コウイカの刺身はまずい?美味しい?隠し包丁など切り方・捌き方のコツも!
コウイカの刺身の味はまずい・うまいか知っていますか?美味しいかどうか気になりますよね。今回は、<隠し包丁>を使ったコウイカの刺身用の切り方・捌き方や、冷凍方法を紹介します。食べられない部位はどこかや、エンペラの食べ方に加えて、刺身以外の料理も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
コウイカの刺身用の捌き方・切り方
硬い甲羅をもつコウイカを刺身用として捌く際の手順は以下の通りです。
【手順】
1.コウイカをエンペラがついている背側を上にして置き、甲羅の真ん中に縦に包丁で切り込みを入れ切り開く
2.切り開いた皮を左右に大きく開き、中心にある甲羅を拭き取る
3.身と内臓を付けている薄い膜をはがす
4.墨袋を破らないように足を引っ張り、そっと内臓を抜きはがす
5.ゲソと内臓を取り除いた身を流水できれいに洗い、水気をよく拭き取る
6.身と皮の間に指を差し込み指をずらしながら、エンペラとともに引きはがす
7.身の底辺の肩愛部分を、包丁で切り落とす
8.左右のエンペラの間の皮が残っていれば、裾からめくってはがす
9.左右の硬い部分を、包丁で切りそろえる
10.内側の表面の白い薄皮を、できる限り剥く
11.胴とつながっていた部分に硬いところがあるので、包丁で削ぎ落とす
他のイカと比べて柔らかいコウイカですが、イカは比較的身が硬いので隠し包丁をいれたほうが食べやすいので入れることをおすすめします。また、イカは胴に対して横向きに繊維が入っているのでそれを断ち切るように縦に包丁を入れましょう。
生で食べる際に注意したいのが雄の生殖器の中に入っている精子です。イカの精子は生で食べると口の中に突き刺さってしまう事があるので絶対に生で食べないよう注意してください。最悪の場合、病院へ行く事態になるので雄の生殖器は丁寧に取り除きましょう。
コウイカのエンペラも刺身で食べられる
コウイカのエンペラも刺身で食べることができます。刺身としての捌き方は以下の通りです。
1.包丁を使って身からエンペラを切り離す
2.身と同様にエンペラの皮をはがす
3.エンペラの白い方にも薄い皮があるのではがす
4.隠し包丁を入れ1cm幅くらいに切り分けて完成
コウイカのエンペラはコリコリとした食感が楽しめるのが特徴です。もしコリコリとした軟骨の食感が気になる場合は取り除きましょう。味は濃厚な甘さが強く、とても美味しく食べられます。
コウイカの刺身以外の美味しい食べ方・料理は?
新鮮で甘みが強く肉厚なコウイカは刺身として食べるのがおすすめですが、その他にも炒め物や揚げ物など様々な料理に使用することで美味しく安全に食べる事ができます。ここでは、コウイカを美味しく食べられるレシピを3品紹介します。
①中華風炒め
下処理したコウイカを鶏がらスープの素や塩で炒め、ブラックペッパーでアクセントを付けることで簡単に中華風炒めの完成です。肉厚のコウイカは炒めてもぷりぷりとした食感が楽しめ、弁当のおかずにもおすすめの一品です。
②唐揚げ
片栗粉に鶏がらスープの素を混ぜることで簡単に味が付くので、下味を付けなくても美味しく食べられます。片栗粉をまぶす前にしっかりとコウイカの水分を拭き取ることで、揚げる時の油はねを防ぐことができるので、水分はしっかりと拭き取ってください。
③アヒージョ
コウイカはオリーブオイルで煮るアヒージョにしても、美味しく食べられます。オリーブオイルにコウイカの旨味がしみ出て、美味しいです。バッケトなどにオイルを浸して食べるのもおすすめです。
コウイカの刺身を食べてみよう
コウイカの刺身は肉厚でも柔らかく、ねっとりとした甘さが特徴的で美味しく食べられます。手順をおさえ注意点さえしっかり守れば家にあるもので簡単に捌くこともでき、イカの中では食中毒の心配も少ないです。紹介したポイントをおさえて、刺身で味わってみましょう。