玉ねぎは収穫時期に葱坊主ができる?葱坊主は食べれる?レシピは?

玉ねぎに葱坊主が出来るのは収穫時期だからか知っていますか?今回は、玉ねぎに葱坊主が出来る原因や、花を咲かせて種をとるなどの対処法を紹介します。玉ねぎの葱坊主が出来ない育て方や、葱坊主のおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 玉ねぎに葱坊主が出来た…収穫時期?
  2. 玉ねぎに葱坊主が出来たのは収穫時期だからではない
  3. 玉ねぎに葱坊主が出来る原因は?
  4. ①植え付け時期が早すぎたから
  5. ②苗が大きすぎたから
  6. ③肥料の量やバランスが適量ではなかったから
  7. 玉ねぎに葱坊主が出来た時の対処法は?
  8. ①葱坊主を切って早めに収穫する
  9. ②花を咲かせて種をとる
  10. ③食べる
  11. 玉ねぎに葱坊主が出来ない育て方は?
  12. 玉ねぎの葱坊主のおすすめレシピ3選!
  13. ①春の味ねぎ坊主の天ぷら
  14. ②葱坊主と筍姫川のぬた
  15. ③葱坊主のぺペロンチーノ風
  16. 玉ねぎに葱坊主が出来るのは収穫時期だからではない

玉ねぎに葱坊主が出来た…収穫時期?

玉ねぎの葱坊主とは、玉ねぎの花の事です。玉ねぎに葱坊主が出来たのは収穫時期がきたからなのでしょうか。見た目が愛らしい葱坊主ですが、家庭菜園だと失敗だと思われがちな葱坊主が、どうして出来るのか紹介します。

玉ねぎに葱坊主が出来たのは収穫時期だからではない

玉ねぎに葱坊主が出来たのは、収穫時期だからではありません。玉ねぎに葱坊主が出来ると、収穫時期が過ぎた合図です。玉ねぎに葱坊主が出来ると、玉ねぎは「とう立ち」と言う状態になります。とう立ちとは、花芽が付いた茎が伸びた状態です。これは、植物が花を咲かせ、種子を作る生殖行動の時期に入ったことを指しています。

とう立ちした玉ねぎは、可食部部分の栄養が種子を作っている葱坊主に吸収されていくのが特徴です。栄養が吸われた玉ねぎは、栄養を吸われた結果、葱坊主が咲いていない玉ねぎより味が落ちてしまいます。

また、葱坊主が出来た玉ねぎは栄養が足りていないので保存にも向いていません。無理に保存しようとしても、すぐに腐ってしまいます。そのため、葱坊主が出来た状態は、収穫時期は過ぎてしまっていると言えます。

玉ねぎに葱坊主が出来る原因は?

玉ねぎに葱坊主が出来てしまうと、玉ねぎの可食部部分の味が落ちたりします。そのため、玉ねぎを栽培する際には葱坊主が出来てしまうと失敗だと思いがちです。どうして玉ねぎに葱坊主は出来てしまうのでしょうか。ここでは、葱坊主が出来る原因を紹介します。

①植え付け時期が早すぎたから

植え付け時期が早すぎる事は、葱坊主が出来る原因になります。玉ねぎの種や苗は植えられた瞬間から生長をはじめ、一度生長が止まり冬を越します。春になり、再び生長が始まり3月から7月に収穫時が可能です。

種を植える時期を急いでしまうと、冬になって生長が止まるまでに大きく育ちすぎてしまいます。春を迎え再び生長が始まった際に玉ねぎが大きくなっていると、玉ねぎは種子を作るためにとう立ちを始め、葱坊主を咲かせます。

②苗が大きすぎたから

苗が大きすぎる事は、葱坊主が出来る原因になります。玉ねぎの栽培の始め方は種を植える方法と、苗を植える方法がありますが、苗を植える場合は大きさに注意が必要です。

苗の大きさが、5mm以下のものだと冬の寒さに耐えきれず冷害に遭いやすくなります。また、15mm以上の苗を使ってしまうと、冬までに生長しすぎてしまい春になって葱坊主が出来てしまいます。

③肥料の量やバランスが適量ではなかったから

肥料の量やバランスが適量でないと、葱坊主が出来る原因になります。玉ねぎは生長を促すために、肥料を与えます。肥料は植物を大きく育てるための、大事な栄養です。しかし、与えすぎてしまうと春を迎える前に玉ねぎが大きくなりすぎてしまいます。

また、複数の玉ねぎを育てている場合には、全ての玉ねぎに平等に肥料を与えることも大切です。葱坊主を咲かせないためには、肥料はバランス良く与えると同時にタイミングを考える事が大切です。

玉ねぎに葱坊主が出来た時の対処法は?

