オイカワを食べるには?下処理方法や塩焼きなど料理・レシピを紹介!
川魚のオイカワを食べる方法を知っていますか?今回は、オイカワを食べるための下処理方法や、〈塩焼き・甘露煮〉などおすすめ料理・レシピを紹介します。オイカワを食べる際の寄生虫の危険性や、まずいという評判も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
オイカワを食べるには?寄生虫に注意?
川魚のオイカワは、ハヤやカワムツなどとも呼ばれ、調理のしやすさからも親しまれています。ここではオイカワを食べる方法について詳しく説明しますが、オイカワを食べるときの注意点について紹介します。
オイカワは鱗の処理が少なく簡単に食べることが可能
オイカワは体長15㎝ほどの川魚で、ウロコの処理が少ないため、簡単に食べることができます。小さいので下処理も簡単で、塩焼きなどの簡単な料理なら包丁ではなくキッチンばさみで調理できるため、料理が苦手でも釣ってすぐに食べられます。
オイカワには寄生虫がいる可能性があるので生で食べるのは注意
オイカワには体の中に寄生虫が潜んでいることもあるため、食べるときには注意が必要です。オイカワ体に潜む腹口類吸虫のメタセルカリアは、食べると食中毒を起こす必要があります。人体に入ると下痢などの食中毒の症状が出ることがあり、大変危険です。
特に衰弱しているオイカワには、メタセルカリアが棲みついている可能性が高いため、食べるときにはオイカワの動きも注意して見極めるようにしてください。
オイカワを食べるための下処理方法は?
オイカワは川魚の中でも比較的簡単に釣れる魚のため、住んでいる地域の川にいるなら日常的に捕まえて食べるのも良いでしょう。海水魚とは違い、川魚であるオイカワは下処理が必要のため、方法を知ってから調理してください。
オイカワを食べるための下処理の方法
オイカワを食べる下処理に方法は、以下のとおりです。
1.頭を落として腹を開く
2.表面をこすって鱗を落とす
3.水気を取る
オイカワの下処理は、流水に流しながら行うと便利です。アウトドアなどの外で食べるときには、新聞紙やビニール袋の中で行うとよいでしょう。暴れているオイカワをおとなしくさせる方法としては、頭をはさみで殴って気絶させるほか、目を覆い隠す方法もあります。
オイカワは小さく、気絶させる方法は専門家でも難しいため、目を覆い隠して大人しくさせる方法がおすすめです。上記の動画では、オイカワの下処理は6:24ごろから始まります。
手順①ヌメリを取る
川魚についているヌメリは、独特の泥臭さの原因にもなっています。オイカワは小さく一匹ずつ洗うのは大変ですが、食感も悪くなりその後の調理もしにくいため、ヌメリは最初の段階で流水でしっかり流すようにしてください。
手順②軽めに鱗をとる
ぬめりを取った後は、ウロコを取る作業に入ります。オイカワのウロコは小さく薄いため、軽く指でこすって流水で流す程度で構いません。必要以上に触っていると鮮度が落ちてしまうため、手早く行うようにしましょう。
手順③内臓を処理する
表面の汚れやウロコを流したら、内臓を処理していきましょう。包丁で行うこともありますが、はさみを使うのがやりやすくおすすめです。頭を取った後に肛門までを一気に切り、内臓部分を流水で流しながら取っていきます。他の人が釣ったときの釣り針が内臓に残っていることもあるため、けがをしないように注意してください。
オイカワのおすすめ料理・レシピ5選!塩焼きが美味しい?
ここまでオイカワの生態や下処理を紹介しましたが、美味しい食べ方も知っておきましょう。川魚であるオイカワは、普段食卓に上ることも少ないかもしれません。いくつか紹介するので、食べるときの参考にしてください。
①塩焼き
魚を食べるときの最も基本的な食べ方である塩焼きは、オイカワでも作ることができます。釣ったその場で簡単に調理することもできるため、アウトドアで釣りをしたときにもおすすめの食べ方です。
②甘露煮
オイカワがたくさん釣れたら、甘露煮にするのも良いでしょう。お弁当にも持って行きやすく、甘辛い味付けでご飯も進みます。オイカワは体が小さく骨もそれほど固くはないため、丸ごと食べることができることから、カルシウムも摂取できるでしょう。
③南蛮漬け
さっぱりとした南蛮漬けは、お酒のおつまみとしてもおすすめの料理です。日持ちもするため、オイカワがたくさん釣れた時にもおすすめと言えるでしょう。オイカワの腹の中にある黒い部分は、料理の見た目を悪くするため、きれいに取り除くのがポイントです。
④天ぷら
天ぷらは魚の苦手な子供でも食べやすく、柔らかな川魚の身の美味しさを楽しめます。川魚は臭みが強いうえ、破裂する危険があるため、頭とワタは必ず取ってから揚げるようにしてください。
⑤アクアパッツァ
人気のアクアパッツァは海水魚を使うことが多いですが、川魚でも美味しく食べられます。画像はニジマスのため、かなり大きな印象ですが、オイカワは小ぶりな魚なので取り分けやすく、食べやすいのがメリットです。白ワインとも相性が良いため、おしゃれな食卓にしたい時にはおすすめです。
オイカワはまずい?美味しい?口コミ・評判は?
塩焼きだけでなく、甘露煮や天ぷらなどのさまざまな食べ方があるオイカワですが、味の感想は二極化するようです。ここでは実際に、オイカワを食べた人の感想を紹介します。まずいと感じた人の口コミも参考にして、食べるべきか考えても良いかもしれません。
オイカワをまずいと感じる人の口コミ・評価
オイカワをまずいと感じる人の中には、以下の意見があります。
・苦い
・臭みが強い
オイカワがまずいという人の意見には、苦味を感じたとの意見がありました。オイカワは猫マタギと言われるほどまずいと言われることもありますが、季節によって大きく味わいが違います。また、漫画での影響もあるとされ、先入観からくる意見も多いようです。
川魚であるだけに、海水魚にはない泥臭さを感じるとの口コミもあるため、食べ物の匂いに敏感な場合はあまりおすすめとは言えません。
オイカワを美味しいと感じる人の口コミ・評価
オイカワを美味しいと感じる人の、口コミも見てみましょう。
・臭みは感じない
・冬に食べたら美味しかった
・佃煮でご飯が進む
オイカワは寒い季節になると美味しくなると言われており、旬は秋から春にかけてです。泳いでいる水が冷たく、臭みが感じにくくなるためで、冬の時期に食べた人には美味しいと好評のようです。このことからも、オイカワは臭みがあってまずいと感じた人は、旬ではない季節に食べた可能性が高いと言えるでしょう。
一度食べた経験があり、まずいと感じたことがあるなら、季節をずらして食べることをおすすめします。
オイカワを食べる方法を知っておこう
オイカワを食べる方法はさまざまなものがあり、知っておくとキャンプなどのアウトドアがより楽しめることもあります。釣りを始めようと思ったときの初心者用の魚でもあるため、興味があるならぜひ食べる方法も覚えてみてください。