々な料理を楽しむことができます。ここでは人参の葉を美味しく食べられる人気のレシピを5つ紹介します。
①人参の葉のふりかけ
人参の葉のふりかけは、ごまの香ばしい香りが食欲をそそる1品です。炒めるとかさが減るため、葉の大量消費にもおすすめです。おかゆに入れたり、ちりめんじゃこと和えたりと様々なアレンジを楽しんでみてください。