肥料の量や、植え付け時期などに注意することによって葱坊主を咲かせないための対策ができます。しかし、どれだけ玉ねぎの生長に気をつけていても、葱坊主が出来てしまうことがあるでしょう。ここでは、玉ねぎに葱坊主が出来た時の対処法を紹介します。

①葱坊主を切って早めに収穫する

玉ねぎに葱坊主ができたら、切って早めに収穫してください。家庭菜園に失敗したと考えて、葱坊主をそのままにしておくと、可食部部分の栄養が吸われていきます。玉ねぎの可食部部分は栄養が吸われると、球の大きさがどんどん小さくなり、味が落ちていきます。

また、葱坊主をそのままにしておくと、球の中に硬い芯が出来て食べることができません。葱坊主が出来ているのを発見した際には、すぐに切り落とし早めに収穫する事で、球は小さいですが食用として食べることが可能です。しかし、保存には向いていないので、収穫したらなるべく早めに調理してください。

②花を咲かせて種をとる

玉ねぎに葱坊主ができた時の対処法として、花を咲かせて種をとる方法があります。葱坊主は玉ねぎの花なので、最後には葱坊主が枯れて玉ねぎの種子が出来上がります。種子を収穫して保存していれば、次の玉ねぎの栽培に使用する事が可能です。

葱坊主は枯れた後に真っ黒な種子を付けます。そのままの状態で種子を回収しようとすると、種が付いた部分が弾けて回収できない可能性があります。そのため、種子を回収する場合は最初に葱坊主を刈り取り、風通しのいい場所で乾燥させてください。乾燥した葱坊主は軽く手で揉むだけで、種子を集めることが出来ます。

③食べる

葱坊主は食べることが可能です。葱坊主の食べごろは、開花をする前の蕾の状態です。ねぎの風味が強く、ふきのとうの様なほろ苦さを持ち合わせています。また、葱坊主は種子を作るための栄養をたっぷりと蓄えているので、栄養価も高いです。

葱坊主は天ぷらから炒めもの、味噌汁の具材にも適しています。この記事ではおすすめの調理方法を紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

玉ねぎに葱坊主が出来ない育て方は?

葱坊主の対処法を知っていても、玉ねぎを栽培している際には出来てほしくないでしょう。玉ねぎに葱坊主が出来にくくするポイントは以下の3つです。

・玉ねぎの種や苗を植える時期
・玉ねぎの種や苗の大きさ
・玉ねぎを植えた後の肥料のまき方

玉ねぎの種や苗は、基本的に8月から9月に植えてください。苗を植える時期に気をつけることで、玉ねぎが育ちすぎるのを防ぐことが出来ます。また、苗の大きさは6から14mmの物を用意してください。大きすぎると育ちすぎてしまうので、葱坊主が出来る原因になります。

最後に、肥料を与えるタイミングも重要です。玉ねぎの状態にもよりますが、一般的な目安は種を植えた半月後、1月中から2月中さらに3月上旬の三回です。肥料は与える時期と、肥料の与え方に偏りが出ないようにしましょう。

玉ねぎの葱坊主のおすすめレシピ3選!

玉ねぎの葱坊主は、開花をする前の蕾の状態で食べることができます。スーパーや八百屋ではあまり見かける事はありませんが、家庭菜園だと食べられるのが醍醐味です。ほろ苦い春の味の葱坊主を使ったレシピを3品紹介します。

①春の味ねぎ坊主の天ぷら

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1980019830/

葱坊主は葱の爽やかさと、わらびのようなねっとりした触感が楽しめます。収穫した葱坊主をそのまま天ぷらにする事によって、葱坊主本来の風味が口いっぱいに広がります。シンプルに塩をかけて味わってください。

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②葱坊主と筍姫川のぬた

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1990034896/

ぬたとは、細かく切った肉や野菜を酢味噌で混ぜ合わせた料理です。しかし、こちらのレシピは湯がいた葱坊主をそのまま、細切りにした筍を酢味噌で和えています。さっぱりとした酢の酸味と葱坊主の風味がよく合います。

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③葱坊主のぺペロンチーノ風

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1200010855/

葱坊主は和食だけでなく、洋食とも相性が良いです。ペペロンチーノ風に仕上げたこちらのレシピでは、甘みのある葱坊主が、にんにくや赤唐辛子の風味や辛味をまといビールが進みます。

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玉ねぎに葱坊主が出来るのは収穫時期だからではない

玉ねぎに葱坊主が出来るのは、収穫時期だからではありません。葱坊主が出来てしまうと収穫時期が過ぎてしまっています。しかし葱坊主自体の楽しみ方もあるので、葱坊主ができてしまったら栽培に失敗したと思わずに、美味しく食べてみてください。

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