生クリームが固まらない・泡立たない原因は?対処法は?失敗した時のリメイクも紹介!
生クリームが固まらない・泡立たない原因を知っていますか?対処法やリメイクの仕方が気になりますよね?今回は、生クリームが固まらない・泡立たない原因を<乳脂肪分・温度・砂糖・手動>などに分けて、<レモン汁>などの対処法と一緒に紹介します。失敗した生クリームのリメイクも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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生クリームが固まらない・泡立たない原因は?
ケーキのデコレーションなど、お菓子作りでよく使われる生クリームですが固まらない・泡立たないことがあります。生クリームが固まらない・泡立たないのは、何が原因なのでしょうか。ここでは、生クリームが固まらない・泡立たない原因を5つ紹介します。
①生クリームの乳脂肪分が少ない
生クリームが固まらない・泡立たない原因の1つは、生クリームの乳脂肪分が少ないことです。生クリームは、乳脂肪分18%以上のものと法律で定義されているので植物性生クリームは厳密には生クリームではありません。
植物性生クリームはホイップやフレッシュなどの名称で販売されており、動物性生クリームに比べて泡立ちにくく固まるまでに時間がかかります。動物性生クリームは、乳脂肪分が35%や45%、47%など製品によって異なります。ホイップ状にして使う場合は、乳脂肪分40%以上のものがおすすめです。
②生クリームの温度が適切ではない
生クリームの温度が高いと、上手に固まらない場合があります。生クリームを泡立てる際は、よく冷えた生クリームを用意して生クリームが入っているボウルを氷水で冷やしながら作業します。また、調理器具の温度が高い場合も、生クリームの温度が上がり固まらない・泡立たない原因の1つです。
温度や室温が高い場合は、冷凍庫でボウルや泡立て器を冷やすなど常に低い温度をキープしながら作業が出来るようにしましょう。
③生クリームに砂糖以外を加えた
砂糖以外の甘味料を加えた場合も、生クリームが固まらない・泡立たない原因となります。オリゴ糖やはちみつ、パルスイートなどは、砂糖よりも粘度が低く分離しやすいため砂糖の代用として使う場合は注意が必要です。
食紅で生クリームを着色したい場合やチョコホイップにしたい場合は、泡立てる前に均一に混ぜてから泡立てると失敗しにくいです。また、砂糖以外のものを加える場合はゼラチンも一緒に加えると泡立ちが安定します。
④生クリームを混ぜるスピードが遅い
生クリームは、ボウルの側面に沿ってゆっくり円を描くように混ぜても泡立ちません。生クリームを上手に泡立てるには、スピーディーに混ぜ合わせることも大切です。手動で泡立てる場合は、ワイヤーの本数が多い泡立て器を使って縦方向に空気を含ませながら素早く泡立てます。また、ハンドミキサーを使うとより短時間で泡立てることができます。
⑤器具に水や油がついている
ボウルや泡立て器に水や油がついていると、泡立たない・固まらないことがあります。生クリームが分離してしまう原因にもなるので、必ず調理器具に水や油がついていないか確認してから作業しましょう。
生クリームが固まらない時の対処法・復活方法は?
生クリームが固まるまで時間が掛かる場合は、どうすればよいのでしょうか。ここからは、生クリームが固まらない時の対処法を紹介するので参考にしてください。
①生クリームを変える
生クリームが固まらない場合は、生クリームの種類を変えるのがおすすめです。タカナシや雪印メグミルク、スジャータなど生クリームを製造しているメーカーは多数あります。製菓材料の専門店では、パティシエなどのプロが使う種類も販売されています。
②生クリームにレモン汁を加える
生クリームを泡立てる際に使える、レモン以外の柑橘系果物は以下の通りです。
・すだち
・柚子
生クリームは、レモン汁を加えると生クリームのタンパク質が酸に反応して約半分の時間で泡立てることができます。生クリームの量に対して、1~5%のレモン汁を加えて泡立てるだけです。1%程度であれば、柑橘系の風味が気になることもないので試してみてください。
③生クリームにジャムを加える
いちごジャムやブルーベリージャムなど、ペクチンを含むジャムを加えると生クリームが固まりやすくなります。生クリームにジャムを加えると短時間で固まる理由は、ペクチンに砂糖と反応してゼリー状になる作用があるためです。
生クリームの正しい泡立て方は?
生クリームを短時間で、きめの細かいホイップにするにはいくつかコツが必要なようです。ここでは、正しい生クリームの泡立て方を紹介するので参考にしてください。
材料
・生クリーム
・砂糖
作り方・手順
生クリームは、以下の手順で泡立てると失敗しにくいです。
1、ボウルに生クリームと砂糖を入れる
2、泡だて器で砂糖が溶けるまで混ぜる
3、氷水に当てながら生クリームを泡立てる
泡立てる前に砂糖と生クリームを合わせておくと安定したホイップが作れます。生クリームの温度が上がらないよう、必ず氷水に当てながら泡立てましょう。気温や室温が高い場合は、調理器具を冷凍庫で冷やしてから作業します。
手動の場合、生クリームの泡立てには約5分ほどの時間が掛かります。混ぜすぎるとボソボソとした食感に仕上がったり、分離したりするので注意してください。
失敗した生クリームのリメイクは?
生クリームの泡立てに失敗した際に、リメイクする方法はあるのでしょうか。ここからは、失敗した生クリームのおすすめリメイクレシピを紹介します。失敗した生クリームも、美味しく活用できるので試してみてください。
①泡立たない生クリームの救済レシピ
ココア味になってしまいますが、上手に泡立たず固まらない生クリームに純ココアを加えて混ぜるだけで固さが復活します。純ココアがダマにならないよう、全体的にしっかりと混ぜるのがコツです。
②生クリームカップケーキ
泡立ちがゆるく、失敗してしまった生クリームのリメイクレシピです。ホットケーキミックスを使うので、簡単に美味しいカップケーキが作れます。レシピでは胡桃を使用していますが、好みで他のトッピングに変えても美味しいです。
③レアチーズケーキ
砂糖を入れて泡立てたものの、上手に泡立たなかった生クリームのリメイクに最適なレシピです。ゼラチンは、大さじ1の水でふやかしてから電子レンジで温めて完全に溶かします。甘さ控えめなので、好みのジャムを添えて食べてください。
生クリームが固まらない原因と対処法を知っておこう
生クリームが固まらない原因はいくつかありますが、レモン汁やジャムを加えることで対処できます。生クリームを泡立てる際は、乳脂肪分の高いものを選んで温度や水気に気をつけましょう。もし泡立たない場合は、今回紹介した対処法やリメイクレシピを参考にしてください。