ネギ坊主ができたら?食べられる?栄養価や美味しい食べ方・レシピを紹介!
【野菜ソムリエ監修】ネギ坊主とは何か知っていますか?食べられるのでしょうか?ネギ坊主は、食べないものだと思っている人も多いでしょう。今回は、ネギ坊主ができた時の対処法や、栄養価・効能など紹介します。〈天ぷら〉など、ネギ坊主の食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ネギ坊主とは?
畑の中に生えた、かわいい姿のネギ坊主を見たことがある人もいるでしょう。あるいは、保存していたネギにネギ坊主が生えてしまった経験がある人も多いかもしれません。ここでは、ネギ坊主について紹介していきます。
ネギ坊主は「ネギの花」
ネギ坊主は、数十輪から千輪以上のとても小さな花がたくさん集まって咲いている、ネギの花の蕾です。食用のネギのネギ坊主は、観賞用としてはあまり用いられませんが、紫色のネギ坊主ができる観賞用の品種もあります。
ネギ坊主ができる条件・時期
ネギ坊主は春になると出始めてきますが、なぜ春頃に出始めるのかというと、それは以下に説明するネギの性質に理由があります。
ネギの苗は、一定の大きさまで成長すると、一定の期間低温を感じることで芽花を形成し始める性質があります。その後、日が長くなり気温が上がってくるにつれてネギ坊主も伸びてくるため、このような条件が揃った春はネギ坊主ができる時期であると言えるでしょう。
ネギ坊主ができたらどうする?
家庭菜園でネギを栽培している人も多いでしょう。ネギ坊主ができにくい品種もあるようですが、予期せずネギ坊主ができてしまった場合は、どのようにしたらよいのでしょうか。ここでは、ネギ坊主ができてしまった際の対処法について紹介します。
①ネギ坊主は食べられる!
ネギ坊主が出来てしまったネギ本体は味が落ちてしまいますが、ネギ坊主はいろいろな料理に使えるので、上から10センチほどの部分をカットして味わってみましょう。ただし、花が咲いてしまうと固くなってしまうので、花が咲く前に摘み取りましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ネギは根っこが残っていれば葉の部分をカットしてもまた伸びてくるとても強い野菜ですが、ネギ坊主ができてしまうとその成長も止まるので、食べ頃のうちにネギ坊主を収穫して味わってみてください。
②ネギ坊主を成長させて種を採ってもOK
食べ頃のネギ坊主の時期が過ぎ、花が咲いてしまったネギ坊主は、しばらく経つと花が枯れて黒い種が表面に見えてきます。このような状態になった場合はこの種を採取し、翌シーズンのネギの栽培に活用することも可能です。
ネギ坊主の栄養価・効能は?
ネギ坊主のできたネギは、栄養のほとんどがネギ坊主に移り、種を作るための栄養として使われていきます。よって、種ができる前のネギ坊主には栄養が豊富に含まれていることが推測されます。ここでは、ネギ坊主の栄養価・効能について説明しましょう。