手作りガトーショコラの日持ちはどれくらい?賞味・消費期限が切れるとどうなる?
ガトーショコラの日持ちはどれくらいか知っていますか?今回は、手作りガトーショコラの賞味期限・消費期限はいつまでか〈常温・冷蔵庫・冷凍〉別に比較して紹介します。賞味期限切れた時の特徴や、日持ちする保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①匂い
賞味期限が切れて傷むと、生クリームやチョコレートの油分などが酸化した古い油のような嫌な匂いや、酸っぱいような匂いがします。ガトーショコラは色が濃く見た目では傷みが判別しにくいこともあるので、品質を確認する場合は、まず香りをしっかりと嗅いでみましょう。
②味
砂糖が多く水分が少ないガトーショコラは、賞味期限が切れると腐るよりも酸化することが多い様です。ガトーショコラで使用したバターやチョコレートの油脂が酸化することによって、古い油で調理した揚げ物のような味や、強い酸味を感じることがあります。
このように酸化した油の入ったものを食べると気分が悪くなる事もあるので、口に入れて異変を感じたら速やかに食事を中止しましょう。
③見た目
ガトーショコラが傷むと、表面にカビが生えることがあります。これは常温保存と冷蔵保存を繰り返すことで、温度差で水分が出てくることが原因のようです。また、トッピングのパウダーシュガーは水分を吸いやすくカビが発生しやすいので、トッピングをかけたまま保存をすることも原因の1つとなります。
賞味期限切れのガトーショコラにカビが生えていた場合も、食べずに速やかに破棄するようにしましょう。
手作りガトーショコラが一番美味しいのは?
賞味期限は5日ほど、消費期限は1週間ほどの手作りガトーショコラですが、焼き上がりから最も美味しい期間はいつなのでしょうか。
作った翌日・2日後が一番美味しい
ガトーショコラは、焼き立てよりも作った翌日や2日後が最も美味しいです。一晩寝かせることによって余分な空気が抜けて、ずっしりとした密度の濃い食感に変化します。また、生クリームやバターなどが時間をおくことで全体的に馴染むので、更にしっとりとした食感に仕上がります。
冷凍保存する場合も、上記のタイミングでガトーショコラを凍らせることによって美味しい状態をキープできます。プレゼントしたい日や食べたい日などから逆算して作ると、最も美味しいタイミングで愉しむ事ができるでしょう。
手作りガトーショコラの日持ちする保存方法は?
冷蔵保存を基本とする手作りガトーショコラですが、日持ちする保存方法はどのようなものがあるのでしょうか。冷蔵庫と冷凍庫でのそれぞれの保存方法の手順と、冷凍したガトーショコラの解凍方法を紹介していきます。
①冷蔵庫で保存する方法
手作りのガトーショコラを冷蔵庫で保存する方法は以下の通りです。
1. ガトーショコラが焼き上がったらしっかりと粗熱をとる
2. 冷めたことを確認してから切り分ける
3. 1カットずつ密閉するようにラップで包む
4. 冷蔵庫に入れて保存する
粗熱が残ったまま保存をすると、冷蔵保存した時乾燥の原因になり、日持ちしなくなるのでしっかりと冷ますようにしましょう。ただし、ガトーショコラは乾燥が大敵なので、粗熱が取れたらできるだけ早く切り分けて密封し、冷蔵庫で保管することが大切です。粗熱が取れるのを待つ時間がない場合は、上から新聞紙などの紙を被せて乾燥を防ぐことをおすすめします。
②冷凍保存する方法
手作りガトーショコラを冷凍庫で保存する方法は以下の通りです。
1. ガトーショコラが焼き上がったらしっかりと粗熱をとる
2. 冷めたことを確認してから切り分ける
3. 1カットずつ密閉するようにラップで包む
4. ラップで包んだものを密閉できる保存袋などにいれる
5. 冷凍庫に入れて保存する
ガトーショコラの保存手順の3番目までは冷蔵保存と同じで、できるだけ空気に触れないように密閉して乾燥や庫内の匂い移りを防ぐことを心がけましょう。
冷凍保存では乾燥や冷凍焼けで品質が劣化し、日持ちしない原因にもなるので、ラップで包んだものを密閉できる保存袋でさらに覆うことが大切です。また、金属トレイの上などに乗せるとガトーショコラに庫内の温度が伝わりやすく、急速冷凍ができるので劣化を防ぐ事が出来るでしょう。
冷凍したカドーショコラの解凍方法
冷凍したガトーショコラを常温で自然解凍すると温度差で水分が出たり、ラップに付着した霜で水っぽくなります。
そのため、約6時間ほどかけて冷蔵庫での低温解凍するのがおすすめです。たとえ急いでいても、電子レンジでの解凍は味が著しく味が劣化するのでおすすめできません。また、解凍したものはトースターで軽く焼くと、焼き立てのような食感を楽しむことができます。