天然たい焼きとは?養殖物との違い・見分け方は?味・製法など比較!
天然たい焼き(鯛焼き)とは何か知っていますか?養殖物と違いはあるのでしょうか?今回は、天然・養殖物のたい焼きの<型・味わい>など特徴の違い・見分け方を紹介します。<東京(浅草)・大阪>など地域別の天然たい焼きの有名店や、お取り寄せできる商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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天然物のたい焼き(鯛焼き)とは?何が天然?
和菓子の中でも若い人に人気のたい焼きですが、天然たい焼きと謳ったお店もあります。お菓子であるはずのたい焼きに、天然ものがあるとはどういうことでしょうか。ここでは、天然たい焼きとはどのようなものなのかを説明します。
天然たい焼きとは「一丁焼き」の鋳型で作られたたい焼き
天然たい焼きの定義は、一丁焼きと呼ばれる焼き型で作られるたい焼きのことで、1つの型につき1匹から2匹のたい焼きが作れます。たい焼きの元祖は、東京麻布にある浪花家と言われています。こちらは100年以上続く老舗の天然たい焼き屋で、現在でも1日に約2000匹の天然もののたい焼きを焼き続ける人気のお店です。
養殖たい焼きとは?天然物との違い・見分け方は?
たい焼きには天然の他に養殖たい焼きと呼ばれるものも存在し、両者には違いがあるようです。養殖たい焼きと天然たい焼きとの見分け方について知っておくと、たい焼きを買うときの楽しみにもなります。ここでは、天然たい焼きと養殖たい焼きの違いについて紹介します。
養殖たいやきは同時に複数匹焼かれて作られた「たい焼き」
養殖のたい焼きとは、同時に6~10匹以上ほど焼くことができるたい焼きのことです。短時間に大量に作れるので、お祭りの出店やスーパーのフードコートで取り入れられることも多く、天然たい焼きに比べて簡単に作れるのが特徴です。
養殖たい焼きと天然たい焼きの一番の違い・見分け方は「釜の型」
養殖たい焼きと天然たい焼きの一番の違いは、釜の形です。養殖のたい焼きは大きな型に生地を流し込んで作るのが特徴で、鉄製の型は軽く、作り手への負担が軽いことが挙げられます。一方天然たい焼きを焼く際は2kg以上の鋳型の釜を使うため、重く手への負担も大きいのが特徴です。作るには修行が必要で、時間をかけて専門の職人が作っています。
天然・養殖物の「たい焼き」の味わい・食感の違い
天然と養殖のたい焼きの味わいや違いは、さまざまな点が挙げられます。天然たい焼きは1匹ずつ時間をかけて職人が作ることになるため、皮が薄く歯触りの良い食感で、あんこも尻尾まで入った昔ながらのたい焼きです。
養殖のたい焼きは皮が分厚くしっとりしているのが特徴で、オーソドックスな皮のほか、クロワッサンや米粉の生地を使ったたい焼きも作ることも可能です。中の具材はあんこやカスタード・チョコクリームのほか、お好み焼きや肉が入ったおかず系のたい焼きを作っているお店もあります。
天然たい焼きはどこで食べれる?
天然たい焼きは多くの地域にお店があり、中には全国展開しているチェーン店もあるようです。天然たい焼きを販売しているお店を知っておくと、スムーズに購入できます。ここでは、天然たい焼きを取り扱うお店を紹介するので、参考にしてください。
東京
東京には、以下のように多くの天然たい焼きを作るお店があります。
・鳴門鯛焼本舗
・たい焼きわかば
・写楽
・柳屋
・鉄華
・浪花家総本店
東京では浅草に多くの天然たい焼き店があり、写楽や鳴門鯛焼本舗、浪花家などの多くのお店が出店する激戦区となっています。天然たい焼きは薄い皮にあんこが入った昔ながらのたい焼きですが、お店ごとに違いがあるため、食べ比べをするのもおすすめです。麻布十番にある浪花家総本店の2階席では、焼き立てのたい焼きを緑茶とともに楽しめます。