ブラウントラウトの味は？まずい？口コミや刺身・塩焼きなど料理も紹介！

釣りをする人の間で、ブラウントラウトと呼ばれる魚が注目を集めています。一見すると鮭のようですが、味や食べ方などはあまり知られていないようです。まずはブラウントラウトが、どのような魚なのかについて説明します。

ブラウントラウトはマス類の外来種で、ニジマスの仲間に当たります。もともとはヨーロッパを中心に生息しており、日本のニジマスとは違い、茶褐色の体に赤い斑点があるのが特徴です。日本では長野県より北の川や湖沼に生息しており、20cmから50cmと大型の魚で見た目もニジマスに近く、釣り人の間でも人気の魚です。

ニジマスの仲間のブラウントラウトは、釣りの後に食べられることもあります。市場には出回ることがあまりないため、どのような味なのか気になるかもしれません。ブラウントラウトの味の特徴や似た味の魚も紹介するので、レシピを考えるときの参考にしてください。

ニジマスの仲間の外来種であるブラウントラウトの味わいは、さっぱりとしているのが特徴で、食べやすいといわれます。ニジマスと比べられることもありますが、身がしまり淡白な味わいで揚げ物として食べるのに向いており、脂濃さを感じることなく美味しく食べられます。

ブラウントラウトは、トラウトサーモンに味が似ているとされています。サーモントラウトはスーパーなどで、刺身や切り身になって売られていることがあります。サーモントラウトは脂ののりやとろけるような味わいが特徴ですが、それよりもブラウントラウトは脂が少ないと考えるとイメージしやすいでしょう。

このことからブラウントラウトは、日本人が食べても違和感なく美味しく食べられると考えられます。

ブラウントラウトは味は美味しいといわれることが多いようですが、中には口に合わずまずいと感じる人もいるようです。ここではブラウントラウトの味わいが、美味しいと感じる人と、まずい感じる人の両方の感想を紹介します。

ブラウントラウトは、基本的に美味しいといわれていることが多いですが、まずいと感じる場合は何が原因なのかを知っておきましょう。誰かにもらった時でも原因を知っておけば、美味しく料理して食べることができます。

ブラウントラウトがまずいと感じる場合は、嗜好の違いが挙げられます。これはブラウントラウトの味が悪いわけではなく、個人の好みのよるところが大きいでしょう。焼き魚などのシンプルな調理方法でまずいと感じる場合は、煮物などの味付けが濃いめの料理に調理するのがおすすめです。

ブラウントラウトがまずいと感じた人は、食べたものが旬でなかった可能性があります。ブラウントラウトは旬によって、味わいが大きく変わります。ブラウントラウトの旬は春から夏にかけてですが、この時期はさっぱりとしているのが特徴です。秋から冬になると脂がのるため、コクのある魚の味わいが好きなら、釣りは涼しくなってからのほうがよいでしょう。

ブラウントラウトは人によっては泥臭さなどの風味に違和感を感じ、まずいと感じる人もいるようです。できるだけブラウントラウトを美味しく食べるためにも、調理のコツを覚えておきましょう。

ブラウントラウトを釣った時には、必ずその場で血抜きを行いましょう。やり方はブラウントラウトが生きているうちに、えらを切って水につけておくだけです。簡単ではあるものの、すぐにやらないと魚にストレスがかかり、味が落ちてしまいます。

ブラウントラウトの血抜きを行ったら、次は食塩水に浸けておきます。ブラウントラウトは河川や湖沼に生息する魚のため、そのままでは泥臭さを感じますが、食塩水に浸けておくことで軽減されます。淡水の水辺で釣りをするときには、必ず塩を携帯しておくとよいでしょう。

ブラウントラウトを食べるときには、食中毒対策を必ず行うようにしてください。ブラウントラウトには寄生虫が潜んでいることがあり、気づかずに食べると食中毒の危険があります。食中毒対策には冷凍処理と加熱処理がありますが、使いたい料理に合わせて活用しましょう。

刺身やカルパッチョなど生食で食べる場合は、冷凍して中までしっかり凍らせた後に、冷蔵庫でゆっくり解凍してから調理を開始します。

ここからは、ブラウントラウトのおすすめの料理方法を紹介します。ブラウントラウトはあまり流通していない魚ではありますが、サーモンやニジマスと同じように食べることができます。

ブラウントラウトは、刺身にして食べることができます。刺身はサーモンよりもあっさりしており、後味もくどさを感じることがありません。養殖はされておらず、泥臭さを感じることがあるほか寄生虫の問題もあるため、刺身にするなら下処理は必ず行うようにしましょう。

ブラウントラウトは鮭と同じように、シンプルな塩焼きもおすすめです。和食として食べるのに向いている魚で、おにぎりの具材として使うのもよいでしょう。釣りで捕獲した場合は、捌いて切り身の状態で冷凍すると、お弁当にも入れられます。

ブラウントラウトは外来種であるだけに、ハーブ焼きにも向いています。泥臭さが心配な場合にも、塩焼きほど気になることがなく美味しく食べられます。白ワインにも合うため、おしゃれなディナーにしたいときにもおすすめです。

ブラウントラウトを和食にして食べたいけれど、泥臭さも気になる場合には酒蒸しにしてみましょう。料理酒とともに泥臭さが飛び、気になることなく美味しく食べられます。こちらはシンプルな酒蒸しですが、キノコや野菜とともにホイル蒸しにするのもよいでしょう。

あっさりとした味わいのブラウントラウトは、フライにするのにも適しています。身が引き締まっているため、歯ごたえもしっかり感じられ、タルタルソースとも好相性です。大きいので食べ応えもあり、お弁当に入れても喜ばれます。

夏が旬のブラウントラウトは、冷製パスタの具材にしても美味しく食べられます。脂濃さがないため、冷製パスタにしても口の中がぬるつくことがありません。市販のイタリアンドレッシングで簡単に味付けできるため、調理も簡単です。

外来種として見られることもあるブラウントラウトは、刺身や塩焼きなどで食べることができるため、放流せずに食べてしまうのがよいでしょう。味も総合的に美味しいと概ね好評で、大型魚なので節約にも役立ちます。泥臭さなどの気になる点も下処理をすれば和らぐため、ぜひブラウントラウトを食べてみてください。