バターをクリーム状にする理由やコツは?溶かしすぎた時の対処法は?レンジなどの時短も紹介!

バターをクリーム状にする理由やコツを知っていますか?どのくらいかかるのか気になりますよね。今回は、バターをクリーム状にする理由や、<湯煎・レンジ・泡立て器>などどのくらいかかるかやコツに加えて、溶かしすぎた時の対処法を紹介します。バターをクリーム状にするときの時短方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. バターをクリーム状・ポマード状にする理由は?
  2. バターのクリーム状とは
  3. バターをクリーム状にする理由は食感を良くするため
  4. バターをクリーム状にするやり方・コツは?どのくらいかかる?
  5. バターをクリーム状にするのにかかる時間
  6. バターをクリーム状にする方法①室温で放置
  7. バターをクリーム状にする方法②湯煎
  8. バターをクリーム状にする方法③電子レンジ
  9. バターをクリーム状にする方法④ドライヤー
  10. バターをクリーム状に練る方法
  11. バターがクリーム状にならない・溶かしすぎた時の対処法は?
  12. バターがクリーム状にならない時は電子レンジなどを利用しよう
  13. バターを溶かしすぎた場合は戻せないので注意
  14. バターをクリーム状にしてみよう

バターをクリーム状・ポマード状にする理由は?

クッキーやマフィンなどのお菓子作りをする人は、クリーム状・ポマード状にしたバターを用いることを知っている人は多いでしょう。今回はバターをクリーム状にする理由について、詳しく紹介するので参考にしてください。

バターのクリーム状とは

バターをクリーム状にすることは、クッキーやタルト、パウンドケーキなどを作る際には欠かせない重要な工程です。バターを液体へと溶かすのではなく、常温で柔らかくしたうえで練るとクリーム状になり、ポマード状とも呼ばれます。クリーム状にすることによって、もともとバターに含まれている空気を逃さずに、砂糖などの材料を混ぜ込みやすくします。

バターをクリーム状にする理由は食感を良くするため

クリーム状のバターを用いてお菓子を作る際、何を作るかによって相応しい空気の含ませ具合があるので、以下で紹介します。

【空気を含ませずに作る】
・クッキー
・タルト

【空気を含ませて作る】
・パウンドケーキ
・マフィン


バターをクリーム状にする理由は、お菓子の食感を良くするためですが、空気を含ませずに作る方法と含ませて作る方法があります。クリーム状のバターが持つショートニング性を生かして作るお菓子は、空気を含ませずに作るクッキーやタルトで、サクサクとした食感を生み出します。

ショートニング性とは、クリーム状にしたバターがグルテンの形成を抑えたり、でんぷん同士が結びつくのを防いだりする特性です。サクサクとした食感の良いクッキーやタルトを作るには、クリーム状のバターに砂糖を加えた後は、空気をなるべく含ませないように混ぜるのが重要です。

一方、クリーム状バターのクリーミング性を生かして作るのが、軽い食感が特徴のパウンドケーキやマフィンです。クリーム状にしたバターに空気を含ませながら砂糖を混ぜ合わせると、細かい気泡を含んだ生地になり、焼いた際に膨張してふんわりとした食感を生みます。

バターをクリーム状にするやり方・コツは?どのくらいかかる?

バターをクリーム状にするには、常温にする過程と練る過程があります。ここでは、それぞれの工程のやり方やコツについて紹介します。クリーム状にするまでにかかる時間や、練る方法についても解説するので参考にしてください。

バターをクリーム状にするのにかかる時間

方法 時間
常温で放置 夏は30分・冬は3~4時間
湯煎 5分
電子レンジ 5分
ドライヤー 10分

上記の表は、バターをクリーム状にするのにかかる時間です。バターをクリーム状にするには、まずはバターを常温に戻し、そのバターをクリーム状になるまで練ります。常温に戻したバターがクリーム状になるまでの練る時間は、2~3分程度と長い時間はかかりません。バターをクリーム状にするのにかかる時間は、どのようにバターを常温に戻すかで異なります。

常温でバターを放置する場合、バターが常温に戻るまでにはかなりの時間がかかるため、焼き上がりまでの時間を逆算して用意することが必要です。常温でバターを放置する時間を取れない場合は、湯煎や電子レンジを用いるなどの方法があります。以下でバターをクリーム状にする方法を説明するので、自分にとってやりやすい方法を選択してください。

バターをクリーム状にする方法①室温で放置

バターをクリーム状にするにあたって、バターを室温で放置する方法の手順を紹介します。

①バターをサイコロ状に切って常温に置く
②ヘラが簡単に入るようになったら練る


バターが柔らかくなるまでの時間を少しでも短くするために、バターをサイコロ状に切ることをおすすめします。クリーム状のバターは、白っぽくなめらかになり、マヨネーズくらいの柔らかさが目安です。クリーム状のバターは20~23℃が適温と言われているので、室温もその温度に近づけるとよいでしょう。

バターをクリーム状にする方法②湯煎

バターをクリーム状にするための、バターを湯煎で常温に戻す方法を紹介します。

①バターをサイコロ状に切る
②熱湯を入れた大きめのボウルを用意する
③バターを入れたボウルを②のボウルに2~3秒入れる
④ボウルを湯から外してバターの柔らかさを確認する
⑤まだバターが固いようなら湯煎を繰り返す
⑥柔らかくなったら練る

熱を伝わりやすくするために、バターをサイコロ状に切ってください。ステンレスは熱伝導が高いため、ステンレスのボウルを使う場合は特に、2~3秒ごとにバターの柔らかさを見て混ぜるのがおすすめです。ボウルの底は熱が高く溶けやすいので、バターが完全に溶けることがないように注意しましょう。

バターをクリーム状にする方法③電子レンジ

電子レンジを活用して、バターを常温に戻す方法は以下のとおりです。

①バターをサイコロ状に切る
②200wで5~10秒加熱する
③柔らかさを確認して足りない場合はさらに5~10秒加熱する
④柔らかくなったら練る


短時間でバターを常温に戻したい場合、電子レンジを活用するのも手軽でおすすめです。ほかの方法と同じように、バターをサイコロ状に切り分けてから、低出力で5~10秒ずつ様子を見てその都度混ぜてから加熱します。想定よりも早く溶けてしまうことも多いので、バターが柔らかくなり形が残っている状態でレンジから出すようにしてください。

バターをクリーム状にする方法④ドライヤー

ドライヤーを用いて、バターをクリーム状にする方法を紹介します。

①バターをサイコロ状に切る
②ボウルなどに入れてラップをかける
③ドライヤーをかけて温める
④柔らかくなったら練る


バターはサイコロ状に小さく切り、熱を伝わりやすくするために密着するようにラップをかけます。バターの柔らかさを確認しながら、ドライヤーで温めてください。ドライヤーを活用する方法は、バターを少しずつ温められるので失敗が少ない方法です。

バターをクリーム状に練る方法

バターをクリーム状に練る方法は以下のとおりです。

①常温に戻り中心まで柔らかくなったバターを用意する
②泡立て器やヘラを使ってバター全体がなめらかになるまで練る

常温に戻したバターを、なめらかになるまで2~3分程度よく練ってください。空気を良く含ませたい場合は、泡立て器のほかに、ハンドミキサーを使うのもおすすめです。固いバターが残っていた場合は、練りながら潰すようにして全体がなめらかな状態にしてください。

バターがクリーム状にならない・溶かしすぎた時の対処法は?

ここでは、バターがクリーム状にならない場合や、バターを溶かし過ぎてしまった場合の対処法を紹介するので参考にして下し亜。

バターがクリーム状にならない時は電子レンジなどを利用しよう

特に冬の場合ですが、室温が低く常温に放置してもクリーム状にならないことがあるので、そういった場合は電子レンジなどを活用してください。バターは18度を超えると柔らかくなり始めるため、バターがクリーム状になるには、それ以上の室温である必要があります。

バターを溶かしすぎた場合は戻せないので注意

バターを溶かし過ぎて液体になった場合は、冷蔵庫に戻しても固くはなりません。液体のバターは空気を含ませることができないため、クッキーやパウンドケーキのお菓子作りに用いると、出来上がりが固くなってしまいます。溶けてしまったバターは料理に使うなどして、お菓子作りにはクリーム状のバターを用いてください。

バターをクリーム状にしてみよう

お菓子作りに欠かせないクリーム状のバターは、コツを掴めば簡単に作れます。液体のバターにならないようにするには常温で戻すのが最も安心ですが、ほかの方法は短時間で作れるので試してみてください。

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